アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2008-04-24 22:04:59 | 絵本
「木の実のけんか」(6分半)
岩城範枝:文
片山健:絵
福音館書店:発行
2008.3第1刷(1300円)

狂言の「菓争(このみあらそい)」を下敷きにして生まれた絵本。
狂言の舞台では、木の実の精たちは、みな面をつけ、タチバナ、クリなどの作り物の冠をつけて登場する。争いの場面も、囃子や地謡が入って、とても華やかである。
そして、その木の実の精たちの「けんか」は、いきなりポカリとするわけではない。
プライドやら縄張り意識やら、それそれの思惑から、ああ言えばこう言い、こう言えばああ言い、ついには暴力沙汰に至る。
(作者あとがきより)

人間の世界をそのまんま風刺したような絵本^^;


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