さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

山門がシンボルの大雄寺

2014年08月26日 | 巡拝日記

   京都の東山を真似て優れた文化の地にしようとした

飛騨高山の東山散策道を巡って来ました!

「東林山 大雄寺」 (だいおうじ) 

大雄寺のシンボルの山門 

大雄寺の本山、京都知恩院の伽藍を真似て造られた山門は楼門造りで

豪壮な建築美を誇り、高山市の文化財に指定されています。

 

仁王像 

 

 本堂

 大雄寺は吉城郡上広瀬村(現在の国府町)にあったのを天正14年(1586年)に

初代高山城主の金森長近によって今の地に移されたとされています。

 西暦1689年に建立された鐘楼と見事な樹形の黒松

 清々しいスッキリとした境内

高山の町を防御するために飛騨の各地にあった寺を東山の地に

集めたことでお向えも、お隣も、そして裏にもお寺ばっかしです。

巡拝するには好都合でした!

     

 

 

 

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大銀杏そびえ立つ飛騨国分寺

2014年08月24日 | 巡拝日記

  

外国人観光客で賑わう飛騨高山の国分寺を訪ねました!

 飛騨国分寺 表門

表門は二重柿軒の銅板葺きで桁行3.09m・梁間1.3mの四脚門。

 鐘楼門

重層入母屋造り、銅平板葺きで桁行3.045m・梁間2.4mの六脚門で

安土桃山時代に建築されて梵鐘は1514年との古銘があるそうです。

国分寺 本堂 

 医王殿と書かれた山号扁額

国分寺は聖武天皇が国家鎮護のために各国に一ヵ所を設けたもので

飛騨国分寺は西暦757年頃、行基菩薩により建立されたと伝わり

西暦1585年に兵火により焼失した本堂は建て替えられて今に残っています。

 飛騨地方唯一の三重塔

 飛騨の匠によって再建された塔は美しく風格がありました!

樹齢約1200年の大銀杏 

行基菩薩が手植えした大銀杏は葉が落ちると雪が降ると言い伝えられています。

晩秋に黄色く色づいた葉が一気に落葉する様は飛騨高山の風物詩として

毎年、マスコミなどに取り上げられていますが

一度、タイミングを合わせ落葉の様を見てみたいと思いました!

  

 

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馬篭宿の古寺・永昌寺

2014年08月22日 | 巡拝日記

  

木曽路を走って馬籠宿の島崎家の菩提寺に行って来ました!

馬籠宿の田園風景

馬篭宿の標石

朝早くに訪れた宿場は静かで趣のある風情でした!

「藤村記念館」

宿場の中ほどにある小路を抜けて行くと目指す菩提寺がありました!

「西沢山 永昌寺」

1665年(寛文5年)に島崎藤村の先祖・島崎七郎左衛門が

開基したと伝わっている臨済宗の古刹です。

小説「夜明け前」で万福寺の名前で登場するお寺でもあり

島崎藤村一家の墓所があります。

島崎藤村ゆかりの永昌寺では座禅・写経の体験が出来て

精進料理を味わえる山の中の小さな古寺です!

山門と鐘楼

円空が彫り込んだとされる聖観音像が安置されている観音堂

    

観光地の宿場と古刹の趣きの双方が楽しめたいい雰囲気の巡拝でした!

  

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合歓の木と鬼百合の光円寺

2014年08月21日 | 巡拝日記

   

神岡鉱山の一つ和佐保銀山があった二十五山の中腹に

ぽつんと建つ山寺・光円寺を訪ねました!

 山里から山道へと進むと対向車も来ない淋しい山道が続きます!

途中、和佐保銀山の堆積場跡地は

奇妙な白い色をした湿地が広がっていて不気味な光景でした!

   

カーナビは道路を表示せず、ちょっと疑心暗鬼になって進むと

やっと・・・案内版が出ていて一安心!  

参道からの眺望 

参道に咲く「合歓の木」 

 扇の形をしたピンクの花を実際に見るのは初めてでした! 

「宝福山 光円寺」  (こうえんじ) 

 本堂

光円寺は西暦1760年頃、山津波で和佐保銀山が壊滅した時の被害者の

菩提を弔うために楽翁秀村禅師が開山したのが始まりとされています。

庫裏 

 西暦1680年頃、円空上人がこの地を訪れ、二十五山の山頂で彫ったとされる

阿弥陀二十五菩薩像が祀られていると伝えられています。

 山の中腹で標高が高いせいか紫陽花がまだ咲いていました!

 境内にはいろいろな草花が咲き誇っていました!

 その中でオニユリは圧巻の容姿でした!

   

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臥龍楓と童地蔵の瑞岸寺

2014年08月20日 | 巡拝日記

   飛騨神岡の静かな山里に地を這うような臥龍楓と

気持ち和らぐわらべ地蔵のいる古寺に行って来ました! 

 「殿秀山 瑞岸寺」

 天文4年、西暦1534年に安国寺の末寺として江馬九右衛門が開基し

信海和尚が開山したのが始まりと伝えられています。

山号の殿秀山 

 寺号の瑞岸寺

 樹齢約500年の楓は飛騨市の天然記念物

向って左の方向に枝先が伸びていました!

 枝は地を這うように低く、長く伸びていました!

「しあわせ地蔵」

この表情に思わずニッコリと安らいでしまいました! 

 

子供をおんぶした地蔵さんにもほっこりとしました!

 ききょうの花が咲く境内はとてもきれいに整えられていて

お供えに使う花が数多く植えられているいい雰囲気の古刹でした!

  

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