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はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

迷犬 ボス!

2009-12-27 | 風力発電

2009年12月27日(日曜日)
我が家の名犬(迷犬?)ボスの姿が消えてしまった・・・
朝、つないであったひもだけが犬小屋のそばに残されていた。

ボスが我が家に来てから、すでに15年。
シバ犬の雑種で、顔立ちはハンサム。
少し前足が不自由である。
高齢犬となった今は、散歩もいかず、ひたすらいねむっているばかり・・・
若いころは、見知らぬ人が庭へ入ってくると、
必ず吠えまくっていたけれど、今はだれが来ても知らんぷり。

10年前の放火事件のときにもボスが吠えて知らせてくれなかったら
我が家は火の海に包まれてしまうところだった。

健さんは朝から、徒歩で散歩コースや近所をくまなく探しまわり、
午後からは、車で市内中、探索。
よちよち歩きしかできないので、そんなに遠くへはいけるはずもないし、
いったい、どこへ雲隠れしたのやら・・・

ボス! と呼びかけても耳が遠くなったのか、
知らんぷりするようになって、かなりになる。

きっと帰り道がわからなくなって迷子になっちゃったんだ・・・

明日は朝一で保健所へいってみることにする。


さて、こちらはJ-CASTニュース

振動・騒音に各地で苦情相次ぐ 風力発電に想定外「逆風」

http://www.j-cast.com/2009/12/26056447.html

「クリーンエネルギー」としての活用が期待されているはずの風力発電に、
風当たりが強くなってきた。
全国各地で、騒音や振動に対する苦情が相次いでおり、
新規建設に反対する自治体も続出。
ほかにも、強風でブレードと呼ばれる羽が折れたり、根本から倒壊する例もある。
風力発電は曲がり角を迎えている形だ。

財団法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の調べでは、
09年3月末時点で、全国に1517基が設置されており、ここ数年では、
年に100基のペースで増加を続けている。

各地で地域住民の反対運動が活発化

ところが、普及にともなって、騒音や振動、ひいては低周波音を訴える声も増加。
環境省は、2010年度から本格的な実態調査に乗り出すが、
すでに各地で受け入れに反対姿勢を打ち出す自治体も現れている。

例えば熊本県水俣市では、高さ120メートルの発電施設7基を建設し、
2012年度のからの運用を目指している。
ところが、地域住民の反対運動が活発化。
宮本勝彬市長は12月9日の市議会で、「現段階では受け入れは無理」と、
事実上の方針転換を余儀なくされた。

福島県川内村でも事情は同様で、12月10日の村議会で、
建設推進を求める村議に対して、遠藤雄幸村長は
「今の時点で建てさせるつもりはない」と答弁。
明確に反対方針を打ち出した。

遠藤村長が反対理由として挙げたおもな理由が、
政府によるリスク評価の仕組みが整っていないことだ。
通常、大規模開発の際には、環境影響評価法(環境アセスメント法)に基づいて、
開発が環境に与える影響を事前に調査する必要があるが、
現段階で風力発電設備は、同法の対象外。
自治体や、施設を設置する事業者がバラバラに環境評価を行っている
というのが実情だ。

騒音以外にも、ブレードが折れたりする「施設の破損」という問題がある。
ブレード以外にも、例えば03年と07年には、沖縄県と青森県の施設で、
強風が原因で鉄塔の根本が破損して倒れるという被害が発生。
近隣住民に不安が広がった。

「可倒式風車」と呼ばれる施設も登場

もちろん、これにともなう対策が行われていない訳ではない。

例えば環境省の中央環境審議会の専門委員会は09年11月27日、
環境アセスメント法の対象として風力発電所の追加を求めるように求める
中間報告を提出。
年明け2010年初頭の通常国会で、改正法案の提出を目指す。
これにより、各地で施設を新設するにあたっての「地ならし」が
できるのではないかと期待されている。

「倒壊」に対しても対策が行われている。
例えば沖縄電力(那覇市)は、有人島としては日本最南端の
波照間島(沖縄県竹富町)に「可倒式風車」と呼ばれる形式の
発電施設を国内で初めて建設。
09年12月から運用が始まっている。
この「可倒式風車」は、地上から風車の中心までの高さは38メートル、
ブレードの直径は32メートルあるが、風車を支える「軸」の部分を
90度近くまで倒せるのが特徴。
台風が近づいた時に倒しておけば、「壊れる」リスクを大幅に軽減できるほか、
メンテナンス作業を地上から行えるという利点もある。
竹富町では、この新型風車を観光名所としても期待しているという。

 

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敦賀市環境審議会の答申がまとまった・・・

2009-12-18 | 風力発電

2009年12月18日(金曜日)
う~ん・・・敦賀市環境審議会の風力発電に関する答申が
かたまったようですが、傍聴者にはその案文は配布されず、
環境審議会委員に事前配布されていた答申案も
最後に回収されてしまいました・・・

国の中央環境審議会専門委員会の中間報告を受けて、
「アセス法」の対象事業に風力発電事業が追加されるまでは、
敦賀市環境審議会も答申は引き延ばすものと思っていたのに、
期待は見事裏切られ、年明け早々には、
市長あてに、答申が提言されることになりました。

せめて、答申の中に、「アセス法」に風力発電事業が追加されるまでは
敦賀市長は事業者に対し、回答すべきではないとか何とか
盛り込んでほしかったな~

委員のなかには、「アセス法」に追加されてから再度
審議したほうがいいという方もいたのに、なかば強引に
委員長の早く答申を出すべきという意見に押し通されてしまった雰囲気です。
委員長は「わたくし的には・・・」を連発して意見をいうけれど
その「わたくし的」意見がそのまま、審議会のご意見となってしまった。

ある委員の方は、地元同意(地区)に対し、ご自分で聞きとり調査をしたところ
地元区でも風力発電が建設されることすら知らない区民もおおぜいいたという。

ある区では、区長と役員だけで話を進めていたり、
区長から強引にウン・・・といわされていたり・・・

区長と役員は、CEF社の接待で温泉付き(?)南あわじウインドファームの
視察旅行を受けていたらしい・・・

同意してくれたら、南あわじに連れて行くとCEF社からいわれ
ホイホイと同意したという話まで、あるらしい。

委員長と副委員長で最終答申をまとめ、提言するという流れだけど
なぜ、最終答申案を委員のみなさんは、確認しないんだろう?
普通、全員に送付し、再度訂正する箇所がないか
自分のいった意見がちゃんと反映されているかなど
チェックするはずなのに、おまかせするようだ。

さて、全国各地での風力発電による被害状況など
各地の新聞記事・日経エコロジーなどからアップしておきます。


     **********

風力発電の健康被害、環境省調査へ 国内の全1500基
http://www.asahi.com/national/update/1216/TKY200912160406.html

各地の風力発電所の周辺で体調不良を訴える住民の苦情が相次いでいることから、
環境省は来年度から4年計画で、1500基を超える稼働中の全施設を対象に、
健康被害に関する初の現地調査に乗り出す。
計画では、風車の回転時に出る「低周波音」と呼ばれる音波の測定や
住民らの対面調査を進め、因果関係の解明を目指す。

風力発電は温室効果ガスの削減に欠かせない「再生エネルギー」として期待され、
国が導入を推進。
1990年代後半から各地で建設されてきた。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によると、今年3月時点で、
40都道府県376カ所に設置され、計1517基が稼働中。
環境省には周辺住民らから騒音や体調不良、環境破壊といった
苦情が寄せられているものの、因果関係は分からず、
全国的な実態の把握にも至っていない。

このため、同省は来年4月から風車の周辺で苦情の有無を確認し、
とくに体調不良を訴える住民がいる場合は症状を把握する。
測定機を住宅内に設置するなどして、風車と住宅との距離や
周辺地形なども踏まえ、風車と健康被害との因果関係について調べる。

風力発電所は、環境影響評価(アセスメント)法の対象から外れている。
同省の中央環境審議会の専門委は11月、アセス対象事業に
風力発電所を追加する中間報告をまとめた。
今回の調査結果は、アセスメントで低周波音についての「規制値」を
導入する場合の指標にもしたい考えだ。

同省大気生活環境室は「再生エネルギーとして風力発電の導入を
促進しているわが国では、低周波音が人体に与える影響の解明は
喫緊に対応すべき問題と考えている」としている。

風力発電は中小の事業者も含めると100社を超えるとされる。
朝日新聞の取材に対し、複数の事業者は
「低周波音について、科学的な解明がされれば、それに従いたい」と話した。
(伊藤綾、武田剛)

     **********

風力発電施設をアセス対象に・・・国が法改正検討
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20091216-OYT8T00002.htm

国天然記念物の大型猛きん類のオオワシが風力発電施設に衝突死した問題で、
環境省は、風力発電施設を国の環境影響評価法の対象に加える方向で検討に入った。

この問題は、北海道せたな町で11月、体が切断されたオオワシが
発見されたもので、風力発電施設の羽根に衝突したバードストライクで
あることが環境省の調査でわかっている。

国内ではこれまでに、風力発電施設のバードストライクが
約40件確認されている。
このうち約20件が道内での国天然記念物オジロワシの事故だった。
とりわけ今回は、ロシア極東で生まれて道内で越冬する
日露渡り鳥条約指定の国際保護鳥・オオワシが
被害にあったことから、環境省は何らかの対策が必要と判断した。

中央環境審議会の環境影響評価制度専門委員会は先月、
「風力発電施設を環境影響評価の対象にすることを検討すべきだ」
と提言している。
同省はこうした状況も踏まえ、
「風力発電施設を法の対象にする方向で検討している」(環境影響評価課)という。

同専門委員会委員の吉田正人江戸川大教授は
「電力業界からは『アセスには経費がかかる』などの異論があるが、
多くの野鳥が被害を受けており、早急に法の対象にすべきだ」と話している。
(2009年12月16日  読売新聞)

     **********

西日本新聞の記事です。
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/display/7041/

風力発電と低周波音  

低周波音は周波数が100ヘルツ以下の小さい音で、
20ヘルツ以下は聞き取ることができない超低周波音と呼ばれる。
発電用の風車のほか、航空機やボイラー、鉄道のトンネルなどから発生。
音を感じないのに戸や窓が揺れたり、置物が移動したりするほか、
頭痛、耳鳴り、吐き気などを引き起こす可能性があるとされる。
環境省の「低周波音防止対策事例集」は、風車について
「正常運転中でも超低周波音を発生することがある」として、
「複数台が稼働し、互いに影響し合って増幅されたり、
民家の屋内で増幅されたりした場合には、回転数制御などの対応が考えられる」
と指摘している。
しかし、個人差も大きいため、現時点では具体的な規制はない。
サタデー特報=風力発電 思わぬ逆風 
「騒音、低周波音…健康に不安」 佐世保市宇久島や水俣市 
住民が反対運動 規制なく交渉難航
(2009年12月5日掲載)

国や電力会社が温室効果ガス削減に向けて推進する風力発電所が思わぬ
“逆風”にさらされている。
全国各地で建設が進んでいるが、一部地域で健康被害などを心配する住民が
反対運動を展開。
九州でも長崎県佐世保市と熊本県水俣市で強い反対運動が起きている。
住民側は風車が出す風切り音のほか、耳では聞こえない低周波音による
不眠など身体への影響、環境破壊を理由にしているが、
いずれも明確な規制がないため、交渉は難航している。(報道センター・曽山茂志)

■「建設拒絶の家」
長崎県五島列島の北端、宇久島(佐世保市宇久町)。
人口3千人足らずの島で、多くの民家の玄関に小さなステッカーが張られている。
「風車建設拒絶の家」。
今年4月に公表された国内最大の風車50基(出力10万キロワット)の
風力発電所計画に反対している証しだ。
 
「こんな小さな島に50基も建てば風車だらけになって、安心して暮らせない」。
島の観光協会長で反対運動を主導する平山忠一郎さん(62)は語気を強める。
平山さんたちは6月に島の有権者の7割に当たる約1800人分の
反対署名を集め、市と県に提出した。
 
国も推進する環境に優しい風力発電とはいえ、地元の強い反対運動に、
長崎県佐世保市の朝長則男市長も9月市議会で
「地元との合意が図られない限り、現段階では本計画の実施は
なかなか厳しいと認識している」と、実現が困難との見通しを示した。
 
■「風向き」が一変
計画は当初、比較的順調に進んでいた。
 
グリーンパワー(東京)は同県内だけで約50カ所を調査し、
年間平均で毎秒6メートル以上の風が理想とされる風力発電で、
毎秒7メートル以上あった宇久島に候補地を決定。
2008年春に初めての地元説明会を開催し、同年夏には
風車建設予定地の区長や地主から調査のための土地利用承諾も取り付けた。
 
しかし、計画発表後、静岡県や愛知県などの風車近くの住民から
音や震動で耳鳴りや頭痛、眠れないという苦情が出ていると伝えられ、状況が一変。
健康被害の原因の一つが風車が発生する低周波音と指摘され、
島唯一の診療所の医師が自身の体験を基に
「低周波音は不眠の原因になる」と主張したこともあり、反対運動が拡大。
区長などの土地利用承諾も破棄された。
 
グリーンパワーの秋吉清一郎社長は「低周波音の感じ方には個人差もあり、
健康被害との因果関係も解明されていない。
地道に理解活動を続ける」と長期戦も覚悟の構え。
だが、区長の1人である畜産業の大石勝峰さん(57)は
「健康被害の可能性があるなら、最初からない方がいい」とかたくなだ。
 
ルールづくりを
熊本県水俣市では、九州電力グループの西日本プラント工業(福岡市)が
風車7基(出力計1万4千キロワット)の建設を計画。
建設予定地でこれまで3回説明会を開いたが、
住民側は宇久島とほぼ同様の理由で「もっと詳しい資料を開示すべきだ」と反発。
年内に終了させる予定だった環境影響調査がずれ込んでいる。
 
このほか、07年2月に稼働した長崎県平戸市の
的山(あづち)大島風力発電所(16基)では、近くの住民が騒音被害を訴え、
事業者が住民の自宅サッシを二重にする対策を取った。
 
広がりつつある風力発電所に対する苦情に対し、
国は本年度から初の実態調査を開始。
新たに建設前の環境影響評価法の適用も検討している。
しかし「苦情が出ているのは一部。
一律に規制するのは受け入れられない可能性がある」(大気生活環境室)と、
規制づくりには慎重な姿勢だ。
 
風力発電に詳しい九州大応用力学研究所の大屋裕二教授(風工学)は
「国土の狭い日本で風力発電が増えれば摩擦が起きるのは必然。
しかし、風力発電は太陽光発電に比べて産業のすそ野も広い。
国は風車の騒音対策などの技術改善をはじめ、
建設を推進するためのルールづくりなどの支援を急ぐべきだ」と指摘している。
 
九州に全国の15.5%236基 最多は鹿児島の97基
 
風力発電は太陽光発電と並んで二酸化炭素(CO2)を排出しない
電源として国や電力会社が推進。
九州電力(福岡市)も2017年度までに、九州の設備量を自前と
民間事業者分を含めて現在の3倍以上に当たる
100万キロワットに増やす目標を掲げている。
 
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のまとめでは、
2009年3月末現在で全国にある風力発電設備は
1517基(出力合計約185万キロワット)。
 
このうち、九州7県には15・5%に当たる
236基(同約30万キロワット)がある。
最多は鹿児島県の97基で、次いで長崎県の60基、佐賀県30基と続く。
 
風力発電には国の環境影響基準や建設ルールがないため、
事業者が自主的に調査し、地元と協議しながら建設している。

     **********


こちらは東京新聞「星降る街に風車の音」
新聞記事をそのまま画像でアップしたのを送っていただきました。

http://no-windfarm.net/tokyos091216.html

     **********

同じくこちらは、日経エコロジー
とてもいい記事です。
こちらも画像でどうぞ・・・

2009年12月号
http://no-windfarm.net/nikkeieco0912.html

2010年1月号
http://no-windfarm.net/nikkeieco1001.html

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CEF社、東証マザーズ市場へ新規株式公開だって・・・

2009-12-04 | 風力発電

2009年12月4日(金曜日)
ひさびさに、体調が良くない・・・
腕や足の関節も痛くて、だるい。
しかもお腹の調子までもがもひとつ、すっきりしない。

は~、でるのはためいきばかり・・・

なんとか月曜日までには少しでも元気を取り戻したいなぁ~

さて、新舞鶴港で広大な土地を取得し、大々的に風力発電の増設を
目指すらしい、CEF社・・・

補助金申請もままならず、ファンドも立ち消えになったというのに
どこに資金があるのだろう?
と、思ってましたがいやはや、こういう手があったんですね・・・

ひょっとして、敦賀・今庄ウインドファームも
あきらめていない?
と、ちょっと不安になってきましたね。
敦賀市の環境審議会はしっかりしているから大丈夫だとは
思うけれど、イエスでもなくノーでもない答申だと、
市長の決断に委ねられることになります。
それがわたしを不安にさせる・・・

経済のニュースからそのCEF社の記事を紹介しておきます。

記事の中にあるマザーズ市場ってなんだ?
東証マザーズのホームページを検索してみました。

http://www.tse.or.jp/listing/mothers/

マザーズってのは、将来成長が期待される新興企業に対して
早期の資金調達の機会を提供する観点から
「利益などの財務数値」に関する基準を設けていないそうです。
つまり、CEF社は将来有望?


CEF:来秋にIPO、主幹事は野村へ-資金調達で風力発電増強

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=arLcE5eJxIeo

12月4日(ブルームバーグ):
風力発電事業者のクリーンエナジーファクトリー(CEF)は、
2010年秋ごろに東証マザーズ市場へ新規株式公開(IPO)する。
主幹事会社には野村証券を選任する予定。

同社の鎌田宏之社長(49)は2日、ブルームバーグ・ニュースとの
インタビューで、IPOで最大100億円程度の資金を調達し
風力発電の設備能力を現在の18万4500キロワットから
「3年から5年で50万キロワットまで拡大したい」と語った。
さらに、10年後には100万キロワット程度まで増やすことを計画している。
風力発電所建設の対象地域として東京電力、関西電力、
中部電力の管内を考えているという。

経済産業省が昨年まとめた長期エネルギー需給見通しによると、
地球温暖化対策の一環として風力発電は20年までに
現在の約5倍の500万キロワット規模まで導入が進むとみている。

民主党はマニフェストの中で、風力や太陽光など
再生可能エネルギーの1次エネルギー供給全体に占める割合を、
20年までに10%程度まで引き上げるとしている。
国際エネルギー機関(IEA)のデータによると、
06年にこの割合は3.2%だった。

鎌田氏は、同社が「半周遅れで風力発電事業に参加」したことから、
日本風力開発(2003年3月東証マザーズ上場)など先行した事業者と
競合するため、建設関連など独自技術の向上に努めたと強調した。
その結果、高さのある風車などを建設地に運搬するために
通常は幅12メートル程度の林道が必要だったが、
特殊な重機を導入することで約5メートルの林道だけで
済ませることが可能になったという。
さらに自社で建設作業員を育成した結果、1基建設するための工期を
通常の15日から5日まで短縮した。

低周波音の被害

再生可能エネルギーとして脚光を浴びる風力発電だが、課題もある。
鎌田氏は風車建設地周辺の地元住民への対応を課題のひとつに挙げた。
同社が運営する伊豆熱川ウインドファーム(静岡県東伊豆町)では、
近隣住民が風車の出す低周波音が原因とみられる健康被害を訴えている。
こういった問題について、
鎌田氏は「我々も地域と接点を持っており不感症ではいられない。
風力発電は強引に入っていくビジネスではなく、
あくまでも共生を目指すビジネス」との立場を示した。

東伊豆町議会議員の藤井廣明氏によると、伊豆熱川ウインドファームが
風車の試運転を開始した07年12月以降、
風車の近くの住民の間で不眠症やいらいら、
吐き気などを訴える声が高まったという。
08年4月にはブレード(羽根)が折れる事故が発生し
風車の運転が停止すると、近隣住民への影響も収まったことから、
何らかの健康面への影響があるとみられている。

09年2月に風車は運転を再開したが、再度5月にブレード破損事故が起き、
以後運転停止の状態が続いている。
藤井氏によると、周辺住民は夜間の一部風車の停止や減速運転などを
CEFに対し求めている。

総務省のウェブサイトによると、健康被害の原因が
同風力発電施設から出る低周波音だと特定することを求める申請が
7月に公害等調整委員会に提出されている。

CEFは伊豆熱川ウインドファームのほか、
9カ所の発電所で合計100基の風車を運営している。
白馬ウインドファーム(和歌山県日高郡)でも09年3月、
試運転中にブレードが破損し運転を停止している。
破損事故が起きた風車では、いずれもゼネラル・エレクトリック製の
ブレードが使用されている。

地元住民への対応不可欠

鎌田氏は「ストレスを軽減するための手段として距離が必要なら距離、
それ以外に付随するものが必要であればそういうものも対応しないといけない」
とし、「少なくとも既知となっているマイナスの部分については、
新しい案件からは削減する方向で計画している」と述べた。
そのうえで、新規の事業で得られた知識と経験を
伊豆熱川ウインドファームなど既存の風力発電設備で起きている
問題について活用することが重要との見解を示した。

同氏は、伊豆熱川ウインドファームの試運転に向けては
経済産業省の原子力安全・保安院と協議中と述べるにとどめ、
再開時期の明言は避けた。

ドイツ証券の直原知弘アナリストは
「投資家は注目するだろう」としたうえで、風力発電事業の成長については、
再生可能エネルギーの普及加速を狙って民主党が掲げている
固定価格買い取り制度の導入が「大きな鍵を握る」と指摘した。

直嶋正行経済産業相は9月の就任時に、再生可能エネルギーで発電した
電力すべてを一定期間、一定価格で電力会社に買い取らせる制度について、
「なるべく2年以内に導入したい」との方針を示している。
11月から始まった買い取り制度では、
対象は太陽光発電の余剰分に限定されている。

記事に関する記者への問い合わせ先:
東京 岡田雄至 Yuji Okada
yokada6@bloomberg.net

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福井新聞論説「課題抱える風力発電 手引きづくりは国の責務」

2009-11-21 | 風力発電

2009年11月21日(土曜日)
あまり寒くないので、昨日がせんベ焼きだったことを
すっかり忘れていた。
例年、天満さんのせんベ焼きの日には、冷たいみぞれ交じりの悪天候になると
言い伝えられている。

毎年、あのせんべいを楽しみにしていたのに・・・残念!

さて、今朝、多田清太郎・元副市長が逝去されたと伝えられた。

多田さんとは、ともにがんを患った者同士として、
お互いの病状や抗がん剤治療のつらさ、薬の副作用のことなど
顔を合わせるたびに語り合った。

市政のことでは、よくぶつかりあった間柄だったけれど、
いまではそれもなつかしい。

入院されたと聞いて、お見舞いに伺おうと思っていたが
わたし自身がまた、入院するなどを繰り返し、実現できなかったことが
悔やまれる。

多田さんの逝去をこころから悼みます。

こちらは今日の福井新聞の論説。
内容は敦賀・南越前町に予定されている風力発電を引き合いに
風力発電の課題と国のガイドラインづくりに言及。

「人間をはじめ、生態に犠牲を強いるようでは本末転倒と言わざるを得ない」
という一行に、よくぞ書いてくれた!

なんたって、県内でもっとも読まれている新聞だもの。
ありがたい・・・ありがたい・・・

かたや全国紙の朝日新聞・西部本社発行の21日付紙面には
朝日新聞主催の広告特集「風車のある風景 絵画コンテスト入賞作品発表」が
全面見開きで掲載されたのだという。

環境省、経済産業省などが後援、J-POWER(電源開発株式会社)が協賛。

いまだに風力発電が「環境にやさしいクリーンエネルギー」という
位置づけで、負の部分には言及しないことが多いマスコミに
ちょっとゲンナリ。

これが朝日新聞主催ではなく、風力発電事業者が主催で
おこなった絵画コンテストなら、目くじらも立てようがないんだけれど・・・

紙面には、絵画コンテストは「環境と調和しやすいエネルギーの『風力』に
もっと目を向けて欲しいと始めた」と書かれていたそうだ。

環境と調和できる場所に建設されるんなら、反対もしないけれど
あきらかに自然環境や生き物を脅かす存在になっているのが
日本の現状なのに・・・

http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news6/index.php

課題抱える風力発電 手引きづくりは国の責務
 
地球温暖化問題が世界的な関心事になり、稼働時に二酸化炭素(CO2)を
排出しない新エネルギーへの期待が高まっている。
しかし一翼を担う風力発電は一方で生態系への影響や騒音・低周波音に絡む
健康被害が全国で問題となり、県内の建設計画にも懸念が生じている。
環境省は環境影響評価法(環境アセス法)の見直しを含め、
本格的な対応に乗り出した。

クリーンエナジーファクトリー(CEF、北海道)が敦賀市と
南越前町にまたがる山地で風車12基を建設する計画には、
同市環境審議会が慎重な姿勢を見せている。
5、8月と2回開かれた会合では猛禽(もうきん)類や渡り鳥への影響、
騒音・低周波音による健康被害に配慮を求める意見や、
CEFが行った環境影響評価について「調査が不十分」との
批判が出て審議を継続している。

国の建設補助金を受けるのに必要な地元調整の一環として
CEFから建設同意を求められた市は、5月に審議会へ意見集約を諮問していた。
しかしCEFは答申が出る前に、自治体の同意を得ないまま
同月末締め切りの補助金公募に申請。
受け付け側の新エネルギー導入促進協議会は「地元調整などの項目が不十分」
として不採択とした。

補助金申請に際し、環境影響評価の自主的な実施を求められる風力発電は、
実は国の環境アセス法の対象事業ではない。
昨年から同法の再検討を始めた環境省は、今年9月に環境相の諮問機関の
中央環境審議会に専門委員会を設け、来年度までには結論を取りまとめる。

補助金申請時の環境影響評価は新エネルギー・産業技術総合開発機構の
マニュアルか、地方自治体が定めた条例に準じて行う。
ただ条例があるのは、全国で5県と3政令指定都市だけで、本県にはない。
国の再検討では、風力発電を環境アセス法の対象事業にするかどうかが
大きな論点となっている。

低周波音に関しては人体への影響のメカニズムや、
健康被害と風力発電所との因果関係は明らかになっていない。
環境省は昨年度から実態把握に努め、本年度は発電所の近隣住民から
健康被害の苦情が出ている愛媛県伊方町で、初めて現地調査を実施。
来年度は愛知県の2市で現地調査を行い、公募によって
低周波音の人体への影響調査に関する研究にも着手する。

鳩山由紀夫首相はCO2など温室効果ガスの排出量を、
2020年までに1990年比で25%削減することを目標に掲げている。
目標達成には太陽光だけでなく、風力など他の新エネルギーへの取り組みも
欠かせない。

しかし人間をはじめ、生態に犠牲を強いるようでは本末転倒と言わざるを得ない。
また住民と事業者とのトラブルは、風力発電に対する
一般のイメージ悪化にもつながる。
普及を阻害する要因になりかねないだけに、国には建設において
関係者が納得できる包括的なガイドラインづくりが求められる。

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提訴:風力発電、余生吹き飛ぶ 「低周波音で」兵庫・宝塚の男性、淡路島の家に住めず

2009-11-19 | 風力発電

2009年11月19日(木曜日)
風力関連の記事をアップします。
CEF社の南あわじウインドファームがらみです。

書いたのは、毎日新聞の日野行介記者。
現在は大阪ですが、そのまえは敦賀でゴミ問題に精力的に取り組んでくれた
記者さんです。

提訴:風力発電、余生吹き飛ぶ 
   「低周波音で」兵庫・宝塚の男性、淡路島の家に住めず

◇販売会社「迷惑施設ではない」
 
近くにできた風力発電施設の低周波音などで頭痛や耳鳴りに悩まされ、
夫婦で余生を過ごそうと淡路島に購入した家に住めなくなったとして、
兵庫県宝塚市の男性(67)が大阪市内の住宅販売会社を相手に、
4000万円の損害賠償請求訴訟を大阪地裁に起こした。
「風力発電ができると説明しなかった」とする男性側に対し、
被告の会社側は「風力発電は迷惑施設ではない」と反論。
風力発電と健康被害の因果関係も大きな争点になりそうだ。【日野行介】

先月5日に提訴。
訴状によると、男性は05年11月、
兵庫県南あわじ市の土地約600平方メートルを2100万円で購入。
約5000万円かけて住宅を建て、夫婦で転居した。
しかし06年11月、約400メートル北東側の丘陵地にある
風力発電が稼働すると、2人とも頭痛や耳鳴り、不眠などの症状が出始めた。
耐えられずに08年9月には宝塚市内の旧宅に戻ると、症状は治まったという。

男性側は「風力発電が出す騒音や低周波音、電磁波が健康被害の原因」とし、
「販売会社は住宅を購入した当時、風力発電施設ができるのを
知っていたのに説明しなかった」と主張。
これに対し、会社側は「風力発電は(健康被害を引き起こす)迷惑施設ではなく、
売買時に説明する必要はない」などと答弁書で反論している。

この施設は、北海道根室市の風力発電会社「クリーンエナジーファクトリー」
(CEF)の子会社が建設。
高さ約85メートルの風車15基があり、
総出力は3万7500キロワットで西日本最大級。
CEFは「低周波音と健康被害との因果関係は科学的にはっきりしていない。
法令に従って建設しており、周辺住民の苦情には誠意を持って
対応するようにしている」としている。

◇被害訴え相次ぐ
 
化石燃料を消費しないクリーンなエネルギーとして期待される風力発電。
一方で、周辺住民が「事前に話し合いがなかった」と苦情を申し立てたり、
低周波音による健康被害を訴えるケースも相次いでいる。

静岡県東伊豆町に17年前に引っ越した川澄透さん(79)は、
07年末に自宅から約600メートルのところで風力発電が動き出すと、
頭痛やめまいなどの症状が出始めたという。
事業会社や自治体、環境省に訴えたが「規制する法律がない」と
説明されたといい、「事前に何の説明もなかった」と不信感を募らせる。

独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」の統計によると、
風力発電施設は2000年代に急増。
08年度末までに全国で1517基、総出力は原発1基分を超える
約185万キロワットに達している。
近隣の苦情などから環境省は今年度、愛知、愛媛県内で実態調査を実施。
環境影響評価法の対象施設にすることも検討している。

NPO法人「環境エネルギー政策研究所」の飯田哲也所長は
「欧州では土地利用の区分けが明確で、突然、
住宅地の近くに風力発電ができるようなことはない。
今後は法整備が必要だろう」と指摘している。【日野行介】

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補助金の交付先決定~悪名高き、CEF社の名前はなかったけれど・・・

2009-11-10 | 風力発電

2009年11月10日(火曜日)
11月9日付けの一般社団法人・新エネルギー導入促進協議会の発表による
平成21年度新エネルギー等事業者支援対策事業(二次公募)の交付決定先です。

*株式会社ユーラスエナジー東伊豆
  静岡県賀茂郡河津町に出力1,670kWを10基、
  合計16,700kWの風力発電設備を建設する。

*関電エネルギー開発株式会社
  愛知県田原市に出力2,000kWを3基、
  合計6,000kWの風力発電設備を建設する。

今回も悪名高き、CEF社の名前はなかったけれど・・・

こちらは2か月前のCEF社の記事(日経と毎日・9月16日)

強気のCEF社は事業規模を数倍に拡大するんだそうな・・・
(補助金申請をしていたのかどうかもわからないけれど)
今年度は、まったく補助金の交付を受けていないのに
2億数千万円で、京都舞鶴港舞鶴国際ふ頭(愛称・みずなぎふ頭)の
用地を購入したというではないか!
そのまえに、敦賀港に置きっぱなしのナセルとブレード、
どないすんねん!!!
舞鶴新ふ頭にもっていくのだろうか・・・
しかし、稼働開始は来年夏。
ほんまに、わけのわからん会社や。

今のところ美浜町・新庄も敦賀・今庄のどちらも、なんら伸展はなし。
ひそかに継続しつつ、様子伺いなのか、それとも断念したのか・・・
定かではない。
気を緩めず、今後も情報収集につとめるとしよう。

http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090915c6b1503l15.html

舞鶴新ふ頭、風力発電など3社進出
 
来春、舞鶴港(京都府舞鶴市)で運用が始まる
新ふ頭「舞鶴国際ふ頭」に風力発電の
クリーンエナジーファクトリー(北海道根室市、鎌田宏之社長)など
3社が進出することが15日、決まった。
クリーンエナジーは海外から輸入した発電用風車を一時的に保管する
物流施設をふ頭内に建設。
風車が故障した際の部品も備え、保守拠点としても活用する。

ほかに同社の資材のクレーン作業を担う
日本サルベージサービス(京都市、大崎康弘社長)と
海運・通関業の飯野港運(舞鶴市、西田一夫社長)が拠点を設ける。

現在、国内で約100基の発電用風車を運営している
クリーンエナジーは今後、事業規模を数倍に拡大する計画。
大規模な風車を海外から輸入できる港湾設備に加え、
「九州北部や関東地方にも陸路で5~6時間あれば部品を届けられる立地」
(鎌田社長)として、物流コスト削減や発電所の稼働率向上につなげる。

 

舞鶴国際ふ頭 風力発電部品の供給拠点に 府公募全区画で企業決定

京都府は15日、舞鶴市の京都舞鶴港舞鶴国際ふ頭(愛称・みずなぎふ頭)の
港湾関連用地で、立地を公募していた5区画(計約5ヘクタール)
すべてに進出企業が決まったと発表した。
風力発電で国内3位のクリーンエナジーファクトリー(本社・北海道根室市)など
3社で、海外から輸入する風力発電の部品を保管し
全国へ供給する拠点となる予定で、府北部の活性化が期待される。

他の2社は、ク社と事業協力している日本サルベージサービス(同・南区)と、
港湾運送・海運業などの飯野港運(同・舞鶴市)。
2区画をク社が2億5,764万円で購入、
残りは3社が1区画ずつ年間計1,406万円で借り受ける。

ク社は国内に約100基の発電用風車を設置しており、
欧州や韓国・中国から輸入する部品の保管場所とする。
長期的には国内に数百基を増設する計画で、
全国への部品の供給拠点とする意向だ。
他の2社もクレーン業務や荷役業務でク社と連携する予定で、
来年夏までの稼働開始が目標という。

この日は3社の代表者と山田啓二知事、斎藤彰・舞鶴市長が
府庁内で共同記者会見。
ク社の鎌田宏之社長は「舞鶴は日本の真ん中に位置し、
高速道路網もあっていい立地」などと進出理由を説明。
山田知事は「厳しい経済状況で心配していたが、
5区画とも決まり予想以上の結果。
港の活用に加え、クリーンエネルギー関連業の集積も期待できる」と歓迎。
斎藤市長は「地域経済をけん引していただければ」と期待を語った。


さて、今日は午前中に原子力発電所特別委員会を傍聴。
午後からは議会だより編集委員会。
詳しいことはまた別の機会に・・・

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きょうは環境保全対策特別委員会

2009-09-18 | 風力発電

2009年9月18日(金曜日)
今日は環境保全対策特別委員会。
市内の河川、地下水の水質検査、処分場問題、火力発電所に
続いて、CEF社の風力発電所建設問題の報告が
市民生活部よりあった。

きのうのブログで紹介した
中池見湿地のラムサール条約登録のための必須条件となる
国定公園編入調査費が県の補正予算に計上されたことも
報告の最後に説明が加えられた。

市内の河川の水質調査で大腸菌群の数値が上流ほど
高いことや、木の芽川での魚の大量死、
処分場からのビスフェノールAの漏水などに
質疑や議論が集中。
委員会も活性化してるな~

風力発電建設をめぐっての環境審議会の3回目の開催は
エネ庁や新エネルギー導入促進協議会の動向を
見ながらになるとのこと。

風力発電の建設に係る補助金申請には、
地元自治体の首長の同意書、
地元地権者全員の同意書が必要という項目が
明文化されたことで、
CEF社は9月に予定していた
敦賀・南今庄ウインドファームの補助金申請は
できなくなったも同然・・・

美浜町の新庄地区も敦賀・南今庄もいまのところ、
補助金申請の前段階でストップしているけれど
南伊豆町では、風車の組み立て段階に突入している。

新政権になって、危惧するのはCO2削減をうたい文句に
風力や太陽光発電などの自然エネルギーの促進・導入に
拍車がかからないか、ということだ。

いまやっと・エネ庁が重い腰を上げ、全国各地の風車の
被害状況などの調査を始めたばかり・・・
推進する前に、現状の調査をきちんと行い
調査終了までは補助金の交付もストップすべきだ。

さて、明日から23日までは連休・・・
新型インフルエンザの流行も気になる。
わたしは、一昨日からマスクを着用、用心に越したことはない。
なんてったって、免疫力が低下しているし
体調不良も相変わらずだし・・・

連休は久しぶりに買い込んである本でも読みながら
ゆっくりと過ごそうかな・・・

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エネ庁が南伊豆の風力発電を視察

2009-09-01 | 風力発電

2009年9月1日(火曜日)
敦賀のまちは、すでに祭り一色・・・
アーケード街では、地割をおえた露天商が次々と店を飾り立てている。

明日は宵宮。
4時過ぎに保育園へ孫を迎えに行き、アーケードを歩いて帰ってこよう・・・
いい歳こいて、ワクワク・ドキドキしているわたしって
やっぱりちょっと変?

でも7日からは議会だし、ヒアリングもしなきゃいけないし
お~、祭りにうつつを抜かしてはいられないわ・・・

今日は午後から、議案書を受け取りに行ってきた。
帰ってきてからざっと、目を通しマーカーと付箋で
カラフル補正予算書のできあがり・・・

さあ、明日からがんばるぞ!
と、思ってはいるものの、体調さんがねぇ・・・

さて、東京はエネ庁へ風力発電のことで面談に出向いてから
はや1カ月以上・・・
面談の席上、推進するだけで環境影響評価は環境省、
耐震は建築基準法、風車病は厚生省だなんてあんまりだ! 
縦割り行政だぁ! とプッツンしたわたしでした。

その甲斐あってかどうかは定かではありませんが
(まっ、少しはお役にたってるかも知れません)、
エネ庁の新エネルギー対策課が、南伊豆の状況を視察。
その報告が、伊豆のかたから送られてきました。

へっ・・・エネ庁さんもやっと重い腰をあげて、視察か・・・
個別案件ごとに調査し、必要な対策を検討したいと言ってるから
ちょっとだけ、見直したところです。
私が面談したのも視察メンバーの課長補佐の3人の方々でした。

稼働前の工事段階だけでなく、補助金申請の段階でも
「書類が整っていればNO! とは言えない」というお役所仕事を
見直してくれなくっちゃ・・・
CEF社のように悪質な事業者をのさばらせてきたのは、
そもそもエネ庁なんだから・・・
きっといままで、事業の事後評価なんてしたことがないんでしょうね。
南あわじや伊方の風力発電の状況をちゃんと事後評価していれば
次から次へと、補助金のばらまきはしないはず。

出来上がってからの確定検査だけで事を済ませてきたからですよ。
反省はされているようですけどね・・・
でも補助金の交付を民間まかせにして情報公開の網がかからなくしたのは、
許せないわ!
新エネルギー導入促進協議会って、エネ庁さんの新たな天下り先?

政権交代したし、天下りできなくなっちゃうかもね。


2009年8月18日(火)
経済産業省 資源エネルギー庁/省エネルギー・新エネルギー部 
新エネルギー対策課
南伊豆町現地視察報告

・視察メンバー 
課長渡辺 昇治氏
課長補佐椎橋 宏之氏
課長補佐山下 充利氏
加速化支援G課長補佐滝沢 正直氏

<経緯> 
これまでに風力発電に関する陳情や要望などが
数多く上がっていることから、
今回現地視察の機会を設けた。
補助金事業の場合、通常出来上がってから確定検査として
現場には必ず赴くが、
今回は確定検査前の(立地等、視覚的な)状況の確認。
今回の南伊豆町視察は町役場を通さずに個人宅へ連絡を入れ、
直接状況を視察した。

<視察を終えて/今後の対策>
稼動前、工事の過程で実害が出ているという苦情がある事は
認識していなかった。
今回来て初めて知った。
事業者へ確認する。
稼動後、近隣住家に影や光の影響が出る恐れがあると認識できた。
騒音について、実際にどの程度影響があるかということを
見定める必要性を感じた。
低周波音については、被害の有無の判断が難しい。
環境影響評価の結果で問題がなくても、
実稼働で問題が出る可能性はある。
稼働前の工事段階での事業者の進め方や対応に対し、
問題意識を持った。
個別に問題所在が異なる為、個別案件ごとに調査し、
必要対策を検討したい。

(以上、上記内容については
   エネルギー庁・新エネルギー対策課担当者に
                             8月24日(月)確認、承認済み)

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新エネルギー導入促進協議会の補助金の交付先決定

2009-08-03 | 風力発電

2009年8月3日(月曜日)
この2日で、敦賀市内の
ついとも(ついったーのともだち)が
できちゃった・・・

さて、いつも風力発電のブログに
コメントを寄せてくださっている
冬季雷さんからの情報です。

一般社団法人・新エネルギー導入促進協議会が
補助金の交付先の決定を発表してます。

http://www.nepc.or.jp/topics/pdf/090731_3.pdf

主だったところをピックアップしてみました。
CEF社は、山口県の白滝山ウインドファームだけ。


株式会社グリーンパワーあわら
福井県あわら市に2,000kW×10基、計20,000kWを導入する。

株式会社ユーラスエナジー滝根小白井
福島県田村市滝根町・いわき市川前町に
出力46,000kW
の風力発電設備を建設し、売電する。

関電エネルギー開発株式会社
淡路市に風力発電設備24,000kWを導入し、
RPS法に基づく新エネルギー等の利用目標量に充当する。

中部風力発電株式会社
松阪市白猪山から高須ノ峰につながる尾根を利用して
34,000kW
の風力発電施設を建設し、売電する。

エムアンドディーグリーンエネルギー株式会社
株式会社ウィンドテック
株式会社ジェイウィンド石廊崎
静岡県南伊豆町に2,000kW×17基、計34,000kW導入する。

CEF白滝山ウインドファーム株式会社
下関市に50,000kWの風力発電所を建設し、売電する。


東伊豆で、問題が出ているというのに
静岡県では、南伊豆町をはじめとして
磐田市、掛川市にも今回、補助金の交付が
決定しています。

集中豪雨による土砂崩れや土石流の被害の規模が
年々、大型化しているのは、
山肌を削り、開発を進めてきたためです。

「環境にやさしい」といううたい文句で
狭い日本の国土に乱立する風力発電が
環境破壊の一端を担うことになっている矛盾に
だまされないでほしいものです。

20年後、廃棄物と化したブレードやナセルは
いったいどこの処分場に運ばれるのでしょうか。

地球温暖化説はまやかしの新興宗教より
もっと、たちが悪い地球規模での洗脳です。

「CO2温暖化説は間違っている」などの著書がある
槌田敦・元名城大教授の
おこした裁判の行方が気になります。

産経の日本の議論に長い記事が載っていました。
さわりの部分をアップしました。

【日本の議論】地球温暖化は本当なのか 
台頭する懐疑論、バスターズも
(1/5ページ)

http://sankei.jp.msn.com/science/science/090802/scn0908021801001-n1.htm

温暖化懐疑論が裁判に

東京地裁で気象学者らが注目する裁判が行われている。

原告は「CO2温暖化説は間違っている」などの
著書がある“懐疑論者”の一人、
槌田敦・元名城大教授。被告は日本気象学会(東京)だ。

槌田氏の訴えはこうだ。

昨年4月、「二酸化炭素(CO2)の増加が
地球温暖化をもたらす」という“通説”の因果関係の逆、
つまり「気温が上昇することで海中に含まれる
CO2が放出され、CO2濃度が増加する」とする
論文を日本気象学会機関誌「天気」に投稿したところ、
学会は2度にわたり論文の書き直しをさせ、
一部は評価したにもかかわらず
「長期的な因果関係の論拠が示されていない」
などとして掲載の拒否を決定したという。

槌田氏は、自説を5月の気象学会大会で
発表することも求めたが、学会側はやはり
「学術的ではない」などという理由で拒否した。
このため、槌田氏は精神的苦痛を受けたとして
慰謝料100万円を求める訴えを同月27日に提起した。

槌田氏は「化石燃料を使用して発生したCO2が
大気にとどまり、地球を温暖化したという『仮説』が
政治経済を動かし、膨大な金額が投じられている。
こうした通説と異なる説の発表の機会を奪い、
封じ込めようとする動きに一石を投じたいと
思って裁判に踏み切った」と語る。

これに対して、気象学会側は
「2度の改稿を経ても、原告の論文は掲載するに
適さないと判断した」などとして全面的に争っている。

7月9日の初弁論では、槌田氏自身が東京地裁に出廷、
槌田氏の説を支持する市民らが傍聴に来ていた。

会社を休んで傍聴に来たという東京都板橋区の
男性(59)は「社会が温暖化一色になっていることに
以前から疑問を感じていました。
槌田氏の説はその疑問に答えてくれている」と話す。

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今日は資源エネルギー庁

2009-07-22 | 風力発電

2009年7月22日(水曜日)
東京にいた3日間というもの、暑さ知らずで
汗もかかず、日焼けもしないという
結構ずくめ。

こんなに過ごしやすいなんて、常日頃の
行いがいいはるみさんならでは・・・
と、自画自賛。

今朝も9時半からの資源エネルギー庁での
面談には、新エネルギー対策課の課長補佐さんが
3人も目の前にズラーっと勢ぞろい。
こりゃ豪勢だわ・・・

まずは、なぜ一般社団法人の協議会に交付金補助を
させるようになったのかをお聞きするところから
スタート。

情報公開制度の適用模倣的な縛りもない中で
協議会の情報公開については
指導するというけれど、協議会はあくまでも
民間法人・・・どの程度まで情報を提供するのかは
はなはだ疑問。

昨年まで事業者支援でエネ庁が補助金を出してきたあと
各地で風力発電をめぐる問題が多発していることの
責任はないのかとつめよったら
あくまでも事業をやるのは事業者であって
お国は補助金の交付で事業者を支援しているだけとの
認識らしい。

環境影響評価書をめぐる手続きの不備がありながら
交付決定してきたというのに、
評価書については法的な位置づけではなく
事業者の好意の元の行為なんだそうな。
ただ、環境省のほうからも評価書の手続きの不備を
指摘されたのだそうだ。

*手続きの不備とは・・・
本来は環境影響評価方法書の縦覧→意見を聴く→
環境影響評価書案の縦覧→意見を聴く→
環境影響評価書の作成・公表となるべきものが
評価書案で意見を聴いた後、
正式な評価書の作成や公表を行わないまま
事業者が補助金申請をしてきた。

挙句の果てに
自治体が環境保護条例に風力のことを
盛り込めばいいんだという。

おもわず、自治体に丸投げ? 
と声がひっくり返るわたし。
たしかに自分たちの町のことは自分たちで守らにゃ
とはいつも言ってるわたしだけど、
なんの許認可権もない市町村やそこに生活している
住民のことなど、な~んにも考えてないのね・・・
と思ったら、プッツンしてしまったのだ。

今大地さんは風力に反対ですか?と聞かれたので
はい! 
じゃ原子力や火力に賛成?
いいえ!
じゃあ、日本のエネルギーはどうするんですか!
反対するなら代案をだしなさいよ!と
これまた、推進派が必ずお口にする議論吹っ掛け・・・

いやいやこれに乗っちゃあ話が長くなる・・・
あちらも敦賀の議員さんだからこの議論を
してみたいとまで、おっしゃってくださったが
そこはお互いに大人ですもの・・・
この議論は次回と言うことで矛を収めることに。

ほんとはさ、こんだけ山肌削ったり環境ぶっ壊して
何百も風車おっ立てて、火力発電所はいったい
何か所へったのかな~・・・とか言いたかったんだ。

結局、資源エネ庁は風力発電を推進するために
事業者の支援をするだけで
あとは野となれ山となれ・・・
環境のことや低周波音のことも耐震のことも
ほかの省庁のことだから知らんぷり、
というより、口出すことじゃないと思ってらっしゃる。

縦割りもいいとこだわ・・・

ただ、真摯に向き合って話を聞いていただき
得るところもたくさんあったし、
これからもいろいろとお聞きしたいとお願いしたら
快く応じてくださるとのこと。

ダメもとで直接、当たって砕けろ・・・
とばかりに、押しかけていってよかった・・・
さあて、これからが本番スタート。

まずは市長に、ぜったい同意書を出させないことだ・・・

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一般社団法人・新エネルギー導入促進協議会にアポなし訪問

2009-07-21 | 風力発電

2009年7月21日(火曜日)
小ぬか雨ふる東京の朝。
涼しくて助かる。

池袋の東急ハンズあたりまでは傘がなくとも
へいきだったけど、顔に降りかかる雨が
しずくとなって、頬を伝う。

あわてて、東急ハンズへ駆け込み
500円の折り畳み傘を買う。

目的地の
一般社団法人・新エネルギー導入促進協議会は
すぐそこだ。

不動産ビルの2Fにあがると協議会の事務所(?)がある。
開けっ放しのドアをはいったところに
貼り紙が1枚。
協議会に御用の方は電話をしてね・・・と
内線番号を書いてある。

ついたて1枚、隔てたところからは
ガヤガヤと人の声がするので
すいませ~ん! と大声で呼びかけたけど
だ~れもでてくる気配はない・・・
わたしの声が聞こえていないはずはないのに・・・

と、そこへ若い社員(?)らしき人が出てきたので
風力発電の担当の方に取り次いでほしいと
お願いしたら、
僕にはわからないので電話してみてくださいと言う。

無駄な仕事はしないぞ~というのも省エネ?

しかたなく、内線電話で担当の久保田さんを
呼び出してもらう。
ニコニコ顔であらわれた
久保田さんは1Fの会議室のほうでお話を・・・と
案内してくれた場所は、
「新エネルギー財団」のプレートがかかっていた。

でもだ~れもいない・・・
財団の人って仕事してないの?
常駐の人もいない?
それとも、一般社団法人といっしょくた?

大きな会議室で久保田さんとまずはごあいさつ。
突然のアポなし訪問の非礼をわびて名刺交換。
久保田さんは窪田さんだった・・・
と、そこへもうひとかたが登場。
吉田さんだった・・・

電話でのやりとりのことには一切ふれず、
5月末の申請の補助金の交付先は決定したのかを
皮切りに、なるべく窪田さんにお話をしていただくよう
水を向ける。

敦賀の件での新聞記事から、東伊豆のこと、新庄区、
内灘用のナセルの野積みまで
けっこう、情報を収集していらっしゃる。
で、その情報はすべて審査委員会に報告している
と胸を張って力説しておられた。

敦賀市の場合は市長の同意書は必要だと明言された。
その以前に、新庄区の話が決着していないとも・・・
まずは資源エネルギー庁からの継続案件でもある、
新庄区のことが解決してからということらしい。

審査委員会の委員の方はどういう方が入っているのか
という質問に対しては、補助金の交付先が
決定後に委員長の氏名だけは公表するようだ。
交付先は7月中に決定する予定だとも聞いた。

除法公開については、決定先はホームページで
公表するようだが、どこまで公表するのかは
もっと上の判断によるとのこと。

1時間ほどお邪魔して協議会をあとにした。
さて今回の訪問が吉と出るか凶と出るか・・・
最低限、今回の交付先の中には敦賀市の案件が
入らないことは確かだ。
でも先日のCEF社の計画書では今年の11月に
補助金決定となっていたのが気にかかる。

午後からは資源エネルギー庁へ・・・
こちらもアポなし突然訪問。
しかし担当者がいないとのことで、
今日の面談はあきらめる。
その後、何度も電話でやり取りし、
午後8時ごろやっと
明日の朝9時半に担当者と面談が決定。
こんなに遅くまで残業なんだ~

そのあいまに、息子と会い、池袋から
副都心線で東新宿へ出て、大江戸線で若松河田へ・・・
今日の息子のメインメニューをこなしたら
すでに時間は7時前。

大江戸線だと本郷3丁目までは5つ目だとわかり
夕飯はベトナム料理に決定。
実は昨日の懇親会でおいしくて
ほっぺが落っこちるかと思ったのが
ベトナム料理のミュンというお店。

揚げ春巻きや蒸し豚、それに沖縄ではミミガーという
豚耳の酢の物に、パイナップルチャーハン、
デザートまでたいらげて、大満足のふたり。

それにしても、今日はよく歩いた・・・
霞ヶ関では経済産業省に一番近い出口まで
千代田線と日比谷線のホームを
延々と歩き続け、
副都心線から大江戸線に乗り換えるために
また、延々と歩き続け、
わたしの両足はパンパンになってしまった。

明日も朝一でまた歩くことになる・・・

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環境審議会の記事

2009-07-13 | 風力発電

2009年7月13日(月曜日)
昨日の環境審議会の取材にきていた記者さんたちは
8月30日選挙だけはやめてほしいよ・・・と
話していた。

これから高校野球が始まるし30日に投開票じゃ
1日も休みなしで仕事! になるかららしい。

彼らの願いもむなしく、21日解散
30日に投開票の線で合意したようだ。

麻生さんもやっぱりお仲間から見放されるのが
怖いらしい。
信念があって8日に選挙だと考えてたなら
お仲間を説得できなくてどうすんの?

いまや影も形も失せにけり・・・の
東国原宮崎県知事だってしかり。
師匠に一蹴されるほどのもんでしかなかった
ってことでしょ。

麻生さんは国民の信を問う・・・
歯をくいしばってがんばる!
とか言ってるけど、いまさら歯くいしばったって
どうにかなるもんじゃないと思うけどねぇ・・・

今日も朝から、いつもの頭痛・・・
市役所へ出かけるのはやめて、
認知症の本を読んでました。

心配いらない物忘れでは、
自分が思い出せないことに対して必要以上に心配し
物忘れがとても心配だと訴えるんだそうです。

この認識がなくなったり、乏しくなったりしてきたら
認知症を疑わなくっちゃいけないってことです。

まだ、自分が物忘れをするという認識があるようだから
大丈夫だわ・・・
と、ちょっと安心。

忘れないうちに、昨日の審議会の新聞記事を
アップしておきましょ。

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20090713ddlk18040279000c.html

敦賀市環境審:風力発電所影響審査
「鳥類調査が不十分」 報告書素案まとめる /福井
 
敦賀市と南越前町にまたがり計画されている
風力発電所(12基、3万キロワット)の影響を
審査している敦賀市環境審議会
(会長・中田隆二福井大教授)は12日、
専門部会を敦賀市内で開き、事業者の
クリーンエナジーファクトリー(CEF)が行った
鳥類の環境影響評価について「調査が不十分」
とする報告書の素案をまとめた。
付近住民の健康に悪影響を及ぼすと指摘がある
騒音や低周波音についても
「影響をきちんと説明すべき」とする意見が相次いだ。

5月の前回会合で問題になった鳥類、騒音、
低周波音の3点について、
鳥類研究家でもある松村俊幸・県自然環境課主任
▽福原博篤・日本騒音防止協会事務局長
▽風力発電の低周波音被害を全国で調べている
医師の汐見文隆氏--の専門家3人から
意見を聴いて集中審議した。
委員からは、鳥類がプロペラに巻き込まれるとされる
影響について「過去の事例や対策、効果のデータがなく
(事業者に)信ぴょう性がない」
「地形や鳥の生態も考えた精密な調査をすべきだ」
などの意見が出た。
低周波音についても「測定方法や影響は
まだ確立されていない」としたものの
「近くの人は不安に思う。
説明責任をどうするか」などの指摘が出た。
【毎日新聞・酒造唯】

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環境審議会専門部会の傍聴

2009-07-12 | 風力発電

2009年7月12日(日曜日)
きょうは敦賀市環境審議会・専門部会の傍聴。
午後3時前にプラザ萬象に到着。
環境課の話では、15分ほどヒアリングが
長引くとのこと。
廊下は暑いので隣の研修室でお待ちくださいと
親切な対応、しかも事前に資料も配布するという
気配りがうれしい。

低周波音の専門家として、
汐見医師に来ていただいての専門部会である。
(午前中には、鳥類の専門家による
       ヒアリングをすませている。)

*黙殺の音の管理者さんからご指摘を受け
わたしの勘違いが発覚・・・
管理者さん、ごめんなさい、そしてありがとう!

こちらはその汐見医師のホームページ。

http://www.geocities.co.jp/NatureLand/9415/siomi_official.htm

黙殺の音 低周波音

http://www.geocities.co.jp/NatureLand/9415/tei.htm

汐見さんはわたしが環境課へ紹介させていただいた。
3日前に大阪ガスのLNG基地建設反対でともに
運動をしてきた、坪田さんから電話があり、
汐見さんとすくなからず、ご縁があったことを
初めて知った。

坪田さんはLNG基地建設反対のころ、
和歌山の汐見さんのところへ会いにいかれ、
情報交換などを続けていたそうである。
汐見さんには中池見湿地のトラスト運動にも
参加していただいた経緯もあるとのこと。

大阪ガスはLNG基地建設を撤退し、
中池見湿地を敦賀市に寄付し、
現在では、ラムサール登録地を目指すまでに
なっている。

今度は風力発電建設に反対する側の
専門家として、汐見さんかかわって
いただくことになろうとは、
本当に不思議なご縁だ。

これでまた、わたしにも希望の光が見えてきた。

3時25分から始まった審議会では
専門家の意見をふまえて、答申案を作成するための
協議に入った。

汐見さんも残られて、協議の行方を見守っている。

傍聴者はマスコミもいれて十数人。
議員も6人が参加、傍聴席はいっぱいである。

マイクを使っていないので、審議会委員の
みなさんの声が聞き取りにくい・・・

委員のおひとりは、風力発電は推進の立場だが
このCEF社の資料はあきらかにおかしいと発言。
(汐見さんの説明を受けてのことのようだ)
環境影響評価書案にしても環境省のひな形どおりで
地元の実情とずれているという指摘もあった。

ほかの委員からも鳥類の調査も不十分、
過去の事例をふまえて、
対策をしたらどうなったのかなどの
データも示されていない
人の暮らしに対する影響が欠落しているのは
非常に怖い(風車病など)などと
という意見が相次いだ。

今後の流れは答申案をまとめ、再度
審議会の全体会のなかで、協議することになる。
そのさいには、CEF社を呼ぶこともあるとのことだ。

ひとまず、もろ手をあげて賛成ということに
ならないことは明白だ。

審議会が終了した後、審議会会長の中田さんに
今大地ですと名乗ったら、
よく知ってますよ、福井大学でお会いしましたよと
言われて、びっくり。
まったく覚えていない・・・(ショック!)

帰りに本屋で
「知っておきたい認知症の基本」川畑信也・著
(集英社新書)を買ってしまった。

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第3ラウンド終了

2009-07-08 | 風力発電

2009年7月8日(水曜日)
朝9時半に新エネルギー導入促進協議会の
久保田さんから電話が入った。

吉田さん・本田さんの上司だという。

まっ、早い話、『地元調整』について
敦賀市が議会で答弁した内容は
いっさい、知らぬ存ぜぬにしたいということだ。

で、わたしとしては、
そういう説明を敦賀市にしていないということと
『地元調整』の正しい見解を文書で欲しいと
お願いしておいた。

たぶん、出さないだろう。
と、言うより出せないんだから・・・

最初に敦賀市が問い合わせたとき、
対応した協議会の吉田さんは本当のことを
言ってしまったのである。

そして、その回答は事業者に対するものだったのだろう。

現時点で、添付するべき申請書類の項目のなかに
『地元自治体の同意書』という項目はない。
地元調整はあくまでも、
環境影響評価の中の1項目にすぎないのである。

協議会としては、申請のための要綱に基づいた
書類が整っていればいいのであって、
事業者が地元調整は現在進行中だ、
必ず同意してもらえる
とヒアリングで証言すれば、
通ってしまう可能性が大なのである。

と言うより、
これまでがそうしてやってきたのだから・・・

午後5時半の久保田さんからの電話は
市役所のトイレの中で聞くことになってしまった・・・

なんで文書で出す必要があるのかと
言いたいらしく、
ウチは要綱に基づいてやってますから!との
一点張り。

敦賀市さんとは2回しかやり取りしてません。
今日の電話を入れてです・・・だって。
へ~、今日電話でやりとりしたんだ・・・
久保田さんは、でしょ? と言う言葉を飲み込んで
ところで協議会さんに吉田さんて、
おふたりいらっしゃいます?

吉田はひとりだけです。
(ふ~ん、やっぱりね・・・)
じゃ、またこちらからお電話しますね・・・
で、第3ラウンド終了。

さて、夜になって降り出した雨は、
だんだんと強くなるばかり・・・
天気予報では、未明にかけてひどくなるとか。

明日も敦賀の降水確率は50%以上。
早く低気圧がさってくれないと
わたしの頭痛も治まらない・・・

食後に飲んだ鎮痛剤がそろそろ切れてきたけど
まだ6時間はたっていない・・・

でも雨のおかげで、ずいぶんと涼しいのが
ありがたい。
大地にもわたしにも恵みの雨なのかもしれない。
願わくば、集中豪雨にだけはなりませんように・・・

 

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風力発電推進の風は吹かないでほしい・・・

2009-07-06 | 風力発電

2009年7月6日(月曜日)
月曜日にお返事します・・・
っていったくせに、
一般社団法人・新エネルギー導入促進協議会は
電話をかけてこなかった・・・

とっても楽しみに待ってたのに・・・

そうそう、CEF社の北陸担当とかで司会をされていた
田辺氏・・・
元美浜町職員だったんですって・・・

へ~だわね・・・

美浜町と言えば、関電やきんでんともつながりが
深いし、そっかぁ・・・と妙に納得しちゃった・・・

関電の送電線があるとこにゃ、
バンバン風車建てちゃうぞ!
ってことなのかな~?

ところで、CEF社って何で儲けてるのかな?
関電に売電するといったって、
不安定な電力供給だし、稼働率だって20%程度だし・・・

以前は1口5万円で出資を募ってたファンドも
やってないみたいだし・・・
このファンドで集めたお金を運用して
運営にあてるとか言ってたはずなんだけどね。

資金繰りは補助金だけ?
それも建設費の3分の1だし・・・

風車以外においしい儲け口でも、あるのかしら・・・
風が吹いたら桶屋が儲かる? じゃなくて
風車を建てたらいったい誰が一番儲かる?

怪しい法人や怪しい会社がわたしらの税金から
補助金せしめてるのかと思うと
まじ、むかつくわ!

さて、静岡県知事選で、知事になった川勝さん。
伊豆半島の風力発電を推進してきた
元・知事にかわって、NO! といってくれるかしら・・・

川勝氏は、比較経済史専門の経済学者。
安倍内閣では教育再生会議の分科会主査や
「美しい国づくり」企画会議の委員などを務め、
有識者メンバーとして国政にかかわった。
「新しい歴史教科書をつくる会」の
賛同者にも名を連ねている。

なんて新聞記事にもでてるし、
「右へ倣い!」っていいそうで
なんだかわたしはちょっと怖い気もするなぁ・・・

政権交代へむけての風は吹いたけれど
風力発電推進の風は吹かないでほしいと
願っているわたしです。

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