あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

ECD

2011-02-02 12:29:35 | Weblog
今週は、ECDの担当をさせていただきました。
小児をやられている先生から見れば、ごくありふれた症例なのでしょうが、当院ではおそらくあまり見たことがありません。
ボスが昔、小児をやっていましたので、慣れておりましたので問題ありませんでしたが。
ほぼ教科書通りの症例で、僧帽弁のcleftを形成して、パッチをあてて、三尖弁はKayで形成して、無事終了となりました。
通常はCSを左房側に落とし込んでしまう方法が簡単なようですが、成人ということもありCSがそこそこ大きかったので、CSを右房側に残すようにパッチをあてることができました。なにより伝導路が心配でしたが、無事に自己脈も出て、とりあえず順調。
もう、今後、お目にかかることはないかもしれませんが、一度、経験しておくとよくわかりますね。