企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

結構重要な本なのに、紹介をしていなかったようで・・・

2007年08月19日 | 本の紹介(ビジネス)
仕事で取引のある会社の会議に出て思ったのですが、会議って言う名の報告会をやっておりました。報告会と言えばまだ格好はいいかもしれません。実態は、報告者が淡々と自分の資料を読み上げるだけ。周りを見渡してみると、ほとんどの人が聞いていないし、目を瞑っているんですね。
で、報告者はというと、プレゼン資料を黙々と読んでいます。どうやら、プレゼンテーションをして、みなに問題提起をする、なんてことをほとんどしてこなかった会社のようです。それじゃ時間の無駄だよなぁ。。と。
そこで、報告者の方に、この本を紹介することにしたのですが、なんとブログで記事にしていなかったことに気が付きました。プレゼンをどうするか、準備からはじまり、構成そして実際のプレゼンまで、一冊の本にうまくまとめてくれているよい本ではないかと思います。
もっとも、このプレゼン術を見につけたからって、プロフェッショナルに成れるというものではないでしょうけれどね。少なくとも、これまでの報告会からはずいぶんと変わることと思います。でも、会社(特に古いタイプの上司)がそんな報告を許すかどうか。
どんな会議でも、A4一枚の資料でなきゃ読まない、なんていう人もいるでしょうから。要は中身が重要であり、その中身をもっとも多くの人に短時間で理解してもらうための手段として、A4よりPPTの方がよければ、それでいいじゃないか?と思うのですが・・。
そんな、パワーポイント系嫌いの人にも、ぜひ読んでもらいたいと思います。あ、決してパワポでなきゃいけないなんて、私は思っていませんよ。エッセンスがつめられて、伝えやすくかつわかりやすければA4でもよいと思いますから。
あくまで手段。それを忘れて、なにがなんでもこれでやれ、という人(グロービスの講師にもいたなぁ)は、ある種職権乱用だと思います。もちろん、まとめる力もひとつのビジネススキルとは思いますが、多くの人は作文で飯食っているわけじゃないのでね。

ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
高田 貴久
英治出版

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