東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

抽象的ですが

2017-05-28 19:32:33 | 日記
 頑張っただけの結果がでることは事実だけれども、頑張った時間に比例するわけではない。

 結果は「頑張った実質の中身」に比例していく。

 たくさんの時間をかけても、その中身が薄っぺらいまのであれば、当然結果も薄っぺらいものになってしまう。

 薄っぺらい頑張りで薄っぺらい結果になったときに、その薄っぺらさに気づいた者が、次の頑張りの中身をよりよいものにできる。

 では、中身の良い頑張りとは何か? それは求める結果に結びつく頑張りである。さらにいえば「求める結果がでた」ことにより、その頑張りが意味があったと後付ができるのである。

 あなたの頑張りを中身のある頑張りにできるのは、実はあなたしかいないのである。あなた自身のことを一番よく知っているのはあなた自身である。怠けたい気持ちも、頑張りたい気持ちも、全てあなた自身が自分でコントロールするのだ。

 私ができることはその「中身のある頑張りの方法」を気づくように仕向けることである。繰り返し頑張る過程で、助言をもらいながらでも、自分自身の伸ばし方を体得していくことができるように、そしてその頑張りが正しい頑張りであると、背中を押すことである。

 だから、今少しずつ結果を出しているあなたは、自信を持ってその頑張りを続ければよろしい。結果がともなわないあなたは、私に言われている意味をしっかりと考えて、自分に足りないものをみつめて改善して行けばよい。

 そうすれば、先の進路で自分を見失うことなく、自分の将来へ向けて進むことができる人間になるはずだ。そのためには意味のあるたくさんの課題をこなすことも必要である。

与えられた課題をクリアするためにどうすればいいかを考えることは学習ではない。

自分で課題を設定し、その課題を乗り越えるための頑張りを自分からできるようになることこそ学習である。


 さあ、私の自慢の教え子たちよ! この私の指導している真の裏課題をきちんとできる生徒になってくださいね。(願)
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ただいま縄手北中学校の試験前です

2017-05-28 18:24:34 | 学習・塾に関する中身
 明日から縄手北中学校の第1回定期考査が実施されます。

 今日は試験直前の補充授業をしました。まあでるわでるわ。確認なので、基礎的な事項のお話をすると「それ先生飛ばした」「それ習ってない…」「それ、教科書に書いてはあるけど、先生が覚えんでいいって言った」



 普段の授業で私の説明が言葉足らずであったことも事実ですが、基礎的な事項で説明が抜け落ちていることに驚きの連続です。私の授業中に私の教えたことは、どうやら理解して・覚えて当然の中身であると思ってくれていたようで「なんで先生(私)の授業中に言ってくれなかったの?」と聞くと「あ~先生が言うからそれ理解したほうがいいやつやと思ってた」との返答。
 さらに1名は「だって先生はなんでそれが大事が理由と一緒に説明してくれるから、学校の先生が説明せーへん理由がわからん」ですと。

 喜んでいいのか…。 本職はそろばんの先生で、教員免許は理科です。それで5教科を指導するんですから、絶対に抜け落ちている部分はあるはずなんですが、生徒にそう言われるってちょっと苦しいですね。

 さらに社会の授業では「問題集の問題がそのままでるから、そんなに詳しい説明はいらないと思いますよ」「…」

 そりゃC問題に対応する授業を塾がしなくちゃいけないわけですよ。

 教育委員会の入試ルールを決めている方々は、半年くらいかけて、抜き打ちで府内の中学校の授業をすべてみたほうがいいと思いますよ。ほぼ机上の空論であること。まずは学校現場の実際の授業内容から改革をしなければいけないことに気づくと思いますよ。

 あ~あ。またタイトルからは遠く離れたところに着地してしまいました。
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臨時休校について、サマータイム実施のお知らせ

2017-05-28 18:15:50 | そろばんに関する中身
※臨時休校について※

来る6月4日を基準日として珠算能力検定試験が実施されます。

当教場ではこの検定試験後にお休みを頂いております。

今回は6月7日(水)8日(金)を休校日としております。

この日は体験授業のお申込を受け付けできませんのでご了承ください。

※サマータイムについて※

当教場では夏休みはサマータイムを実施します。各授業時間を2時間繰り上げます。

そして、生徒の指導に集中するため、サマータイム実施期間中は体験授業・入学受付を停止します。

今年度のサマータイムは7月24(月)~8月25日(金)で実施します。

夏休みにそろばん学習を始めようとお考えの皆さまは、お早目の体験・お申込をお願いいたします。
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負荷をかけることと無茶をすることは違う

2017-05-25 23:49:53 | 日記
 最近、とにかくいろいろな習い事・学習塾のホームページを見たり、ブログを読んだりしています。

 で、最近よく見るのが「無駄な授業はしません」「試験で高得点を取るには」「試験予想問題が〇割的中!」なんて記載です。

 まず「無駄な授業はしません」。当たり前ですよね、そんなこと。それとも「他所の塾は無駄な授業ばっかり」とでも言うのでしょうか? その塾その塾で必要と考えることを授業しているはずです。効率的に得点を上げることを至上命題にしている塾と、生徒の3年先・7年先を見据えた授業をしている塾が、同じ授業になるはずがないですよね。

 「試験で高得点を取るには」。簡単です。試験範囲を全て理解すればいいんです。

 「試験予想問題が〇割的中!」。そんなこと当然です。塾専業の講師なら7割は当ててもらわないと困ります。



 でもね、効率だけを授業に求めて、試験に出る部分だけに絞って勉強させて、予想問題で訓練する。これではほんとうの学力は育ちにくいです。ただ、育ちませんとは断言できません。一握りの優秀な生徒は、こうした勉強を通して、自ら自分の問題点に気づき伸びていくからです。
 それでも、こうした勉強で伸びていけない生徒のほうが多いということは断言できます。それは、私が考えることと真逆のことを指導する塾に通った生徒のその後をたくさん見てきたからです(私の教え子がそうした生徒の同級生ならば、ある程度のその後の情報がはいってきます。高校・大学に進んでもたくさんの教え子とつながっていることが私の自慢です)
 
 大切なのは、自ら進んで勉強する姿勢。分からないことを分かる状態にしないと気持ち悪いという姿勢を育てることです。その後は生徒の学力・地力に応じてゆっくりと伸びていきます。

 だから、こうした塾さんで「みかけの点数を上げた」生徒は、みかけの点数と実力が伴わないことが多いため、実力よりもレベルが高い進学をすることで、ついていけない・消化不良を起こしてしまうのだと言えます。

 週2回、4.5時間で5教科を指導する私の教室では、だいたいどの学年の平均も、学校の学年平均+50はクリアします。出来がいい学年なら+100以上だって達成したこともあります。それはなぜか? 塾でお勉強する以外の時間を自分で使いこなせるようになっていくからです。授業で言えば、本当に基礎~応用の手前くらいしかしません。学校での授業中に理解しにくかったと生徒から申し出があれば、少し詳しくは授業しますがね。

 そのために、最初は少ない課題から初めて、ある程度の課題を与えていきます。つまり「負荷をかける」わけです。ここで一人ひとりをきちんと把握していないと、その負荷は負荷ではなくなり「無茶をさせる」だけになってしまいます。

 さて、最近これもよく見ます「大量の課題を与えられてこなすと、先へ進んだときに躓きやすい(課題がないとできないこどもになってしまう)」。え~とね、それはただ単に「学習塾のアリバイ証明」のために「その生徒のことを考えた」わけではない「塾の都合に合わせた大量の課題」を考えもなく「盲目的にやればいいと生徒に信じ込ませて」やらせているからそうなるんですよ。
 なぜその課題を与えているかをきちんと説明し、その生徒が「自分で限界だと思っている量」の「すこしだけ上の量」を、タイミングよく指示して「やりきれなかったときのフォローを適切に」すれば、生徒との信頼関係も築けて、生徒たちは前へ進んでくれるわけです。

 というわけで「大量の課題を与えられてこなすと、先へ進んだときに躓きやすい」という塾さんは「一人ひとりにあった、負荷のかけかた」を理解できない塾さんであると言えます。もっと言えば「自分の指導する中身こそ最上であるから、自分の指導をクリアすれば中学生としては申し分ない」(あれっ?このフレーズ以前書いた気がしますが…。まっ気にしないでおきましょう)と考えているように、私は感じています。
 ただし、矜持がきちんとあった上であえて「大量の負荷はかけない」というお考えの塾さんもあります。この場合は、その指導者の矜持をお聞きになった上で、お子様に合うかをご判断されればいいと思います。

 きちんと生徒のことを見つめ、把握している塾講師であれば「無茶ではない負荷」をきちんとかけることができますので、お子様に課題が多すぎる、あるいは少なすぎると感じる場合は、1度講師さんと懇談されることをお勧めします。きちんと考えがある講師は、自分の考えを説明できます。あとはお子様に合うか合わないかをご判断されるといいと思います。
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努力の仕方

2017-05-21 23:36:35 | 学習・塾に関する中身
 枚岡中学は定期試験が終わりました縄手北中学・縄手中学は来週に実施されます。

 さて、定期試験が近づいてくると「定期試験対策講座」なんて銘打ったチラシが増えますし、それぞれの塾さんが情報発信しているブログやツイッター、ホームページには定期試験対策についての取り組みが書き込まれます。

 私の教室では、特別なことは何もしません。予想問題も作りませんし、定期試験対策授業もしません。試験範囲で生徒たちが不安だと申し出た単元や、私が指導していて不安を感じた単元については復習授業をすることもありますが、基本的には何もしません。各自自分の弱点補強に励んでもらいますし、そのお手伝いに全力を注ぎます。

 え~と、定期試験の予想問題を作成する、ご苦労様です。過去問を片っ端から解かせる、お疲れ様です。補充プリントを山のようにさせる、大変ですね。で、それって「生徒たちの自主性」育ちますか?

 特に「定期試験の予想問題(過去問)ができるようになること」って、生徒たちの自主性が育つとでも思っているのですかね? なんかそんな論調のブログやツイッターを見ることが増えてきました。「こうした問題を解けるように勉強するように指導することが自主性を育てます!」。

 もし、そうした予想・過去問題を問題なく解くことができたのであれば、それは「生徒が優秀なだけ」であって、講師が優秀なわけではありません。(唯一の例外が、生徒のみんなが取りこぼしたり、間違いを起こしやすい問題に絞って、生徒の努力のさらに上を行く問題を与える場合です。ただし、瓢箪山で17年子供たちを教えていますが、そんなことしている塾は見たことありません。はい)

 定期試験の予想・過去問題を解かせて、自分の弱点に気づかせた後なんですよね、大事なのは。でも、そうした問題を解けるように勉強しなおすだけならば、残念ながら高校・大学と進学した後で、自分から問題に立ち向かっていくことは難しいですね。そう与えられたことに対応する能力は伸びていくけれども、自分が無から有を生み出すことは、すごく難しいと感じる生徒になってしまうことが大半です。

 (はいはい、「なんの根拠があってそんな偉そうに言うのか」ですか? 私の元を巣立って違う塾さんで学び、高校生になって予想・過去問題がないとどう勉強していいのか分からない。助けて欲しいという生徒が今までに20名以上いますからね。そんな生徒たちに「お勉強の本質」を教えなおすことがどれだけ大変か…。ちなみに、成績下位の生徒だけではないですよ。いわゆる大阪のトップ10校に通う生徒にも、八尾・清水谷クラスの生徒にもいましたよ。)

 だからといって、もちろん私の指導が完璧なわけではありません。ただ、塾を本業としない、そろばんの先生でもある程度指導できるのに、塾指導を本業とする塾講師の皆さんの中に、本質を抑えた指導ができない先生があまりにも多い事実に少し悲しくなってしまいます。

http://w-takuma.jugem.jp/?eid=1178 (すいません。何度やってもリンク貼り付けがうまくいかないので、URL直に貼り付けます。コピーして使用してください)

 と思っていたらこんな記事を見つけてしまいました。そりゃそうですよね。というわけで、私は私の真じる道を進み続けることにします。

 ※ 誤字がひどかったので訂正しました。
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