こんにちは、メイです。
12月も3分の1が終わろうとしています。
いよいよ気忙しくなってきましたね。
「大丈夫、這ってでも行きますから。」
と言われて、本当に這って来た人に会ったこともなければ
「もうお尻に火が付いちゃって」
と言われても、本当にお尻に火が付いた人を見たこともありません(笑)。
でも、今のメイは
「ああ、這ってでも行かなきゃ。」
「ああ、お尻に火が付いちゃった。」
の息切れ状態です。
こんな時にはあの言葉を呼び起こし
「大丈夫、大丈夫、なんとかなるさ、これでいいさ」と
深呼吸をするようにしています。
以前にも書いたことがありますが、
岸恵子さんの小説「わりなき恋」の中に出てくる言葉です。
「私は、日本から、あるいはパリから旅立つとき、ある時点で、せねばならぬ日常のさまざまや、浮世の煩いごとを完璧に放棄するのです。後に回ったつけも無視できるのです。
事務能力のまったくない女ひとりが地球上の真反対の場所にそれぞれ、一応『家』という足かせを持っている以上、大事なことがスカスカと抜けていくのはしかたがない、という私流の雑な処世法です。」
昨日、急ぎ足で表参道を歩いていたら
目の前に虹ができていました。
豪華絢爛で美しい夜のイルミネーションよりも
思いがけずに出会った気まぐれな虹の方が美しい
と思える時もあります。
会が始まる時間に遅れまいと
夜の銀座を小走りで急いでいたら
今でもいったい何が起こったのかわからないのですが
すってんころりん、道路に寝転んでしまいました。
カバンの中からiPadは飛び出すやら
手に持っていた袋は投げ出されるやで途方に暮れていると
「大丈夫でですか?」と数名の若い男女が駆け寄ってきてくれて
道の上の小物を広い集め、抱きかかえて起き上がらせてくれました。
「ありがとうございます。」と深く頭を下げて
びっこをひきひきゆっくり歩きながら
頭も打たず、手首も折らず、右足首を多少くじいたぐらいで済んだことを
本当にありがたく思いました。
もしも歩けないぐらいに痛手を負っていたとしたら
文字通り這って行かねばなりませんでしたものね(笑)。
ありがたいと思いながら、不思議な感覚にとらわれました。
派手に転んだ瞬間に、身や心にまつわりついていた
不安や心配や悩みの小鬼たちが一斉に飛んでいってしまって
身が軽くなったように感じたのです。
これって、もしかしたら「厄落とし」だったのかしら(笑)。
読んでくださってありがとうございました。
今日もどうぞ良い一日でありますように!
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