當麻寺のすぐ近くに中将姫ゆかりの井戸があるというお寺を訪ねました!
「慈雲山 石光寺」 (じうんざん せっこうじ)
西暦670年頃、この地に光を放つ三つの巨石があり、掘り起こすと
弥勒三尊の石像が現われたそうです。そして天智天皇の勅願に
より「石光寺」の名を賜り開山したと今に伝わっています。
弥勒三尊の石像は日本最古の白鳳弥勒石仏で重要文化財です。
山門をくぐると美しい白砂が盛られていました!
「想観の沙」 (そうかんのすな)
「想観の沙」は凡夫が「仏助けたまえ」と念仏を申す姿のことで
方形の四角の物体は一見、強く安定した形だが崩れやすく欠けやすい。
すなわち喜びがある反面、苦しみもあり超えられない世界を表していて
我々、普通の人間の姿を表わしている。
一方、円形は諸々を超えた世界、悟りの世界を表していて仏を意味している。
本堂 本尊の阿弥陀如来像
本堂前の境内
境内には物凄い数の「ぼたん」が植えてあり、春に咲く種類の他に
晩秋から冬に咲く寒牡丹も数多く植えてあるそうです。
開花時には再訪してみたい処になりました!
中将姫は西暦750年頃に「石光寺」の井戸で蓮糸を洗ったところ
五色に染まり、その糸を桜の木に掛けて乾かしたと伝わっています。
井戸と染めた蓮糸を乾かした桜の木を示す石碑
左端の木が「糸かけ桜」
「染の井」
山門の脇には「さるすべり」の超大木があって
寺全体を守っているような感じがしました!