Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
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世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

湖畔の優雅な暮らし

2015-06-04 05:31:54 | シアトル

さて、先週末の「ウォーキング・シアトル」ですが
日曜日の小船に乗ってのプチ旅行については一昨日すでにご報告。
でも、土曜日の「湖畔の優雅な暮らし」についてはまだでしたね。

実はこれ、一昨年の11月、まだ私たちが今の家ではなく
もっとダウンタウンに近い、というかダウンタウンの真ん中の
家具付きコンドミニアムに3か月ほど仮住まいしていた間に
私一人で密かに歩いたコースでした。

2013年11月22日と23日の二回にわたって
「Walking Seattle 第21番~湖畔の優雅な暮らし」前篇・後篇
と題してこのブログにも書きました。

けれども、同じコースとは言え、
密かに一人歩きをした時は秋が深まり冬へと向かう晩秋でしたから
今回のような初夏の風景とはまた違うものでした。

それに
たとえ季節が同じだろうと、自然に囲まれた美しい場所を歩くのは、
何回繰り返したっていいものです。

夫が嬉しそうに、「メイ、今日はいいコースを選んだよ。楽しみにしておいで。」
とニコニコ顔で言った時には、まさか「わたし、そこもう行きました!」などと夫をがっかりさせるわけにもいかず、まるで初めてのように歩き始めたのです。

でもね、結局はそれでよかったんです。
だってね、同じ感動を二度味わうことができましたし
しかも一人ではなく二人一緒に味わうことができましたし
新たな発見、新たな感動だってたくさんありましたからね。

一口に言えば、このコースはとてもいいです。
もしシアトルにいらして時間がおありでしたらお勧めします。
その節はどうぞメイおばさんにご連絡ください。
喜んでご説明しますからね。

ワシントン湖畔を北へと進み、また南へ戻ると
いつの間にやらこの町の目抜き通りのパイク通りが
鬱蒼とした木々の間、車も通れない路地になります。
それでも「Pike Street」の看板が出ているのが面白いところ。

この路地を抜けて広い道に出たとたんに
息を飲むような景色が広がります。
景色と言っても、自然の景色ではなく
豊かな自然に囲まれた人工の景色です。

何かと言えば、左側は緑したたる中で上へ上へと瀟洒な豪邸が並び
右側は湖面に向けて、下へ下へと同じく瀟洒な豪邸が並ぶからです。
まるで「Great Gatsby」(華麗なるギャツビー)の映画のようです。

し~んと静まり返った界隈には季節の花々が咲き誇り
鳥の鳴き声だけが聞こえます。

スターバックスの創業者、ハワード・シュルツ氏の家もあります。
著名な俳優たちや芸術家の家もあります。
ワシントン大学の学長公邸もあります。

歩を進めれば、湖畔側に公園への入り口があります。
足元に気を付けて下りて行けば、対岸に息を飲むようなシアトルのダウンタウンの風景が待っています。

1990年代にはレズビアンたちがトップレスで日光浴をしていたというビーチでは
今もなおトップレスの女性たちがゆったりと太陽を浴びています。

最後は大通りのマディソン通りに出てまた歩いて帰るコースです。
1万5千歩ぐらいです。
でも、もし途中で疲れたら、マディソンからバスに乗って帰ることもできます。

全てにおいてスケールが大きいアメリカの
そしてシアトルの
富裕層の人たちの「湖畔の優雅な暮らし」を垣間見るのもまたご一興かもしれません。


読んでくださってありがとうございます。
どうぞ今日も良い日でありますように。
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