「じろじろぞろぞろ」南蛮屏風(1分)
橋本雄・吉田公子・池内一誠・小野裕子:企画・原案
九州国立博物館:企画・編集
フレーベル館:発行
2005.10初版第1刷(1000円)
この絵本で扱った屏風の右隻「南蛮舟図」は、実は左隻「唐船図」と対になっています。通常の南蛮屏風では、左隻に異国の情景を示す場合、南蛮船が出発する場面を描きます。(中国のマカオでもインドのゴアでもポルトガルのリスボンでもない「どこか」)。しかし、この「唐船図」ではとても珍しいことに、南蛮船が一切登場せず、かわりに白地に朱の雲文をあしらった唐船が多数描かれています。今までよく分からなかった、前代(中世段階)の「唐船」の図柄を知る上でも大変貴重な作例です。港は、中国っぽいフィクションの港町。見ていて飽きない。
(解説より)
橋本雄・吉田公子・池内一誠・小野裕子:企画・原案
九州国立博物館:企画・編集
フレーベル館:発行
2005.10初版第1刷(1000円)
この絵本で扱った屏風の右隻「南蛮舟図」は、実は左隻「唐船図」と対になっています。通常の南蛮屏風では、左隻に異国の情景を示す場合、南蛮船が出発する場面を描きます。(中国のマカオでもインドのゴアでもポルトガルのリスボンでもない「どこか」)。しかし、この「唐船図」ではとても珍しいことに、南蛮船が一切登場せず、かわりに白地に朱の雲文をあしらった唐船が多数描かれています。今までよく分からなかった、前代(中世段階)の「唐船」の図柄を知る上でも大変貴重な作例です。港は、中国っぽいフィクションの港町。見ていて飽きない。
(解説より)