Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

たまたまサンドイッチを作れること

2018-07-07 04:09:10 | メイの教訓
最近アメリカに来るたびに
ホームレスの人たちが増えているように感じます。

犬を連れた人もいますし
通りすがる人と顔を合わせないように
下を向いたままの人もいます。
かと思えば、毅然として前を見て立っている人もいます。

それぞれに事情があってのことでしょう。
シアトルの友人たちはこんなことを言います。

「アマゾンも、マイクロソフトも、スターバックスも、コストコも
 みんなシアトルから始まったの。
 ボーイングだって本社はシカゴに移したものの、まだまだシアトルが一大拠点。」

「そうした大きな会社はペイもいいから、どんどんとシアトルに人が集まる。
 不動産屋はどんどんと値をあげる。
 それでも家賃を払える人たちはいいけれど、いざ失業でもしたら大変なことになる。」

「通りに立っていたり座っていたりするホームレスの人たちだって
 ついこの間までは私たちと同じように普通に生活していたかもしれないのよ。
 私たちがたまたま運がいいだけ。」

そんな思いを抱くこのコンドミニアムの住人たちが集まって
最上階の共有ルームでせっせとサンドイッチを作りました。


パンを買う人、チーズを買う人、バターを買う人
ビニール袋やジップロック等の必需品を買う人
あらかじめ役割分担がなされています。


作るのはごくシンプルなサンドイッチです。
サンドイッチ用に切られた食パンの上にバターをぬって
チーズをのせて、ハムをのせて
もう一枚のパンで挟みます。


これがメイおばさんのテーブルです。

仲良しのヘレンと組みました。
隣のテーブルから小さな女の子が助っ人に来てくれました。

と言っても黙ってニコニコしているだけですが(笑)。

6つのテーブルで山のように作られたサンドイッチは
ジップロックに小分けにされてから
ビニール袋に入れられました。

そして、それらのビニール袋は
幹事さんたちの手で
ご近所の教会に運ばれました。
そして教会の方々と一緒に、ホームレスの人たちへと
手渡されました。

ごく自然にそんなことができること。
どっちが上でどっちが下だとか
そんなこと全く関係なく
たまたまサンドイッチを作れる人が
たまたまサンドイッチを必要な人に届ける。

今のメイおばさんは、ありがたいことに
たまたまサンドイッチを作れる人です。
それならやっぱり作らなきゃ、、、







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