Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

バードウォッチングにはまりそう

2015-02-19 02:33:40 | ライフスタイル
シアトルの魅力をたずねらたら
いったいどこから語ればよいでしょうか。

私たち日本人にとってもこの町はとても住みやすいようで
グリーンカードを10年ごとに更新し続けて何年もここで暮らしている人たちもいれば
市民権を取ってアメリカ籍になった方々もたくさんいます。

新参者の私は
そうした日本人、特に女性たちの話を聞いては
彼女らの潔いとすら思える「覚悟」から
多くのことを学んでいます。

50歳でも60歳でも70歳でも
いえ80代、90代ですら
日本人の彼女たちはごく当たり前のように言います。

「もう親も日本にいるわけじゃないし、日本に帰る理由もない。
私はここの生活が好き。ここが一番。残りの人生ずっとここで暮らします。」

昨日、朝から夕日が落ちるまでずっとご一緒していた50代半ばの女性もそうでした。
日本で大学院を修了し、ある大手IT企業の研究所に入り
マイクロソフトに招かれて以来
もう20年近く、シアトルに住んでいます。

そして、「ここが自分の住処」と迷いもなく言います。
「こんなに自然に恵まれた町はないと思う」とも言います。

数年前に退職してからは
週に25時間と時間を決めて
自宅で仕事をしています。

そして残りの時間はすべて
使命と趣味に費やしている素敵な人です。

そんな彼女の趣味のひとつがバードウォッチングです。
昨日はそんな彼女の手ほどきで
眩しいほどの太陽を浴びならがら
素晴らしい一日を過ごしました。

私の住むダウンタウンから高速道路を走るバスに乗って北へ30分
彼女が待っていてくれたのは「Lynwood」という町でした。

そこからまた北へ走ることさらに1時間、私たちの「バードウォッチング&ネイチャーツアー」が始まりました。行く先は川と海と湿地帯に臨む「Fir Island」という島です。本土とは車も通れる橋で繋がっています。

彼女が私に見せたかったのは、この時期、この場所にやってくる「Snow Geese」(ハクガン)と「Trumpet Swan」(ナキハクチョウ)でした。

素人バードウォッチャーを、一日にして「目指せバードウォッチャー!」に変えさせてしまった感動の経験を、手短かに写真でお伝えします。「百聞は一見にしかず」ですものねえ(笑)。メイのフォトツアー、どうぞお付き合いくださいませ。

最初の目的地はすでにバードウォッチャーでいっぱいです。


みなさん本格的です。
手ぶらなメイに同情してか、みんなが望遠鏡をのぞかせてくれます。


空はみごとに晴れ渡り


トランペットスワン(なき白鳥)がこんなにたくさん


スノーギース(ハクガン)がやってきました。


白い羽と嘴の先が黒く染まった美しい鳥です。


おりたちましたよ。遠くの白い幕のようなものも全部スノーギースです。


お昼は界隈にただ1軒だけのガソリンスタンド兼よろづや兼カフェで
BLTを頼みました。


アメリカでこんなに美味しいトマトを食べたのは初めてです。
地元の農家が作っています。

ついでに手作りのキャロットケーキを友と半分ずつ。


さあ、次の目的地へと車を走らせましょう。
一面水仙畑です。
夏はどうやらトウモロコシ畑だったようです。


あ、湖が見えてきました。
何て静かな、何て美しい湖でしょう。


釣り人がいます。


鏡のような水面に景色が映ります。


海側へと車を進めれば、目の前に広がるのは太平洋です。
ここにもまた先着の同好の師がいます。


この岩の上に、なんと4種類もの鳥さんがいるというのですが
初心者の私にはみんなカモメに見えちゃいます(笑)。


日が暮れ始めました。
友のシルエットです。


そして、、、、、、


予定をはるかに超過したロングドライブとなりました。

「ごめんなさい、遅くなっちゃって。お買い物は途中でして帰りますからね。お夕飯、もう少し待ってね。」

と、電話をして帰宅したのはすでに7時。

「メイ、残念だったねえ、今日の夕焼けは最高だったのに。」

と意地悪をする夫(笑)。

「いいもん、スノーギースとトランペットスワンを見たもんね。」

と開き直る妻(笑)。
そうそう、ボールドイーグル(白頭鷲)にも出会ったんでした。

バードウォッチング、どうやらはまってしまいそうな予感(笑)。


読んでくださってありがとうございました。
どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。

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2 コメント

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Unknown (kyma)
2015-02-19 06:33:40
はじめまして。ブログランキングから入って、拝読させていただきました。

シアトルにお住まいなんですね。バードウォッチングというと、双眼鏡で森にすむ遠く離れた小さな鳥を観察している、というイメージでしたが、さすがアメリカ!鳥も大きければ、数も多くてダイナミックですね。明るくて、楽しそう。

自然もほんとうに広々としていて、東京の狭い部屋で仕事をしている私の視界がパーっと開けていきました。

これからも、寄らせていただきますので、宜しくお願いいたします。

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バードウォッチング (Kyma様へ)
2015-02-19 10:53:56
コメントをありがとうございました。私もアメリカに来る前はちょっと根暗なイメージを持って敬遠をしていましたが(笑)、ここアメリカではKymaさんのおっしゃる通り、実にあっけらかんとして、実にスケールが大きいのです。しかも今私が済むノースウェスト(アメリカ北西部)の地域は、鳥の種類やら、渡り鳥の経路やらで、バードウォッチングには最適の所らしいのです。鳥の図鑑などもたくさん売られています。まだまだ見分けもつきませんが、それでも自然の中で鳥たちを見ていると、心が広く解き放たれていくような気がします。何万キロも飛んで行く渡り鳥の姿などに出会うと、感動してしまいます。どうぞまた時々お寄りになってくださいね。ありがとうございました!!
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