お伊勢さんのふる里で伊勢神宮の元宮とされる
「元伊勢 籠(この)神社」に行って来ました!
元伊勢とは天照大神が倭(やまと)の国の笠縫邑(かさぬいのむら)、
現在の奈良県桜井市を出られて伊勢神宮にお鎮まりになるまで
巡幸(天皇が各地を旅行)された地を指すことだそうです
籠(この)神社は天照大神が最初に巡幸された神社で丹後の国の総氏神である
籠神社のご祭神、豊受大神(とようけのおおかみ)と共に四年間祀られたそうです
その後、天照大神は第11代・垂仁天皇の御代に、豊受大神は第21代・雄略天皇の
御代にそれぞれ伊勢神宮に還られたと伝わっています
籠神社は「内宮外宮唯一の元伊勢」として全国で二十数社ある元伊勢の中でも
伊勢根本の社として随一の社格と由緒を持つと言い伝えられています
社の中には大きな「さざれ石」がありました!
石造狛犬は鎌倉時代の作で名作がゆえに魂が籠り、夜な夜な天橋立に遊び出て
魔物と間違えられるようになり、人々を驚かせたそうです。
天正年間(1573~92年)に剣豪、岩見重太郎が剛刀で狛犬の前足を斬って以来、
この狛犬には霊験があり、魔除けの狛犬として信仰を集めているそうです
日本三景の一つ天橋立は籠神社の参道として発祥したもので、古来より
天と地・神と人を結ぶ架け橋として信じられてきました。
「古事記」に登場する神、伊邪那岐(いざなぎ)、伊邪那美(いざなみ)の二柱の神が
降り立った天浮橋(あまのうきはし)がこの天橋立と伝わっています。
その聖なる天橋立の北方に鎮座するのが元伊勢籠神社です。
籠神社の宮津市から少し離れた福知山市にある
外宮・内宮の元宮とされる神社を訪ねて参拝して来ました!
元伊勢外宮 豊受大神社
伊勢神宮より50年あまり前に開創され、伊勢神宮外宮の元宮
元伊勢内宮 皇大神社
皇大神宮が現在の伊勢に遷宮される前はこの地にあったと伝わっています
紅葉が美しい元宮に「元伊勢参り」の参拝が盛んになってきたそうです!
皇大神社の神域一帯は静寂に包まれて厳かで霊気が漂う美しい神代の空間でした!
二年ほど前に伊勢神宮の元宮が丹後の地にあることを知りました。
式年遷宮の伊勢神宮を参拝した同じ年に元宮への参拝が
出来て胸の遣えが取れたような気持ちになりました。