アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2014-11-23 17:07:05 | 絵本
「猫の事務所」(14分)
宮沢賢治:作
植垣歩子:絵
三起商行株式会社:発行
2014.10初版第1刷(1500円)

猫の第六事務所には、事務長の猫と4匹の書記官猫がいる。
一番書記は白猫。
二番書記は虎猫。
三番書記は三毛猫。
そして四番書記は竈(かま)猫。

竈猫とは、生まれた時からフツーの猫には違いないが、夜になると竈(かまど)の中に入って眠る癖がある。
いつでも体がすすで汚く、ことに鼻と耳には真っ黒にすみがついて、何だかタヌキのような猫のこと。

・・・かま猫は、持ってきた弁当も喰べず、じっと膝に手を置いてうつむいて居りました。
とうとう昼過ぎの一時から、かま猫はしくしくと泣き始めました。
それでももんなは、そんなこと一向知らないというように、面白そうに仕事をしていました・・・

明らかなる“いじめ”の絵本。
猫の社会でもね~と納得している場合じゃない(^^;