滋賀の湖東三山(西明寺・金剛輪寺・百済寺)は旅行会社がツアーを組む程に有名で
メジャーな名所ですが、少し南に位置する湖南三山という古刹は紅葉と国宝を巡る
コースで静かなブームとなって年々、参拝客が増えているそうです。
そんな古刹巡りに紅葉のタイミングを計って行って来ました!
湖南三山は滋賀県湖南市にあって奈良時代に建立された天台宗の三ケ寺
善水寺・常楽寺・長寿寺の三山のことです
「岩根山 善水寺」
標高405.5mの岩根山の中腹に建つ山岳寺で奈良時代の
和銅年間(708~715年)元明天皇の勅命によって草創された古寺です
境内入口には毛氈が敷かれたお茶処が設けてありました!
紅葉狩りの団体参拝客が来ていて騒がしくちょっとイライラ!
この紅葉を観て・・・ゆったりとした気持ちを取り戻しました!
国宝の本堂
入母屋造り、桧皮葺きで桁行七間、梁間五間の天台密教殿は西暦1366年に
再建された国宝建物で本堂外陣に二体の仁王像、内陣には梵天、帝釈天、
四天王、更には十二神将までもが全て揃って一同に介している様は
圧巻で全国でも希少だそうです!
庭園や独特な積まれ方をした石組みに庭木の配置などは極、自然に調和していて
見ていても飽きのこない和める境内です!
本堂前に何気なく置かれた燈籠も計算された配置でしょう!
元三大師堂
素晴らしい紅葉でした!
霊水場
桓武天皇の病気を平癒したと伝わる霊水は一口飲むと体中に広がって
いくような不思議な感覚が味わえて寺号の由来にもなっています!
鐘楼
御開帳の案内
開創1300年を迎える来年、4月19日~6月14日の間、
秘仏のご本尊「薬師如来像」がご開帳により公開される案内がありました。
来年、新緑の頃に参拝客の少ない平日を狙って
再訪してみたいと思う古寺となりました!