東洋療法学校協会編教科書「經絡経穴概論」(旧版)の図は、木炭画で描かれており、微妙なところを、詳細に描かない妙な工夫をしている。私はこの編者らの苦労を知っているので、いちがいに批判できない。経穴の位置には諸説あるので、わが国の東洋療法学校協会編纂という立場をとる以上、反対意見の出ない表記となるのはやむをえない。ただし経穴を学習する者にとって、経穴位置が明確に図示されていないと勉強しづらいものになる。何の権限もない私は、自分の見解を自由に表明できる立場にある。この立場を利用し、「私はこのように考えていますよ」ということを諸先生方々の参考に供することにする。
数年前に私は、鍼灸学校で3年間において「經絡経穴概論」の講師をしたことがあったので、立場上教科書に準拠した解剖経穴図を制作した。この概要を部位別に、数回にわたって公開する。図は、コピーし利用されることを前提として、あえて容量を多く設定してある。ただし平成22年度から教科書も改訂版に変わったので、部分的に異なる点もあるかと思う。
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