企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

日本、このままではマズイ。そう強く感じる本

2007年07月20日 | 本の紹介(ビジネス)
本のタイトルで損している。ひきこもり国家、だって?グローバル化?いまさらって言葉の気がしてしまう。でも、著者を見て、え?っと思った。高城剛氏が国家論?なんで?と。この人デジタル系の人だったよな、とか。グローバル化はいいとして、国家ってどうして?と。(これは、私が彼のことをあまり知らないからなのかもしれません)
日ごろ会っている人だったり、最近どこかであって話をしたとか、講演を聴いたとかした人以外は、この人が、国家という言葉を持ち出してくるなんて、違和感を感じるんじゃないか、と思えてしまう。
よくよく読んでみると、著者は世界をいろいろ見てきて、今の日本って、やばいだろう、と真剣に思っていることがわかる。それを、データを用いながら、またエピソードを披露しながら説明している。
いや、本当に、この本を読んでいて、世界で通用するプロにならなきゃ、って思いました。日々、すっごい努力しているプロを何人か知っているのですが、そういう人を思い出してもっと自分もがんばるようにしないと。だらだらしていられない。あせってしまいます。
そんなにあせっても、所詮、蛙の子は蛙!とか言われるのかもしれない。でも、努力の方向性が間違っていなければ、ある程度のところまではいけるはず。こう書くと、自分ひとり、逃げ出したいんだとか、批判もされる(特に実家の方ではそういうことをよく言われたもの)かもしれないけれどね。そうじゃない。
そうして、あせってでもよいので、世界に通用する人をもっともっと増やしていかないと、日本って本当に、国際競争力なくなって、それこそ今、3Kをブラジルやアジアの人に頼っている状態が、10年後には逆になってしまうんじゃないか?とか危機感を持たなきゃ、ということ。
追いつけ追い越せ、の時代ではなくなったのはもう10年以上前の話。日本がバブルでもたもたしているうちに、欧米先進国はだいぶ先の方へ行ってしまいました。そして、猛烈な勢いで、いくつかの国が迫ってきている。
平和な日本の中だけを見て、出生率とか年金、ニートとか談合とか裏金とか、そんなことを問題視だけしていたらいい常態ではないんだ、と強く実感。もちろん、身の回りのこともとっても重要だけれど、それだけを見ていたんじゃ、ほんと、日本という国が多くの国においていかれて、それこそ貧困!国になってしまわないとも言い切れないんだ、って多くの人にも思ってほしい。

この本、ホント、今の50代、60代とかの人に読んでもらいたいです。30年先の話を言っているのではなくて、10年先のこと。この10年で中国の富裕層がどれだけ増えたか、を知れば、危機感が多少は伝わるんじゃないか?と思います。

相変わらず支離滅裂な文章ですが・・・熱意だけでも感じ取っていただけましたでしょうか?

「ひきこもり国家」日本―なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか (宝島社新書 238)
高城 剛
宝島社

このアイテムの詳細を見る
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東海地区の呉服屋の方と食事... | トップ | せめて駐停車禁止くらいは守... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本の紹介(ビジネス)」カテゴリの最新記事