東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

お迎えに来ていただく保護者の方々と

2016-05-25 08:49:57 | 日記
 教室を出た先で少しお話をさせていただくことがあります。何気ないお話が多いのですが、お子様の悩みごとなどもよくお聞きします。

 一方で、私はあまり中学生のお勉強を見ていることは、このブログくらいでしか発信していないので、知らなかったお母さんからよく「お休みないですよねえ?」と聞かれることがあります。

 そうですね。あまりお休みはありませんね。でも、お子様をお預かりすれば、本来そんなにお休みはないのではないでしょうか?

 お医者さんなら「急患」が来れば呼び出されることがあるように、「急な問題」がおこれば、先生は駆けつけるべきではないかと思うんです。

 過去、中学の非常勤をしていたときは、やんちゃして警察のお世話になった生徒が、私の名前しか言わず、途方に暮れたおまわりさんが私に連絡してきたことがありました。頑なに親の連絡先は言わなかったそうで、警察到着後「なんで?」と聞いたら「先生やったらわかってくれると思ったから…」

 うれしいような、でも警察にお世話になるレベルのやんちゃ(殴り合いのけんかですね。結構きつめの)はするなよ…。という気持ちもありました。

 その時は、おまわりさんに「先生ならまあ大丈夫でしょう」と連れて帰ることを許してもらいまして、その後帰りながらいろいろお話をしました。彼の不満を聞きながら、でも社会へでるために彼に欠けていることを、言い聞かせた記憶があります。

 先生という仕事は「子供たちの人生の一部を預かる」という側面を持つと思っています。それは「先生」と呼ばれる立場であれば、教える内容は問わないと思っています。

 私は「そろばん」を通して、子供たちの人生が少しでも充実したものになるように、必要だと思うことを様々な形で伝え続けたいと思っています。お勉強はあくまでその延長なので、外部募集はしていないということなんです。

 瓢箪山は、火曜日・金曜日が比較的表に出て送り出しをしています。石切は水曜日に表に出てできるだけ送り出しをしています。懇談は無理でも、ちょっとお迎えにいこかと見に来ていただければ、お話をさせていただくタイミングがあるかもしれません。

 今週・来週は検定試験前なので、指導に夢中で表に出れないかもしれませんが…。
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中学生は、定期試験前です

2016-05-22 00:17:18 | 学習・塾に関する中身
 というわけで、ただ今中学生は、絶賛テスト前勉強中でございます。

 さて、瓢箪山でテスト勉強をしている中学生は、一番短い生徒でも小学4年生の終了までに、そろばん教室に入学をしてます。今現在お勉強でお預かりしている生徒は、全学年ともそろばんを頑張った生徒です。これの何がいいかというと 「雰囲気がいい」 これにつきます。
 
 学習のフォームそのものも、遅くとも6年生には形作られていますから、成績は十人十色ですが、学習に取り組む姿勢は少しずつできてきているという気がします(教え子なので色眼鏡は多分にあるとして読んでくださいね)

 今日は高校生も定期試験前のSOSに来ましたし、昨日は早くも1回目の定期試験を終えた高校生が報告に立ち寄ってくれました。これが私の理想とする教室の形なんですよね。指導する側とされる生徒の間に「信頼感と連帯感」がある。ただ単にお勉強を教え、教えられるだけの関係ではない。ここまで来てやっと二人三脚の下地が出来上がるわけですね。

 今日も勉強中の中学2年生に「ここの塾に来たいっていうこ、結構たくさんいてるよ」と言われてしまいました。

 頑固者と言われても、そろばんを頑張った生徒以外を学習塾で受け入れるつもりは今後もありません。それは 「雰囲気」 の問題です。そして「信頼感と連帯感」の問題でもあります。

 このメンバーと勉強に取り組むと、私自身は休みなしでも別にどうということはないんですよね。みんなの頑張りに私自身もエネルギーをもらいます。さて、木曜日から試験開始です。それまでにどれだけ鍛えきることができるのか。教え子たちは鍛えられるのか?

 試験終了後には、東大阪珠算協会・関西珠算連盟の検定試験が、6月26日には日商検定試験が控えていますので、そろばんも並行して全力で頑張らねばなりません。さあ、教え子たちはきちんとついてきてくれるのかな?

 期待と不安が入り混じりはしますが、教え子たちを信じることにしましょう!
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お月謝

2016-05-15 08:30:04 | そろばんに関する中身
 を当教場は、原則郵便局の口座引き落としにて納入いただいています。

 受領の証拠が確実に残ること・授業中に金銭の受け渡しの手間がなくなり授業に集中できること。お金を落としたり、取られたりと言ったトラブルを防げることなどから、こうの方法を取っています。

 私が子供の頃、実際にそろばんを習っていた時は、現金での納入でした。目の前で自分のお小遣いをはるかに超えた金額が渡されるのを間近で見ましたし、そうして集まったお月謝のものすごい札束(千円札ですが)をすごく覚えています。

 お月謝を現金で納入することには、「あのお金が先生に払われてるんだ」と子供たちに再認識してもらえるメリットがあります。そのために、私は教材費については現金納入の形をとっています。

 自分が頑張っている本は無料ではないということをわかって欲しいわけです。別に無料だと頑張らなくてもいいわけではないですが…。

 お月謝をいただく身としましては、現金納入でも口座引き落としでもその重みは全く同じわけですが、子供たちにとっては、目の前で現金のやり取りがされていない場合は、そのありがたみが希薄になる可能性もあるなあと考えてしまうわけです。

 でも、学童に通うお子様や、あるいは親御さんのご帰宅が遅くなるご家庭も多い中で現金納入に戻すことは、特に安全の面からは考えられないんですよね。

 今のところ、本当に時間とお金の無駄遣いだから、心から早く辞めた方がいいと思う生徒はいないので、このことでそこまで悩まなくてもいいのですが、はてどうしたものかと考える時があるという雑談でした。
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細かいことの大切さ

2016-05-07 09:18:24 | 日記
 先日の授業中に、姿勢が悪い生徒を叱りました。しかしながらその生徒を含めた教室の様子が何か私の腑に落ちませんでした。なぜだろうかと考えた結果、ふと思いついたので生徒たちに問いかけてみました。

 「みんなに正直に教えてほしいことがあります。さっきせんせいは姿勢が悪いことを叱ったけれど、そんなくらいでこんなに叱られるのはおかしいと思っている人手を挙げてください。」

 なんとほば全員が手を挙げました。その後少しお話をしました。

 たとえば、分かりませんと言われて、先生がすごくヘンな姿勢であなたたちに説明をしたら、あなたたちはその先生を信用できますか?
 たとえば、お友達とお話をしているときに、すごくヘンな姿勢で聞かれたら、お話を続けようと思いますか?
 たとえば、お外でご飯を食べていて、すごくヘンな姿勢で食べている子供を見たら「恥ずかしい」と思いませんか?

 姿勢やお行儀を正しくすることは、あなたたちが少なくとも正しい躾を受けて、その正しいことをきちんと理解して行動していることの証明です。

 たとえば、あなたたちが大人になってこどもができて、自分の子供のお友達が遊びに来たときに、ごあいさつはしない・おやつをだしても片付けない…
  とってもお行儀が悪いお友達だったら、二度と来ないでほしいと思いませんか?

 なんてお話をしました。そして、他のお友達はもちろん、まったく知らないよそのおうちのこどもでも、姿勢を含めた行儀が悪いと、「あそこのお母さん・お父さんはなんで叱らへんのやろう?」と思いませんか?

 と問いかけました。最終的には「姿勢やお行儀を悪くすることは、自分の評価も下げるし、あなたたちのお父さん・お母さんもよその人たちにバカにされるということです。先生はそれは絶対に嫌です。小さなことだからきちんと叱ります。こんな小さなこともできない子供が、しっかりとした大人になれるとは先生は思いません。だから、これまでも、これからも、姿勢やお行儀は叱り続けますよ」と言いました。

 全員がいい顔をして納得してくれたように見えました。そして一人が「でもなせんせ~、こんなこと言われたことない!」なるほど!

 姿勢が悪いことがいいことではないとは分かっていたけれど、叱られる意味が分かってなかったわけです。う~ん。問題は根深いですね。

 みんなには「叱られていることが納得できなければいつでも言いなさい。納得できるまで叱られている意味を説明するからね」と伝えました。さあ、来週からすべてのクラスでみんなにこの中身を伝えていくことにしましょう。
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