goo blog サービス終了のお知らせ 

Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

変わりたい?変わらなきゃ~ルミネのCM

2015-03-22 22:45:31 | ライフスタイル

ご覧になりました?
話題騒然の「ルミネ」のYou Tube。

炎上から謝罪へというコースをたどって
3月17日の公開からたった3日で20日に謝罪広告が出されました。
それと共に動画も削除されてしまいました。

私は炎上騒ぎを聞きつけて
すぐに本家本元を見ましたが
削除された今でも、コピーが残っています。
もしまだでしたら、これだけ話題になっている「作品」をぜひご覧になってみてください。

最初に見た時には、なかなか面白い展開だと思って楽しんでいたのですが
最後の最後の落ちで白けました。

二度目に見た時には、「それはないでしょう?」という違和感が膨らんで

三度目に見た時には、「あ、もう結構です。見たくありません。」

たくさんの皆さんが、「セクハラ」という論点で怒っています。
私は少しばかり違って、「あまりのワンパターン思考」に呆れています。

それまでは、「ルミネ」と言えば、なんとなくスマートでお洒落なイメージでしたけれど、正直な話、時間が立てばたつほど変な不快感が醸成されていくようです。「不買運動」まで起きているというのですから、たかがネットCMと言えども恐ろしい影響力があるもんです。

大騒ぎの渦中に当のルミネが出した一昨日の謝罪広告たるや、これがまあ、、、、、
なんとかもっとスマートにできなかったもんですかねえ。

「お詫び
この度は、弊社の動画においてご不快に思われる表現がありましたことを深くお詫び申し上げます。今後はこのようなことのないよう、十分に注意してまいります。
株式会社 ルミネ」

こんな風に杓子定規で対応している場合じゃないでしょ、ルミネさん。
もっとスマートに行ってこそルミネさんじゃありませんか。
今ならこれまでになかったほどの注目を集められるのですから、これこそビッグチャンスだったはず。

たとえば、、、、

正攻法としては、あえてこんな時代錯誤のCMを作ろうとした趣旨とか、その裏にあるメッセージを伝えるとか。

裏ワザとしては、急いで「男性版」を作ってアップするとか。
つまり、女性上司が「イケメン君」と「地味ダサ君」に対して態度をガラリと変えて、「需要がちがうのよね。」

その結果、「地味ダサ君」が、「変わりたい?変わらなきゃ」とルミネの紳士服売り場に駆け込むとか(笑)。

降って湧いたリスクを、「してやったり」と逆手に取るぐらいのことでなければ、ねえ。


ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ


バードウォッチングにはまりそう

2015-02-19 02:33:40 | ライフスタイル
シアトルの魅力をたずねらたら
いったいどこから語ればよいでしょうか。

私たち日本人にとってもこの町はとても住みやすいようで
グリーンカードを10年ごとに更新し続けて何年もここで暮らしている人たちもいれば
市民権を取ってアメリカ籍になった方々もたくさんいます。

新参者の私は
そうした日本人、特に女性たちの話を聞いては
彼女らの潔いとすら思える「覚悟」から
多くのことを学んでいます。

50歳でも60歳でも70歳でも
いえ80代、90代ですら
日本人の彼女たちはごく当たり前のように言います。

「もう親も日本にいるわけじゃないし、日本に帰る理由もない。
私はここの生活が好き。ここが一番。残りの人生ずっとここで暮らします。」

昨日、朝から夕日が落ちるまでずっとご一緒していた50代半ばの女性もそうでした。
日本で大学院を修了し、ある大手IT企業の研究所に入り
マイクロソフトに招かれて以来
もう20年近く、シアトルに住んでいます。

そして、「ここが自分の住処」と迷いもなく言います。
「こんなに自然に恵まれた町はないと思う」とも言います。

数年前に退職してからは
週に25時間と時間を決めて
自宅で仕事をしています。

そして残りの時間はすべて
使命と趣味に費やしている素敵な人です。

そんな彼女の趣味のひとつがバードウォッチングです。
昨日はそんな彼女の手ほどきで
眩しいほどの太陽を浴びならがら
素晴らしい一日を過ごしました。

私の住むダウンタウンから高速道路を走るバスに乗って北へ30分
彼女が待っていてくれたのは「Lynwood」という町でした。

そこからまた北へ走ることさらに1時間、私たちの「バードウォッチング&ネイチャーツアー」が始まりました。行く先は川と海と湿地帯に臨む「Fir Island」という島です。本土とは車も通れる橋で繋がっています。

彼女が私に見せたかったのは、この時期、この場所にやってくる「Snow Geese」(ハクガン)と「Trumpet Swan」(ナキハクチョウ)でした。

素人バードウォッチャーを、一日にして「目指せバードウォッチャー!」に変えさせてしまった感動の経験を、手短かに写真でお伝えします。「百聞は一見にしかず」ですものねえ(笑)。メイのフォトツアー、どうぞお付き合いくださいませ。

最初の目的地はすでにバードウォッチャーでいっぱいです。


みなさん本格的です。
手ぶらなメイに同情してか、みんなが望遠鏡をのぞかせてくれます。


空はみごとに晴れ渡り


トランペットスワン(なき白鳥)がこんなにたくさん


スノーギース(ハクガン)がやってきました。


白い羽と嘴の先が黒く染まった美しい鳥です。


おりたちましたよ。遠くの白い幕のようなものも全部スノーギースです。


お昼は界隈にただ1軒だけのガソリンスタンド兼よろづや兼カフェで
BLTを頼みました。


アメリカでこんなに美味しいトマトを食べたのは初めてです。
地元の農家が作っています。

ついでに手作りのキャロットケーキを友と半分ずつ。


さあ、次の目的地へと車を走らせましょう。
一面水仙畑です。
夏はどうやらトウモロコシ畑だったようです。


あ、湖が見えてきました。
何て静かな、何て美しい湖でしょう。


釣り人がいます。


鏡のような水面に景色が映ります。


海側へと車を進めれば、目の前に広がるのは太平洋です。
ここにもまた先着の同好の師がいます。


この岩の上に、なんと4種類もの鳥さんがいるというのですが
初心者の私にはみんなカモメに見えちゃいます(笑)。


日が暮れ始めました。
友のシルエットです。


そして、、、、、、


予定をはるかに超過したロングドライブとなりました。

「ごめんなさい、遅くなっちゃって。お買い物は途中でして帰りますからね。お夕飯、もう少し待ってね。」

と、電話をして帰宅したのはすでに7時。

「メイ、残念だったねえ、今日の夕焼けは最高だったのに。」

と意地悪をする夫(笑)。

「いいもん、スノーギースとトランペットスワンを見たもんね。」

と開き直る妻(笑)。
そうそう、ボールドイーグル(白頭鷲)にも出会ったんでした。

バードウォッチング、どうやらはまってしまいそうな予感(笑)。


読んでくださってありがとうございました。
どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。

ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ




「幸せ」の同義語

2015-01-13 02:10:37 | ライフスタイル


ひとりの時もあって


二人になって


三人になり


四人になり、五人になり、六人になり、七人になり、八人になり、、、、、
日本に残らねばならなかった者も
アメリカに残らねばならなかった者もいて
これが「全員集合」ではないけれど
いない人たちだっていつも一緒にいるような
あるいは一緒にいたらいいのになあと思うような
それが家族。


引き算もあれば足し算もあって
今、たまたまここにいて
ひとつ屋根の下で眠り、起きて
一緒に食べる。

守りたい人たちがたくさんいるということは
心配ごともたくさんあるということだけれど
それでも誰かを守りたい。


もちろん
ひとりも、二人も、三人も、四人も、、、、、、
どれだってみんな「幸せ」の同義語であるはず。

人と比べず、傷つけず、ねたまず、おとしめず、、、、、
何人になったって
そんな風に暮らしていきたいと思う。

たぶんそう思えることもまた
今「幸せ」であることの同義語ではないかと思う。


ご訪問をありがとうございました。
今日もどうぞ良い一日でありますように!

ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ



メリークリスマス!~アメリカの家庭の飾りつけ

2014-12-24 09:10:58 | ライフスタイル
あらあらたいへん
気づいてみれば日本はもうクリスマスイブではないですか。
こちらはまだ23日の夜
これから夕食に出かけるところです。

日本との時差は
ワシントンDCと同様に
旅先のケープメイもまったく同じマイナス14時間。

とはいえ、夕食になんて出ている場合じゃないでしょ(笑)。
声を大にして言わなければ。
何を?って、もちろんこれです。

Merry Christmas!
メリークリスマス!

たとえ本来の宗教的な意味合いはなくたって
私たちのクリスマスは
家族を思い、友を思い、たいせつな人たちを思う優しい時。

カリカリ、イライラ、プリプリ、プンプン、メソメソ、、、、、、
そんな4文字はこの際あっちの方へ吹き飛ばして
せめて今日と明日ぐらいは大切な人たちと
あるいは大切な人たちを思って
ニコニコ、フワフワ、ドキドキ、ワクワク、ウキウキとまいりましょうよ。

心が表に出ることもあれば
表が心に入ってくることだってあるんですからね(笑)。

さて、そんなクリスマスイブに、実はまだ23日のメイが(しつこい?)
写真をたくさんお贈りします。

実はこれ
「メイ、アメリカの家庭の典型的なクリスマスを見に来ない?」
と大親友のジョリーに言われて
これまた大親友のサリーと一緒に
(正確に言えばその連れ合いたちも一緒になって)
ジョリーの家を訪ねた時のものです。

クリスマスの飾りつけは「待降節」から。
今年の待降節は11月30日でしたから
私がアメリカへ飛んで来た時には、もうすっかりクリスマスモードでした。

さあ、ジョリーが案内をしてくれますよ~。

ウェルカム!ようこそ我が家へ。


今年も大きなモミの木を運び込んだわ。


お庭の木もライトアップしてみたの。


トナカイさんは雪の上。


トイレも見てみる?


窓はこんな風にしてみたわ。たくさんあるから大変だったけれど。


これも可愛くない?


食卓はやっぱり赤と緑とシルバーね。


サイドテーブルには小さなツリーを置くといい感じでしょ?


とまあ、こんな感じでございます。

ところで、これはジョリーの家へ行く途中の道路です。


ちょっと渋滞でしたけれど
失敗してぼけた写真はまるでクリスマスイルミネーション!



読んでくださってありがとうございました。
今日もどうぞ良い一日でありますように!

ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ


あなたの「地球幸福度指数」は?

2014-11-20 22:32:09 | ライフスタイル


昨日、仲良しシニア友が
とても素敵なビデオを見せてくれました。

日本でもアメリカでも
映画は見ても、あまりテレビは見ないものですから
こうした番組があることも知りませんでしたけれど
かなり夢中になりました。

毎週水曜夜にNHK Eテレで放映されている
「スーパープレゼンテーション」というものです。

毎週録画をしている友が見せてくれたのは
10月15日にオンエアーされたイギリスの統計学者
Nic Marksさんによる約16分のプレゼンでした。
テーマは「The Happy Planet Index」
「地球幸福度指数」です。

これが実に面白かったのです!

ロバート・ケネディ氏の言葉
「GNPでは測れないものがある。それが本当の豊かさだ。」
を引き合いに出すところから始まって
マークスさんは私たちにとって幸せとは何か
幸せになるためには日々何をしたらよいのかを
説得力のある言葉で説明していきます。

彼によれば、幸せになるためには5つの方法があるそうです。

1. Connect=繋がること
(人間関係が人生で一番だいじ! 大切な人たちとの時間が一番だいじ!)

2. Active=活動的
(ブルーな時は外に出て、散歩して、踊ろう!)

3. Take notice=敏感であること
(世の中の動き、季節の移ろい、自分の心に気づく!)

4. Keep learning=学び続けること
 (学び続ければ健康でいられる。堅苦しいものでなくていい。たとえば料理、たとえば楽器!)

5. Give=与えること
(100ドルずつ渡して自分に使うか、他人に使うかで幸福度を測ってみると、他人に使った人の方がずっと幸せであることがわかる。思いやりを持つと脳が活性化する!)

うんうん、なるほど、と思って見入っていたら
世界中で一番「地球幸福度指数」が高いのは
なんとパナマとニカラグアにはさまれた
中米のコスタリカでした。

上位には、ドミニカ、ジャマイカ、グアテマラ、コロンビア、、、、
と、中南米諸国が続きます。

コスタリカの平均寿命は78.5歳と
80歳を超える日本に比べれば低いのですが
資源消費量は欧米の4分の1
軍隊は1949年に廃止されたまま
そして、とにかくラテンの乗りで、社会的な連帯感があるとのこと。

ちなみに私たちの日本の「地球幸福度指数」は
134カ国中75位でした。

マークスさんは言います。
「人間と地球の両方が幸せでなければならないんです。」

ここで我が身を自己採点してみれば、、、

1. はい、繋がってます。
2. まあまあ、動いている方かなあ。
3. 鈍感な分野もありますし、敏感な分野もあります。
4. はい、いまだに興味と好奇心、学びたいことはたくさんあります。
5. これはもう親譲りで、自分の物を買うよりは人の物を買う方が大好き。

さてさて、メイの「地球幸福度指数」はいったいいくつになるのかしら。

今朝、落ち葉に彩られた裏庭に
二匹の見慣れない猫ちゃんが入ってきて
木登りをしたり、ごろにゃん寝転がったりして長いこと遊んでいました。
「地球幸福度指数」はかなり高そう(笑)。


読んでくださってありがとうございました。
今日もどうぞ良い一日でありますように!

ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ

アメリカ大陸を横断した本

2014-11-11 22:35:08 | ライフスタイル
「太平洋を越えた羽子板」
「坂道を上った絵」
に続いて、今日は「アメリカ大陸を横切った本」です。

越えたり上ったり横切ったりする話は
これでひとまずお開きです(笑)。

これがワシントンDCの家の駐車場。
お隣りさんはスーパークールな純白のオープンカーですけれど
うちの車は赤い方。
年代物のトヨタのレクサスです。
人間で言ったらもうかなりのおじいちゃんのはずですが
実によく走ります。
さすがトヨタです。


この車のトランクに詰め込んだのは
私たちの旅支度。


そして
後部座席に目いっぱい詰め込んだのは
本、本、本、、、、


こんな状態で東海岸のワシントンDCを出発して
14の州を抜け
走りに走って5300キロ。
9日目に西海岸のシアトルに着いたのでした。

さあ着きました。
ここがシアトルの家の表玄関です。


コンシェルジュのお兄さんからこんな台車をお借りして
いったい何往復したかしら。


エレベーターで運びます、運びます。


そしてどんどんおろします。


おろし切ったら
今度はどんどん並べます。
留守の間に作ってもらったビルトインの本棚です。

適当に並べりゃいいのかと思ったら
どうやらわけのわからぬ決まりがあるようで(笑)
メイは手出しするのをやめました。

今はまだ隙間がありますけれど
sooner or later
早晩、満杯になるのでしょう。


本を食べて生きているような相棒は
目下、自分の部屋の全部の壁を
ビルトイン本棚にしようと企んでいます。(笑)。

そこに閉じこもっていればご機嫌なんですから
私は楽でいいのですが(笑)。



読んでくださってありがとうございました。
今日もどうぞ良い一日でありますように!

ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ



坂道を上った絵

2014-11-10 18:54:57 | ライフスタイル
「太平洋を越えた羽子板」の次は「坂道を上った絵」です(笑)。

8月17日に、こんなことを書きました。
「シアトル美術館での買い物~50年後のために?」
http://blog.goo.ne.jp/aniwania/e/0a44d89e2ddd02180d62a81a4cc0859f

突然、衝動的に買ってしまった絵が大き過ぎ
タクシーで運ぶこともできなくて
えっちらおっちらと、坂道をひたすら上る
初老なんかとっくに過ぎた相棒のことです。

一緒に持ちましょう、とか
交代で持ちましょうか、とか
いちおうは優しく声をかけるパートナーなど気にもかけずに
一目惚れしたモノのためなら
急な坂道もなんのその。

けっこう重いんですけれどねえ。
こんな風に黙々と、後ろも見ずに20分。


無事に家に運ばれて
とりあえずはクローゼットに置かれました。


はい、そこで時間切れ。
私たちはシアトルを後にしたのです。

それからかれこれ1月半。
ここにしようか、あそこにしようか、
もっと高く? それとも低く?


はい、今ではなかなかの存在感で寝室に君臨しております(笑)。


かくして我が家の壁と床は
まるで陣取りゲームのように
家具やら、絨毯やら
羽子板やら、絵やらで埋められ続けていくのでした。

それが「暮らす」ということなのでしょうけれど
時折無性に
あの何にもなかったがら~んとした家が
なつかしくなるのはなぜでしょう。

ところで昨日の羽子板ですが
裏をお見せするのを忘れました。
裏もこんなに美しいのです。
時々、表裏を取り替えようかしら、ねえ。



読んでくださってありがとうございました。
今日もどうぞ良い一日でありますように!

ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ




朝からパイを焼きたくなった。

2014-11-04 11:29:39 | ライフスタイル


朝からパイを焼きたくなった。
だって外は明るい日差しにあふれ
色づき始めた葉がふわりと揺らいで
静かだからと言って
なにも時間が止まってしまったのではないことを
私に優しく教えてくれるのだから。

朝からパイを焼きたくなった。
だって昨日、小さな映画館で見た
「マダム・マロリーと魔法のスパイス」の香りが
一晩眠った今もまだ私を包んでいて
台所に優しく誘うのだから。

冷凍庫にはパイシートがあるはずだし
食料庫には白桃の缶詰もある。
バターもコーンスターチも砂糖もバニラエッセンスも
香りづけのグランマニエの小瓶だってある。
焼いたパイ皮に桃を並べてグレーズをかけるだけのピーチパイなら
すぐできる。

パイ皮をオーブンで焼いている間に
ちょっと新聞を取りに出て戻ってみたら
うわあ、玄関までがバターの焼ける香りに包まれていて
ああ、そういえばこんなこと、前にもあったなあと
ごちゃごちゃに詰まった記憶の引き出しを開けてみる。

そうしたらいろいろなものが飛び出してきた。
もうこの世にはいない人たちの懐かしい笑顔も
もう戻ることはできない幸せな時代の場面たちも。

私の脇には
「いい匂いだねえ。」
「ママ、早く食べたい!」
と、背伸びをしてオーブンを覗きこむニコニコ顔の子供たち。

目をつぶれば
たいせつな人たちと囲んだ食卓の
幸せなさんざめきがよみがえる。

料理を作るのが好きでよかったと
思うのはそんな時。

誰かに食べてもらうのが好きでよかったと
思うのはそんな時。

(「マダム・マロリーと魔法のスパイス」、素晴らしい映画でした。
 その何日か前に見た映画は前評判に反して全く心に響かなかったのですが
 この映画にはちょっと泣きました。悲しい涙ではなくて、せつなく、でも幸せな涙です。
 こういう作品に出会うと本当に嬉しくなります。)


読んでくださってありがとうございました。
今日もどうぞ良い一日でありますように!

ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ

私流の雑な処世法で

2014-10-25 10:41:57 | ライフスタイル


早いもので、もう1週間になります。
雨に濡れる日もあったかと思えば
美しい秋空と穏やかな日差しに恵まれる日もありました。

日本での日々は
大したことをしているわけでもないのに
いつも慌ただしく過ぎていきます。
でも、そんな日々もまた愛おしいのです。

愛する家族や友に会い
ここでしかできないことをひとつずつしながら
ゆっくりと歩いています。

こんなどっちつかずの暮らしは無駄も多く
あきらめることも多く
しかも時差を携えての移動は
年々疲れるようになりました。

けれども仕方がありません。
これが私の「暮らし」なのですから。

岸恵子さんの小説の中のこんな言葉が浮かびます。

「私は、日本から、あるいはパリから旅立つとき、ある時点で、せねばならぬ日常のさまざまや、浮世の煩いごとを完璧に放棄するのです。後に回ったつけも無視できるのです。
事務能力のまったくない女ひとりが地球上の真反対の場所にそれぞれ、一応『家』という足かせを持っている以上、大事なことがスカスカと抜けていくのはしかたがない、という私流の雑な処世法です。」

今の私も、「私流の雑な処世法」で
けれども、どこにいてもできる限り
良き人、良きことのために
自分の心とからだを使いたいと願いながら生きています。

素敵な秋晴れの週末です。


読んでくださってありがとうございました。
今日もどうぞ良い一日でありますように!

ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ

河口の鳥たち~シアトルのCedar River

2014-10-10 23:58:59 | ライフスタイル


双眼鏡を持って
長い時間をひとりでも過ごせるという友は
たとえ双眼鏡がなくたって
鳥を見つけ、鳥を見分けることができます。

双眼鏡は
見つけた鳥をもっとよく見るために使われます。

「ほら、メイ、あそこ、あそこよ!」

と言われても、私にはどこだかさっぱりわかりません。
けれども友は、ハミングバードの鳴き声にも気づき
その小さな姿すら見つけます。

そんな友とおしゃべりをしながら
鳥を探してトレイルを歩くのは
シアトルでの私の至福タイムのひとつとなりました。

この日の目的地は
夏から秋へと移る時期に
Sickeye Salmon(紅鮭)が上るCedar川の河口と
そこから続くトレイルです。

ダウンタウンからもさほどは遠くないこの場所は
ワシントン湖に面しています。
たくさんの海鳥を見ることができるのですが
ちょっと残念なことには
ボーイングの工場にも面しています。


ですから時折
空を試験飛行の飛行機がよぎります。


海鳥たちは我関せずと気にも留めませんが
ある時、それまでのんびりと流木に止まっていた鳥たちが
いっせいに騒ぎ出し、狂ったように空を旋回し始めた時がありました。


「ボールドイーグル(白頭鷲)が来たのね。ほら、あそこよ。」

と言われても
私にはどこだかさっぱりわかりません。

イーグルが姿を消したらしく
鵜も鴨もカモメもカワセミも戻ってきて
また、平穏な時間が始まりました。



ご訪問をありがとうございました。
どうぞ良い一日でありますように!

ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ