アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2010-04-22 22:56:59 | 絵本
「もしも、そばにいぬがいたら」(3分)
河原まり子:作
偕成社:発行
2002.3初版第1刷(1000円)

梅雨のある日、ひとりの少女から一通の手紙が舞いこみました。
「はじめまして。私は犬が大好きな女子です。マンション暮らしなので犬は飼えないのですが、もしも犬がきゅうに飼えることになったら・・・と、想像をふくらませるのが大好きです。」
彼女は考えているうちに、現実にはいないはずの犬のしつけのことが心配になり、図書館に出かけて私の『犬とつきあう本』に出合ったのでした。
このステキな手紙は、私に忘れていた子ども時代をよみがえらせてくれました。私はもういちど子どもにもどって、少女の夢の続きを描いてみたくなったのです。大好きな犬といっしょに暮らす夢を。犬といるだけで幸せになれる夢を。
この絵本はこうしてできあがりました。たった一通の手紙から、心と心が響きあった不思議さを感じています。
(作者あとがきより)