遅ればせながら、16時間遅れでこちらも新しい月に変わりました。
昨日は本当に美しい、正真正銘の満月の夜でした。
できる時にできることを、と思い立って
また「ウォーキングシアトル」を再開したのは
こちらに移ってまだ2日目の土曜日と日曜日。
一番最初に歩いたのは一昨年の秋でした。
それなのに、35コースある中でまだ10コースしか終了していません。
移動暮らしの身だからでしょうか。
はたまた単に怠けているだけでしょうか(笑)。
土曜日:「ウォーキングシアトルNO.21: マドローナとマディソンパーク~湖畔の優雅な暮らし」
日曜日:「ウォーキングシアトルNO.33: シアトルはここから始まった~アルカイ」
今日はまず、昨日の「シアトルはここから始まった~アルカイ」からまいります。
よろしかったらどうぞご一緒してください。
「アルカイ」という英語らしくない名前は「Alki」と書きます。
「Alki」という名も、「アルキ」ではなくて「アルカイ」と読むのも
1851年に初めてこの地域に上陸した白人たちによって
先住民の言葉、Alki(by-and-by)から名づけられたと言います。
あまりに閑散とした僻地だったために
「New York-Alki」(ニューヨーク・アルカイ)=「そのうち(by-and-by)ニューヨークのように」という夢がこめられていたようです。
面白いですね。
このツアーは、シアトルの町が面している湾の西側に延びている半島のような地域、「ウエストシアトル(West Seattle)」の海岸沿いを歩くだけの(笑)ものですが、退屈な中にも心躍ることがないわけではありません。いえ、もっと正直に言えば、メイおばさんはかなり心躍ったかなあ(笑)。
まず第一に、ダウンタウンの50番埠頭から出る「Water Taxi」と呼ばれる小さな船の上から見る町は秀逸です。船が岸を離れるにつれて、摩天楼が次第に小さなシルエットになって行きます。たった今も私の眼下に広がっているこの町を、逆の側から見ることになりました。どっちが表でどっちが裏かはわかりませんが(笑)。
第二に、いくら玩具のように小さくたって船は船です。白い航跡は、遠くへ旅立つようなロマンチックな気分にしてくれます。乗っている時間は15分もありませんが、それでも「船旅」には変わりありません。
このウォータータクシー、乗車賃は片道4ドル、シニアなら2ドルです。
昨日、9時43分発の船に乗っていたのは何と私たち二人だけ!
「何人乗りなんですか?」と車掌さん(?)に聞けば、ちょっと困ったような顔をして
「47人乗りです。でも心配しないで。向こうからの帰り便はいっぱいになりますから。」ですって。
私たちが何を心配してるっていうんでしょうねえ(笑)。
ほのぼのとした答に気分はますます小旅行。
たったの15分なんですけれどねえ。
さて、ここからは、はしょりにはしょったフォトツアーです。
ウォータータクシーの乗り場へ
桟橋を渡り
船に乗り込みます。切符はバスと同じように中で車掌さんから買います。
シアトルのダウンタウンが遠くに離れて行きます。
アルカイの桟橋に着きました。
どの柱にも貝がびっしり貼りついています。ムール貝のようですが、まさかねえ。
海岸線に沿った単調な通りをとにかくテクテクと歩きます。
突然、こんな看板が!
「砂浜にアザラシがいても邪魔をしないであげてください。触ったり、動かしたりせずに、そっとしておいてください。」
そのうち人がたくさんいるエリアにさしかかりました。
何かと思えば、ビーチバレーのコートがいくつも連なって、応援団らしき人たちが飲んだり食べたりしながら観戦しています。
ビーチに面した通りにずらっと並ぶのは、デザインはまちまちでも、きっちり同じ高さに揃えられた6階建てコンドミニアムです。そんなコンドミニアムの列の中に突如として現れる装飾過剰の一軒家(笑)。
そしてまた突然現れたどう見たって鯉のぼり(笑)。
シアトルにいらしたらこんなお散歩もいかがでしょう。
午前中の船に乗って、ビーチ沿いに歩いて、シアトルを向こう側から見て、ランチを食べて、帰りは桟橋までの無料バスに乗って、また船に乗って、シアトルの町に戻るまで半日もあれば十分楽しめます。
ウエストシアトルのアルカイにはバスで行く方法もありますけれど、海を渡る方がやっぱり「旅気分」が味わえます。メイおばさん、突然、旅に出たくなったら、ひとっ走りして50番埠頭まで行って、15分船に乗って、また15分船に乗って家に帰ってくることにしようかと思います(笑)。
読んでくださってありがとうございます。
どうぞ今日も良い日でありますように。
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