東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

私立高校入試を終えて

2020-02-17 00:23:52 | 学習・塾に関する中身
 先日木曜日に全員の入試結果が出そろいました。なかなかに厳しい受験の生徒もいましたし、まあ順当な結果を持ち帰った生徒もいました。大阪府における私立高校の受験は公立人気が高めなこともあり、比較的不合格が出にくくはあります。それでも希望のコースには受からない生徒も少なくなく(いわゆる廻し合格)、なかなか簡単なものではありません。当学習塾の受験生は全員が志望校に合格しました。例年通り個人が特定される形での合格高校名は発表しませんので、悪しからずご了承ください。

 さて、何度かこのブログでも書いておりますが、もともと私は「学校平均に届かない生徒を、超えるところまでともに歩みたい」という考えで塾を始めました。そのため成績が伸びてくると大手への転塾をすすめていた時期が長くありました。今のように希望すれば最後まで指導するように腹を決めたのは現在高2の学年が中学の塾を始めるときなので、今年の受験生が腹を決めてからの3期生ということになります。

 まあ、過年度の合格実績は上げていますので隠すことはありませんが、大阪府公立文理科にも、難関といわれる私立にもぼちぼちと合格者が出始めました。私自身はだからといって大きく指導は変えていません。大阪府公立のC問題にはさすがに対応できるように多少課題を増やしてはいます(多少の実費をいただき、秋以降に日曜日の授業をします)が、1回あたりは2・3時間程度のものを10回あるかないかなので大した量ではありません。

 それでも上記の難関高校の合格者が複数出ています。これは自慢でもなんでもないんです。そして一つ疑問が私の頭の中に浮かんでは消えるのです。それは

与えすぎる課題が生徒の伸びを逆に潰していることってないんかな?

ということなんです。私がそんなに課題を出したくないのは「自分が苦手だと感じることに時間を使いたいだろう。その時間を奪うのは生徒自身の成長を阻害することになるはずだ」という考えに基づくものです。

 今までこの考え方にご共感いただけなくて、当教室を去った生徒も少なくありません。その生徒のその後の情報は入ってくる場合も入ってこない場合もあります。ここではそのことには触れません(ご想像にお任せします。その生徒がもし読んでいて結果に触れていれば、良くても悪くてもいい気はしないでしょうから)。

 少なくとも私の真意を理解してくれたと私が感じた生徒は例外なく「スタートより」伸びています。そして上記の結果を出してくれた生徒も出始めています。また、地を這うような成績だった生徒が学年平均くらいまで上がってきたりした例もたくさんあります(というかこちらの方が多いと思います)。

 生徒たちの持ち帰ってくる結果や、伸びていく手ごたえを見ていると「過去問をやらせまくってみかけの点数を上げる」指導や「自分のやりたいことをやる暇がなくなるような大量課題をやらせ続ける」指導は必要ない。そればかりかもしかして伸びる可能性を潰しているんじゃないのかな?という考えが頭から離れないのです。

 保護者の皆様はもちろん、生徒本人も「ドーピングのような出るとこ丸暗記対策」であっても、「定期考査の成績」が上がるのであればそれでいいじゃないか?と思われる方が多いでしょう。そして、そういうお勉強を通して本質に気付く生徒もまたいることは否定しません。

 だから私は「そういうお勉強の指導は、そういうお勉強を善しとする塾さんに任せておこう」と考えるわけです。そして年々生徒の持ち帰る結果を見るにつけてその想いがより強くなっています。

 というわけで、私はもう少し今の指導方針を変えることはないだろうと、生徒が全員私立は希望通りの合格を勝ち取ってきたことから思いを新たにしましたというお話でした。
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私立合格入試結果

2020-02-13 16:23:15 | 学習・塾に関する中身
先日2月11日と12日に大阪府私立高校入試が行われました。こそっとやっております学習塾からは6名が挑戦し、全員が高校生になる権利を獲得いたしました。

1名は専願でしたが、5名はさらに公立に向けて頑張ります。

例年通り合格高校はここでは書きませんのでご容赦くださいませ。
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