goo blog サービス終了のお知らせ 

東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

試験前の中学生・高校生を指導していて思うこと

2019-06-24 00:50:26 | 学習・塾に関する中身
 中学生も高校生も全体的に期末テストが近づいてきました。で、今回のテストはさすがに怒りを覚える瞬間がいくつかありました。

 まず私の教え子ですが、自習中に他の邪魔になる私語をしてしまう生徒がいました。これについては何度も指導を繰り返しています。中学生はまだまだ自分を律する気持ちが甘いものです。私が伝えたことは「あなたがした私語のせいで集中できず、それが原因でテストの点数を落として評定が下がり、受験したい高校に届かなくなったときに、あなたはそのメンバーの人生に責任が取れるのか?と」
 論理が飛躍しすぎなのかもしれません。でも「他人の時間を無意識に奪っているということに気付かないといけないよ。その行動はあなたたたちが責任を取れるレベルのことではない」とも諭しました。こうしたことは繰り返し繰り返し伝えないといけないことだと思います。

 次に中学校ですが、とある教科で1授業時間で教科書にして18ページ進むというわけのわからない授業があったのです。そして試験範囲はなんと教科書で90ページ分。そしてまともに授業をしたページはその半分にも満たないでしょう。「読めば分かる」として進んだのだそうです。生徒たちは「これ、塾に通ってない子は終わりやん…」。うん私もそう思います。
 チャレンジテストの前に復習・復習で時間をとりすぎるからこんなことになるんですよ。常に少しだけ先へと進めていましたが、このせいで完全に予定が狂ってしまいました。今日の時点でまだ試験範囲の授業がほんの少しですが終わっていません。最悪です…。

 そして高校。某公立高校ですが、数学は◎◎ッセの模試の過去問と答え配って「いついつまでにやっておくように」。英語の小テスト、不合格の生徒は「例文を3回写して、訳も書いて提出」。古典は助動詞の活用表を配って全訳して終わり。そりゃみんな予備校に通いますわ。そんな作業をさせて学力が伸びるとでも思ってますの?

 おまけに文部科学大臣は「やらずに後悔するよりも、やって反省したほうがいい」ですって、大学入試共通テスト。なんかねー、教育の崩壊が止まらずにすぐそこまで来ている気がします。せめてせめて目の前の生徒たちには「やっつけ仕事」ではないお勉強を伝えていきたいと必死に考える夜のお話でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ツイッターでの無茶振りに応... | トップ | 異常気象時の対応について ※... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

学習・塾に関する中身」カテゴリの最新記事