さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

日本三大文殊の「安倍文殊院」

2014年11月24日 | 巡拝日記

   

日本三大文殊霊場の一つ「安倍文殊院」を訪ねて来ました!

 「安倍文殊院」・「京都天橋立の切戸文殊」・「山形の亀岡文殊」

三霊場が日本三大文殊と云われています

安倍文殊院は大化元年(西暦645年)に安倍一族の発祥の地であるこの地に

大化の改新で左大臣となった安倍倉悌麻呂(あべのくらはしまろ)によって

創建された我が国最古に属する寺院と云われています

 安倍文殊院 本堂

 獅子に乗った本尊・文殊菩薩像は快慶の作で総高7mもあり日本最大の騎獅像です

本尊に向かって右側の善財童子像、優填王像、左側の須菩堤像、維摩居士像の

渡海文殊菩薩群像の五像は全て国宝で見応えがありました!

文殊菩薩は左手に慈悲、慈愛を象徴する蓮花を持ち、右手には思いがけずに

降りかかる魔を立ち切る「降摩の利剣」を持っています

文殊池の金閣浮御堂 

"天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出し月かも"

この地の出身者、安倍仲麻呂が詠んだ歌碑 

 平安時代の陰陽師、安倍晴明の出生の寺でもあり、日本の占いの祖とされる

晴明公に関わる様々な遺跡が数多くありました

文殊院西古墳はおよそ1370年前、西暦645年頃に築造されたもので

古墳内部の石材は築造当時のまま現存しているそうです! 

国宝の渡海文殊菩薩群像や寺宝を拝観し、ゆったりとした時間が

お茶をいただきつつ静かに流れていきました! 

   

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