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杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ダイバージェントNEO ネタバレあり

2016年03月04日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2015年10月16日公開 アメリカ 119分

最終戦争から150年後。人々を性格別に振り分けて5つの共同体で管理する近未来の世界。その中で危険視される「異端者(ダイバージェント)」のトリス(シャイリーン・ウッドリー)とフォーは厳しい戦いの末に生き残るが、宿敵である「博学(エリュダイト)」の指導者ジェニーン(ケイト・ウィンスレット)の策略により逃亡の日々を送っていた。トリスとフォーは次々と降りかかる困難に立ち向かいながら、「異端者」を排除する理由を突き止めようとする。彼女の両親が死守しようとしてジェニーンに奪われた「箱」には、異端者とこの世界にまつわる衝撃の真実が隠されていて・・・。


ベロニカ・ロス原作による近未来SFアクションシリーズ第2弾です。一作目は劇場鑑賞でしたが、一年後の続編の公開は見逃してました。冒頭、「平和」のコミュニティに逃げ込んだトリスたちの関係やそれまでのあらすじを忘れていて、???なまま観始めましたが、観ているうちに何となく思い出してきたぞ

トリスは、操られていたとはいえ仲間を殺してしまったことや、両親を救えなかったことを後悔して苦しむ一方、愛する人々を守るために手段を選ばない苛烈さが出てきます。その行動はかなり暴力的で短絡的です。フォーは終始お守り役というか宥め役の立ち位置です。
そういえば、トリス・ジェニーン・フォーの母親・・全て女性であり、物語も彼女たちが中心となり動いて行く感じですね。近未来も女性の方が強いのか?

今回、5つの共同体の他に「無派閥」という派閥が現れます。そのリーダーはフォーの母親ですが、一癖も二癖もあるような思わせぶりなキャラです。何しろ6歳のフォーを棄てて去った女性ですからねぇ

ネタバレしてしまうと、『勇敢』『無欲』『高潔』『平和』『博学』のいずれにも属さない異端者=ダイバージェントは秩序を脅かす危険分子とみなされていましたが、実は彼らこそが世界の救世主だったというオチです。「箱」には彼らの世界を作った祖先のメッセージが隠されていて、それを開ける鍵となるのがダイバージェントでした。ジェニーンは彼らを捕えては箱を開けるための実験(バーチャルゲームみたいな世界観でした。)に使いますが、半端な適性では耐えきれずに死亡してしまうのでした。彼女の目的を叶えるには100%の異端者であるトリスが必要というわけです。異端度を測る器械があるのね~

仲間の裏切りもあって捕らえられたトリスは、「実験」を次々クリアしていきます。この裏切り者が助けられた借りを返して協力者となってフォーと一緒にトリスを助け出すのですが。(兄のケイレブが実の妹を平気で裏切るのと対照的な描かれ方です)、彼女は箱の真の意味に気付いて自ら最後の実験に身を投じます。5つの試練に打ち勝ったトリスにより、メッセージが開封されますが、それはジェニーンが「箱」に期待していたのとは真逆の内容でした。トリスたちを殺して真実を葬り去ろうとするジェニーンの前に絶体絶命に陥ったその時、手を組んだ勇敢と無派閥の仲間が救出に現れます。

メッセージが無事世に出た後、囚われのジェニーンを密かに抹殺したのはフォーの母親です。
前回「無欲」から政権を奪った「高潔」は「無派閥」にその地位を取られたってことですかねそして、この母親はやはり只者ではなかったのね。そして物語は完結編となる次回作へ続くのかしらん?できれば、この展開を忘れないくらいの間隔でお目にかかりたいものですが、公開はあるのかな?DVDだけでもちゃんと出して下さいよ~~。尻切れトンボは嫌よ

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