はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

怪しい法人の怪しい怪答?

2009-06-17 | 風力発電

2009年6月17日(水曜日)
今年の4月から、風力発電の建設のための補助金は
一般社団法人・新エネルギー導入促進協議会という
NEDOの外郭団体が交付することになった・・・

聞きなれない一般社団法人って一体何なんだ?

一般社団法人とは、
平成20年12月1日に施行された
「一般社団法人および一般財団法人に関する法律」
によって設立される法人


・「一般社団法人」という文字を使う<o:p></o:p>


・0円でスタートできる
(資本金にあたる基金がいらない)
<o:p></o:p>


・2人で設立可能
社員が2人以上いれば設立
ただし役員として理事1人を置く必要がある<o:p></o:p>


・公益性は問われない
従来の「社団法人」と異なり、
事業内容に公益性がなくても設立できる。
つまり個人の利益追求でもOK<o:p></o:p>


・登記のみで設立が可能
主務官庁から認可を受ける必要はなく、
登記申請のみで設立することができるのも
大きな特徴<o:p></o:p>


・誰でもできる法人
これまでは主務官庁からの許可がなければ
設立できなかった法人が、
新制度のもとでは条件さえ整えて申請すれば、
誰でも設立できる<o:p></o:p>


・税制上、優遇される可能性もある
公益性がなくても設立できる一般社団法人だが、
非営利が徹底されている事業についてのみ
法人税が非課税になるという
大きなメリットがある

なんだか、これだけでも胡散臭いぞ~

さて、わたくしは今回の一般質問をするに
あたり、先日、この
一般社団法人・新エネルギー導入促進協議会に
電話をかけました。

もしもし・・・ 

はい・・・

おいおい、社名ぐらい言えよ! と心のなかで
つっこみながら、
そちらは、
新エネルギー導入促進協議会でしょうか?

はい・・・

補助金申請についてお聞きしたいことがあって
お電話しました。
敦賀市の市議会議員の今大地はるみといいます。

どういうことですか?

風力発電建設に対する補助金についてです。

あ~、じゃぁ、担当とかわります。

のっけから、頼りない電話番の応対に
やるきあんの? とムラッ・・・

やっと、担当者につながった・・・

ここからは、長くなるので要点のみを記述します。
ほんとは丁寧に、お聞きしたんですよ・・・
太字協議会の回答です。

協議会が必ず評価する項目のなかにある
地元調整とは何を指して地元調整と言うのか

地元地区とその自治体への説明
説明会の議事録が必要
意見書
同意書
地元地区だけでなく自治体の同意書も必要

農地転用や保安林解除など許認可の見込みだけで
申請を受理するのか

完全に許認可を取得した後で申請したが
審査を通らなかった場合、
地元の県や市町村が困ることになる。
必要な許認可のリストと進捗状況を提出してもらい
厳正に審査する

審査をパスしたが、許認可が取れなかった場合は
どうなるのか

事業者に補助金の返還を求めることになる

国は税金を返してもらえるからいいが、
工事の途中でほったらかしにされた地元に
対する国の保護はあるのか

そうならないように厳しく審査する
あくまでも善良なる事業者であることが前提
許認可が下りるのを待ってたら
事業者はなかなか、工事に着工できない

とまぁ、導入促進してるだけあって
厳しく審査といいながら
まったく整合性がとれていないお答えに唖然・・・

さて、一般質問では、企画政策部に対し
この協議会に問い合わせたのかを
聞きました。


担当課が問い合わせた協議会からの回答は

地元によって事情が違うため
承諾書が必要な関係者がどの範囲までかの
基準はない。
よって、申請者の判断による。
申請者と関係者で必要なら承諾書をつくってもらい
それを提出してもらっている。

なんちゅうええかげんな、協議会!!!

で、市長には今回の申請について
経済産業省へ
強く抗議するよう求めました。

市長は今回のCEF社の申請は非常に遺憾に思う。
経済産業省へいったおりには話してくる
との答弁でした。
(なんたって、原子力発電所立地自治体なんだから
経済産業省とは深~いつながりがあります)

意見書についても環境審議会に諮問している最中で
答申もでていないから、
出すか出さないかも決めていないんだそうです。

意見書もださないでね!と、釘をさしておきました。

協議会の審査は事業者とヒアリングしながら
らしいから、
許認可は必ずおりる予定だとか
厳しい内容の意見書でも、
必ず説得できるからなんて言えば
簡単にパスできそうな雰囲気ムンムン・・・

しかもこの怪しい協議会は
経済産業省が公募した
たんなる補助事業者でしかない・・・


経済産業省が公募していたのは
「新エネルギー等事業者支援対策費補助金」
及び
「地域新エネルギー等導入促進対策費補助金」
に係る補助事業者で
今年の3月6日にこの協議会が
採択されたそうです。

結局、経済産業省もNEDOもこの協議会も
責任の所在を明らかにしていないばかりか
風力発電事業者とつるんでるとしか
思えない・・・

敦賀市は非常に慎重になっているので
同意書はださないとは思うが
同意書をださなくったって
審査はパスする可能性のほうが
高いかもしれない・・・

さて、次の手をうっておかなくっちゃ・・・


















 

<o:p></o:p>

 


 

コメント (12)
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