東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

指導方針~瓢箪山教場~②

2016-01-29 11:20:36 | 瓢箪山教場
② 漢字指導(どちらのコースも実施中)

 昔から「読み・書き・そろばん(計算)」は生きていくうえで最低限必要な脳力であると考えられてきました。江戸時代の私的教育機関である「寺子屋」は、古くから庶民の基礎能力の育成を支えてきました。

 この能力は「リテラシー」ともいわれ、基礎学力を支える根幹を成すものとして、最近は教育関係者の間でもその重要性は再認識され始めてきています。「ゆとり教育」といわれる一世代前の学習指導要領では、この根幹を支える基礎基本の指導が軽視されてしまいました。ドリルで繰り返し行う練習は個性を潰す「悪い指導」であるという論調がまかり通っていた時期もありました。
 このゆとり教育の弊害は、今20~30台にじわじわとあらわれています。はんぷぅ練習を「めんどくさい」「恰好悪い」としていた世代には、努力を軽視する風潮が、他の世代よりもより見られるとも指摘されています。

 反復練習の大切さは、そろばんを通して子供たちにぜひとも伝えたいことのひとつです。このため、当教室では「現代の寺子屋」を目指して、基礎能力の育成に力を注いでいます。

 漢字ドリルは自作しています(現在改定中です)。書き順は省略せずにすべてを示しています。音読み・訓読みはもちろん、部首も3年生配当漢字からすべて示しています。さらに漢字を練習する全てのマス目に十字線を入れて、バランスを考えて書けるようにしています。練習ますの横にはすべてお手本の漢字を同じように配置しています。さらに、巻末のテストはその本の新出漢字だけではなく、すべての漢字を書かなければいけないものにしています。
 私が漢字指導において必要と感じることを全て詰め込んだ教材にしています。

 とはいえ、今までの本はパソコンで作ったものを切り貼りして作成していたため(ソフトのグレードが低かったので…)どうしても画像が粗くなっていましたが、現在はIllustratorを使用して全て作り直したものを使用しております。体験の際に実物をお見せいたしますので、ご遠慮なくどうぞ。
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指導方針~瓢箪山教場~

2016-01-23 18:28:42 | 瓢箪山教場
 当教場は「珠算」教室ですが、「珠算」だけを教える教室ではありません。

 「珠算」以外に指導している内容と、指導をしている意味をお話します。

 ① パソコンを使った四則計算の演習。

 ご家庭でも、計算の練習は簡単にできます。計算ドリルの類は数多販売されています。小学校低学年(3年の夏休み開始まで)に四則計算の基礎を徹底的に固めておくことは、4年生以降の算数で躓かないために最重要なことです。
 そして学校の現場では「100ます計算」がわりと行われています。これは11ます×11ますの方眼紙の左縦一列と、上の横一列に0~9の数字を書き込み、縦横ぶつかったますについて、指定された計算をするというものです。(100ます計算でネット検索すれば簡単にわかります)
 この「100ます計算」。致命的な弱点があります。それは「やっている時を観察しておかないと、計算力が身についていないのに、好タイムで満点を出せてしまう」ということなんです。

 なぜか? たしざんでしたら、まず「+0」の列を計算します。次に「+1」の列を計算します。次に「+2」の列を計算する。としていくと、1列前の答えに「1をたす」だけで、すべての列が計算で来てしまいます。これでは「+1」の計算しかうまくなりません。プリント指導教室の中には(全部ではありませんが)授業参観などでよい成績を出してもらうために、生徒たちに「こうすると早く100点が取れるよ!」とこのやり方を教えている方もいるようです。

 これでは、真の計算力は育ちませんよね。こんなやり方を指導するとは本当にびっくりです。パソコンの計算では、出題は完全ランダムです。しかも間違いの履歴が残りますから、1から順番に答えを押していてもわかってしまいます。また、パソコンの画面上で行う計算練習は、紙の計算よりもゲーム感覚が若干あるようで、生徒たちは楽しんで頑張ってくれています。無味乾燥な計算練習がちょっと楽しいのも、パソコンでの計算練習のよさではないでしょうか?

 長くなりそうなので、この指導内容の紹介、シリーズ化します!
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進路について真剣に悩むとき

2016-01-13 00:35:11 | 学習・塾に関する中身
 今お勉強でお預かりしている中学3年生は、受験勉強真っ盛りです。が、今の今でもまだ完全に志望校が決まっていない生徒も少なくありません。これは毎年のことです。大きく分けると「ギリギリまで一つでも上を目指したい」からという、うんそれはぎりぎりまで悩めばいいよという未定と、本当に受験をする頃になって、やっと真剣に自分の進路と向き合い始めたから、決めるための情報・材料がなくて決められない未定があります。

 後者が良くない状態であることは異論がないのですが、前者についても「うん、ギリギリまで悩めばいいよ」という意見が肯定的に語られることに私はよく「?」となります。それは、「もっと早くから進路と学力に向き合えば、今頃じたばたしないでよかったんじゃないの?」ということです。

 小学高学年のころから、社会の仕組みや学歴の話。お給料の大雑把なお話。図書コーナーにはかの有名な名著「13歳のハローワーク」も置いていますし、ことあるごとに高校・大学についてのお話もします。それでもやはり、自分の目の前に「受験」が来ないと、本格的には考えてくれません。

 今、私がお預かりしている生徒は、まだ将来についてのビジョンがあるほうだとは思います。それでも、何か物足りなさを感じてしまいます。私自身もまた3年先・7年先、その先を見据えて進路指導をしているつもりだとはいえ、生徒たちの可能性の芽を摘んではいないか?、と真剣に悩んでいるからなのかもしれません。

 生徒たちはこちらの心配をよそに、今日も楽しそうに勉強していました。苦痛を感じてするよりははるかにいいのですが、何か「受験生!」という緊張感に欠けていることは否めません。私の教室の良さではあると思うのですが、ここは変えていきたいところですね。

 今、私が生徒たちと一緒に悩みぬいて考えている進路が、生徒たちにとってベストであるように、何年も先にベストであったといえるように、悩む日々はギリギリまで続きます。

 あ~、もっと時間が欲しい!。

 今日はすごくとりとめのない文章になってしまいましたが、これが今の心中を端的に表していると思うので、あえてこのまま投稿します。
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優先入学を開始させていただきます

2016-01-08 09:44:51 | そろばんに関する中身
 昨日7日から新年の授業を再開しております。

 通知票をお渡ししておりますが、その中に優先入学のご案内を同封させていただいております。毎年春の新入生募集に先立ちまして、現在通学中の生徒の皆様のご兄弟・ご姉妹並びにお知り合いの方を優先して入学受付させていただいております。

 ご希望の方はお早目のお申し込みをお勧めいたします。1月8日14時現在で、瓢箪山教場はすでに2名の方に体験のお申し込みをいただきました。

 瓢箪山教場月・水・金コースおよび石切教場は本日の授業で配布開始です。特に石切教場は現時点で今年度は席数に余裕がない状態です。新年度も3名しか募集の余裕がない状態です。とくに石切教場はお早目のご連絡をお待ちしています。

 1月いっぱいは通学中の生徒の皆様のご兄弟・ご姉妹に限定しての募集となります。お知り合いの方は2月から募集開始です。

 このため、一般の生徒募集は2月中旬までお休みをさせていただきます。よろしくお願いいたします。
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明けましておめでとうございます

2016-01-01 09:00:00 | 日記
 いよいよと新たな年の始まりとなりました。
 
 昨年の終わりに書いたように、子供たちに信用してもらえる、でも「ダメなものはダメ」ときちんと言える、そんな指導ができる教室でありつづけていきたいと思います。

 本年も変わらぬご指導賜りますようお願い申し上げます。

平成28年元日
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