東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

YDK(やればできる子)を潰さないで!

2015-06-30 00:02:10 | 学習・塾に関する中身
 今、塾としてお預かりしている生徒は、特殊な事情の中学3年生の2名を除いて、全員がそろばん学習を頑張ってくれた(くれている)生徒です。小さいころから指導してきたこともあり、私としてはその個性をそれなりに把握しているつもりです。そしてお勉強でお預かりするということは、そろばんのみでお預かりする以上に、生徒の人生の一部をお預かりしているという想いがあります。

 今年の中学1年生は本当に生き生きしていて、教えていても楽しさがあります。もちろんその他の学年の生徒も含めて全員が教えていて楽しいのですが、1年生には私も元気をもらえる気がします。その1年生たちが「みんが行きたいって言う塾があんねん」と教えてくれました。

 残念ながらその塾、私には「最低!」という印象しかありません。何人かの生徒がその塾から私の元へと帰ってきました。以下に実話を上げますね。

 その1  保護者「すいません今月で退塾したいんですが…」 塾「今月分のお月謝は払っていただいいますか?」 保護者「はい」  塾「では今日から来ていただかなくて結構です」

 その2  生徒「私は○○高校を受けたいんです」  塾「あなたは私立は大阪桐蔭、公立は高津を受けなさい。それ以外は認めません」

 その3  生徒「今回も成績が下がりました…」  塾「辞めれば…、辞めた方がいいんちゃうのん」

 そして、そのほかにもこんな実話があります。小さいころからお預かりしていたその生徒は、塾通いを考え始めたころにその塾に体験にき、ありもしない誹謗・中傷を受け「あなたなんかを預かる塾はないでしょうね」とまで言われたようです。(すべてが他人から聞いたことを曲解した誤解です。本人を目の前にして、本人を理解しようとしない教育者として最低の行為だと思います)。今現在その生徒は、その塾に通う生徒の平均よりも成績上位にいます。ぜひとも「その塾に行かなくてよかった!」という結果を出してほしいものです。

 私の元へと帰ってきた生徒は(たまたまかもしれませんが)全員が希望の進路(←ここ大事です!)に進むことが出来ました。中には3年生の12月に預かりなおすことを決断した生徒もおり、身を削られる想いで(その割には痩せませんが…)ともに歩みました。

 たぶんその塾の先生には生徒はお月謝を持ってくる存在、塾の評判を上げる存在としか見えていないのでしょうね。(だから、お商売をされている親御さんからは、その先生は自分の塾生の自慢ばかりしてくるとお聞きします)

 ちなみにその塾、なかなかに地域でも人気のある塾ですが、私は本当に最低だと思っています。その塾の生徒が去年までは相当数大阪桐蔭高校に進んでいますね~。併願の公立はかなりレベルを上げて勧めていたようです。公立に受かれば塾の宣伝、不合格でも大阪桐蔭さんに進学するから…。これ以上はやめておきましょう。

 この塾がどこか知りたい方は懇談でお聞きくださいね。そして、瓢箪山地区で塾通いを考えておられる、私の教室に通っていない保護者の方は、どうかこの塾を見抜いて、違う塾へ行かれることを強く強くお勧めします。



 その塾に通う成績上位の生徒だけを教えるなら、本当はもっともっと伸びるはずですよ。その塾で成績が伸びたのではありません。もともと成績のいい生徒がその塾に集まっただけです。だから、成績中位の生徒たちは私の耳に入ってくる限り、成績が伸びないか、辞めています。

 なぜ、ここまで書くのか?。それはその塾にいくことで、自分の想いを潰され行かなければよかったと後悔する生徒を、そしてその塾に現在通っている生徒が「辞めてここに来たいって言ってるけど無理?」と私のもとでお勉強する生徒に聞かれることを、毎年何件も経験するからです。
 「自分の都合でこどもにつらい想いをさせるな!」。これがこの文章を書いた偽りのない本当の気持ちです。

 反論のコメントをぜひください。私の想いが独りよがりならば、私は一から考え直さねばなりません。私は生徒たちと、保護者の皆様とともに考え、ともに歩んでいきたいのです。
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大金星

2015-06-28 21:39:17 | 学習・塾に関する中身
 先日、東大阪の中学校の代表者が一堂に会して「スピーチコンテスト」が開催されたんです。

 各中学から代表が1名選ばれ、英語でのスピーチを行うというものです。スピーチ自体は3分程度ですが、「暗誦」です。なかなかにハードルの高いコンテストだと思います。

 その代表に我が教え子が選ばれました。多少やんちゃな女の子ではありますが、根は優しいそしてとてもまっすぐな生徒です。

 連日一生懸命暗誦に励んでいました。コンテスト前日の授業のあと彼女のスピーチを聞いた私は、やはり発音の素晴らしさに改めて驚くとともに、後半のぎこちなさに対して、二つのアドバイスをしてみました。

 「もう一度日本語でスピーチの内容を整理して頭の中で紙芝居をしてごらん。段落ごとのイメージをつくるんだ。そして堂々とすること。一行や二行とばしたってどうということはないよ。堂々と話しておいで」と。

 そして私の大学時代のプレゼンテーションのお話を簡単にしました。「自分のしたことに自信があって、理解があれば、カンニングペーパなんていらないよ。自分の頭に入ったことを順番に聞いてもらえばそれでいいんだよ」と。
 私は大学・大学院と論文発表や学会発表で、原稿を持ってプレゼンをしたことがありません。それは自分のしたことは自分が一番わかっているはずだからと、自分の大学時代の恩師に徹底的に叩き込まれたからです。その自分の経験を彼女に伝えました。

 その結果かどうかは分かりませんが、結果はなんと一位入賞。っていうか優勝ですね。縄手北中学始まって以来の快挙だそうです。おまけに大阪府大会にも進出です。なかなかですよね。え~彼女は生粋の大阪の人間です。ご両親は九州出身なので、大阪弁と故郷の方言とのバイリンガルです(笑)。

 そしてコンテスト後「先生のアドバイスは役に立った?」「うん!めっちゃ役に立った!うひょ~」ですって。

 彼女には私が肩入れしてしまう理由があります。それは「小さいころからお預かりしていたこと。」

 彼女をお預かりして丸6年が、塾でお預かりして丸一年が過ぎました。少し上下はありますが、安定してきたと思います。今のところこの大得意の英語を生かした進路を考えているようですが、まだまだその想いが形になっているわけではないようです。これまで伝えてきたこと、頑張ってきたことを生かしてほしいと思います。

 大金星を挙げてくれた彼女は、たとえ挙げていなくても、私の自慢の生徒ですよ。進路についてどれだけ悩もうが、ちゃんと最後まで一緒に考えます。心配しないで、まずは目の前の試験を全力で頑張ってね!
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新規入学生の募集を一時停止させていただきます

2015-06-28 21:38:52 | そろばんに関する中身
 瓢箪山教場は多数の生徒の皆様にご入学をいただきました。

 また夏休みは授業時間を2時間繰り上げるサマータイムを実施します。このためコースに関わらず、体験授業の申し込みは7月10日で一時停止させていただきます。今年は席数がありませんので、夏のそろばんトライアル教室も休止いたします。

 体験授業・入学に関しましては、夏休み明けから再開いたします。募集に関しましては6月18に追記しました記事をご参照ください。



 石切教場も現在初歩クラスが定員いっぱいの状態となっています。現在は入学予約のみをお受けしています。また、夏休み終了までは体験授業の受付も停止させていただきます。
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レクリエーション

2015-06-22 08:57:56 | そろばんに関する中身
 昨日の日曜日は、中学1年生のメンバーとレクリエーションに行ってきました





 さて次のテストへの活力になったのかな? ボーリングとカラオケ。希望のレクリエーションを楽しんでくれました。さらにはびっくりドンキーでお食事も!

 普通の教室ならたぶんこんなことはしないでしょうね。なぜここまでするのか?。答えは単純です。みんなかわいい生徒だから。保護者の皆様の次にお子様を大事にする存在でありたいし、お預かりしている全員を「わが子」のように思うからです。
 そうそう、生徒の一人が先日大金星を挙げてきました。本人の許可を取れれば、この場でもご報告したいと思います。
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そろばんの指導を通して伝えたこと~お勉強を頑張りたい中学生のあなたたちへ~

2015-06-19 13:41:24 | 学習・塾に関する中身
 1回目の定期試験を終えて、全員と結果についての二者懇談が終わりましたね。

 みなさんには二つのことを徹底的に伝えました。悪かったところはどこだったか自分で指摘すること。同じミスをしないためにどういうことをすればいいのかを考えること。

 中学校指定のワークを、分からないところがなくなるまでやりこむのもいいでしょう。英単語や漢字をきちんと覚えることもいいでしょう。大事なことは話し合いをして気づいた自分のできていないことを、次の試験ではできている状態にする(あるいは少しでも近づく)ことです。

 言うだけ、書くだけならだれでもできます。話し合いをして、先生に指摘をされて気づいたことについては「やり遂げて」ください。完璧にできないかもしれません。いやほとんどの生徒が完璧にはできないでしょう。でも「悔いのないように完璧にやろう」とする気持ちを持って勉強に臨んでほしいと思います。

 そろばんの指導で先生が伝えてきたこと。そろばんドリルはすべての問題に〇が付くまで次のページに進みませんでしたね。検定試験の前の練習では「×の問題からやり直しをしなさい。できていないところは後にしなさい」と指示をしたはずです。

 ○のついた問題。すなわち「わかっている問題」は繰り返しする必要はありません。×のついた「できなかった、分からなかった」問題をできるようにすること。これが「そろばんで言えば練習」であり、「お勉強で言えば理解するまでやる」ということであるのです。

 たくさんの問題集をひたすら解かせる塾があります。その塾は「バカ」です。理解している問題に貴重な時間を割く必要はありません。今理解できていないことをできるようになるためにこそ時間を使うのです。
 もちろん1回目の学習はすべての問題を解くべきです。そして〇が付かなった問題を繰り返していくのです。(〇がついても、それが勘に頼って正解したものなら〇にカウントしてはいけません)

 まずは自分の理解できていないところを見つけるために勉強をしなさい。そして見つかった「理解できていないところ」を一つずつ理解できる状態に変えていきなさい。小学生の時のそろばん指導は、そのことを伝えることに先生は一生懸命だったつもりです。

 できるようになったとき、できるようになるためにした練習はどんなものだったのか。思い出してそして自分自身が何を今すべきなのかをしっかりと考えてください。

 さあ、次の試験が近づいています。ごちゃごちゃ言い訳しないで、前を向いて走れ!
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