Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

コケコッコーとクックアドゥールドゥ

2015-06-28 22:06:30 | 言葉
カウアイ島ではあちこちにニワトリがいました。
もうまるで人と共生しているかのように
ごくあたり前にいるのです。


あんまり当たり前すぎて誰も気にも留めません。
ニワトリの方も人を気にも留めません。


ホテルの敷地内にも
ビーチにも
標高1253メートルの渓谷にも
ごく当たり前にいるのです。


一匹オオカミ、いえ一匹ニワトリだったり
夫婦だったり
子連れだったり。


夜の闇がだんだん解けて行って
朝がやってきそうになると
あちこちでみんなが騒ぎ始めます。

コケッコーコー
コケッコーコー

一昨年行っていた南太平洋ポリネシアの
ラロトンガ島でもそうでした。


いつだって薄明りの中のコケコッコーで
新しい一日が始まりました。

でもこれ
一緒に聞く夫には「クックアドゥールドゥ」と聞こえるそうです。
「コケコッコー」などとは逆立ちしても聞こえないそうです。

でもこれ
私にはどうやったって「コケコッコー」としか聞こえません。
「クックアドゥールドゥ」などとは逆立ちしても聞こえません。
(もっともメイおばさん、逆立ちなどできやしませんが。)

スペイン人の友だちは「コッコロコー」だと言いますし
ギリシャ人の友だちは「ココリコ ココリコ」だと言いますし
イタリア人の友だちは「キッキリキー」だと言います。

おんなじニワトリさんなのにどうしてでしょう。
どうして私たちの耳には「コケッコーコー」なのでしょう。

言葉を覚え始める頃に
当たり前のように刷り込まれた音に
私たちの耳は、「思い込み」とも言いたいほどに
とことん忠実なようです。

どれだけ長くアメリカで暮らしたら
私のニワトリは「クックアドゥールドゥ」と鳴いてくれるのでしょうか。

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「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
6月28日:ゲストディナーのコツ
6月27日:面白いほど優れもののチェリーピッター
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan

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