あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

胸部外科学会

2005-10-08 21:17:35 | 学会活動
今回の学会も発表ないのに、ずうずうしく参加させていただいた。
なんだか毎日深酒ばかりで、学術的なことはあまり頭に残っていない。
まあ、でもいつもそうだが、今回もまたいろんな人にであった。
前日の卒後教育セミナーから参加したが、その晩は、大学の同期H君、京都府立の同期K君、苅谷のS先生、うちの上司N先生とここまではいつものメンバーであるが、今回はここに今年のチャレンジャーズライブで健闘した心臓外科界のドクター孤島こと自治医大出身で現在、瀬戸内海の人口400人の島の診療所に勤めるM先生が参加。みんなM先生の孤島生活に興味津々でありました。ボートで毎日島に通っているとの噂は聞いたが、実はボートではなくしっかりとしたクルーザーで500万ぐらいはするらしい、しかもそれにいろいろな設備をつけまくって、魚群探知機?もついてるって言ってたようなきもする。
でも、来年から自治医大に戻るのでクルーザーを売るといっていたけど、400万でどうといわれたが、それはいくらなんでも高すぎ。
まあみんな、同年代で夢を散々と語り合いました。

二日目はとりあえず、トルコのカラゴッツの講演が4つぐらいあって、2つぐらい聞いた。見た感じは完全にK1のミルコ・クロコップにそっくりだった。何故か、こんにちは、いただきます、ありがとうございます、と日本語を最初にしゃべってくれた。A型解離のTグラフトについて講演してた。
講演のあと、話しかけようと思っていたが、僕以外にも何人も殺到しており、英語に自信のないチキンな僕はそこでしり込みしてしまった、、、情け無し。

その晩は、大橋の尾崎先生から誘いがあり、高級割烹のような店へ、帝人さんがついてくれて3人で飲んだ。大学にはガッツのあるやつがいないと嘆いており、助手にしてやる、3年で手術できるようにしてやる、だから、こないかとマジで誘われたが、いまいち大学は信用ならん。その後、これまた、行ったことないような高級クラブへ、、、、昨日の安いクラブとは違い、男を気分良くさせてくれるところでした、変な意味ではないですよ。その後、尾崎先生、実はラーメン大好きとのことで、岡山ラーメンを食べに行った、実はこれで三杯目、でも次の日にH君と岡山来て4杯目のラーメンを食べることとなるのだが。

翌日も、二日酔いのままハンズオンセミナーに参加、午前中はバイパス、これはもううちのボスのやり方が身についているので、そのまま実行、講師は医科歯科のテンタクル荒井先生、日医の落先生、そして榊原の高梨先生だった。とちゅう、南淵先生も登場し写真を撮っていた、がんばってるじゃない、、と声をかけられ、振り向いたらカメラ目線はダメだよと怒られた。
今の僕があるのも南淵先生が道を開いてくれたからであり、ご挨拶したかったのだが、、。
午後は基部再建であり、うちのテーブルには国循の荻野先生がついてくれ、ほぼ付きっ切りで教えてくれた、冗談ばっかい言ってる先生で、給料の話とかいろいろと盛り上がった、途中うちの相手が抜けてしまったため、ほぼマンツーマンで、ベントールだけの予定がデイビットをやらせてくれた、その後ベントールもやらしてくれた、同じ時間で2つの手術やらせてもらった、前立ちは重要だ、なんかこの人が前立ちなら人間でも出来そうな気がした、あめーか。

その夜は、苅谷組と合流し焼き鳥食べたが、またもやつわものと出合った。
現在、埼玉にある循環器の個人病院にいる、学年僕の1つ上のF先生。
そこは内科1人、外科3人で手術は100以上あるらしいが、その先生も半分は手術させてもらっているらしい、さらに、PCIもやらされるらしく面白いが大変だと。ITAも最速16分と樋上先生と一緒ぐらいでとったりすることもあると、また、MEさん前立ちにCABGやることもあるって、、、。日本にもすごいところがあります、ただ、彼の悩みは上手な人の手術を見たことないので、自分の手技に自身がもてないと、、、また、上の先生がこれまた手術があまりうまくないらしい。なんか俺と逆の環境だ、お互いないものねだりかな。
しかし、今の自分にPCIやって、手術のムンテラから執刀、術後の管理やってもろもろの雑用やって、そんでもって一日おきに当直してって、そんな生活できるのか、、やや自信なし、でもやりてー。そんなことをしている彼はなんてタフな男なんだろう、とにかくスゲー、日本のなかで同年代で知る限り、たぶん一番すごい、彼がこれで一流の技術をみにつけたら怖いもんなしだろう。

後は、こないだCCTのときにお世話になった小倉の岡林先生、なんかいまほんとに人がいないみたいで、二人ぐらい探しているらしい。本気か冗談かお誘いがかかっている、もったいない話だが、まずは見学に行ってみないとね。小倉も数はすごいが外科医の数も多いのでどこまでやらしてもらえるのやら。