企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

少し本の話 斉藤孝の読むチカラ

2008年11月13日 | 本の紹介(ビジネス)
企業の建て直しに関わってきて、コンサル時代も含めればぼちぼち10年になろうとしています。そんな中で思うことは、ビジネスパーソンの国語力の課題についてです。ロジカル・シンキング以前の問題。コミュニケーションができないことがよくあるのですね。
特に、現在40代後半から50代前半くらいの層が、どうも国語力にバラつきがあるように思っています。この世代は、まぁ、企業の中ではベテランに属する人々なんですが、経験で仕事をするようになってしまった人に、一部、論理とかでしゃべったり理解したりできない人が少なからずいるように感じられます。
現在、ある企業でもロジカル・シンキングの講習なんかをうけもったりもしているのですが、因果関係や仮説というものを考えたり、フレームワークを作り出したりするチカラ以前のところに、読解力というものが必要なんじゃないか?と考えるようになっています。
紹介する本は、東大入試の国語の問題、ということでかなりハイレベルなのですね。まぁ、漢字の書き取りは、簡単なんですが。。
実は、これとあわせて、中学入試問題(小学生が受験する)もみているのですが、こちらもなかなか難しい。それらを教材に使って、国語力をアップさせていきながら、ロジカルシンキング力を高めていこうと思っています。
なお、この本のうち、前半は、試験問題を解くということを解説している部分なので読むにはよいと思います。後半は、試験問題を考える必要があるので、時間のあるときにでも・・・

齋藤孝の読むチカラ [宝島社文庫] (宝島社文庫 D さ 1-4)
齋藤孝
宝島社

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一方、こちらの本は将棋の本です。私は、将棋好きなんですが、ぜんぜん強くなりません。なぜか?自分で真剣に考えないからなんですよね。本気で考えに考えまくって将棋をすれば、少しは強くなるんだろうなぁ、とは思います。
で、この将棋を考えるというのは、実は、漏れなく先読みする訓練にはなるんですよ。3手詰めくらいの詰め将棋なら、まぁ、必死で考えたら正解は見つかるものです。そういう訓練をやっていかないと、ロジカルに真剣に考えることもできないのかなぁ、なんて思っています。
3手詰めで、ひらめきが重要だったりしますが、そのひらめきとは、局面を見たときにどう理解するのか?ってことで、フレームワーキングなんだと思うのです。
そういう意味で、多少、将棋はロジカル・シンキングに活用できそうかなぁ、と思っています。(もちろん、詰め碁でもよいとは思いますよ)

イメージと読みの将棋観
鈴木 宏彦
日本将棋連盟

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