東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

基礎基本の徹底~めざせわりざんマスター~ 1

2013-10-30 23:35:28 | そろばん学習で得るものは?
当教場では学習イベントとして、「めざせわりざんマスター」を行っています。

 この学習イベントは「わりざんのあまり計算を早く行う」。だけのものであると理解されましては困りますので、その意義を書いていきたいと思います。

 小学校で学ぶ計算は「加減乗除」。これが全ての計算、ひいては数学への礎となります。

 当教場はそろばん教室ですので、この「加減乗除」はできて当然とお考えになる保護者の皆様は多いと思います。しかし、残念ながらお預かりしたすべてのお子様を伸ばしていくことは、大変難しいことです。それは「本人のやる気」が欠けてしまってはいい結果がでないということです。いい結果を出すためには、さらに「ご家庭のご協力」これが大事なんです。そしてこのわりざんの練習は「たかだかわりざんの練習」と考えてしまうと、全く酔う結果が出ません。「反復練習が持つ意味」・「毎日継続することが持つ意味」・「学習習慣を確立することが持つ意味」をしっかり理解していただくことで、お子様の伸びが著しくなる「正の好循環」を導くことになると思います。

 今日はこの「わりざんのあまりの形」をご説明します。

 算数の指導において、一桁でわってあまりもひとけたになる。要は九九の範囲で答えがだせるあまり計算問題には3つの形があります。

 一つ目は32÷8のように、あまりがでない(九九の反対でできる)タイプ。
 二つ目は33÷5のように、あまりを出すときの引き算に、繰り下がりの必要のないタイプ。
 三つ目は33÷7のように、あまりを出すときの引き算に、繰り下がりの必要のあるタイプ。
 
 1つ目のタイプは81問。二つ目と三つ目のタイプはそれぞれちょうど100問あります。これを、当教場では二つ目のタイプを「わりざんB型」・三つ目のタイプを「わりざんC型」として、それぞれ4分以内に100点満点獲得で「クリア」と設定しています。

 これを毎日の宿題として、これをこなすことができるレベルに到達したときから、毎日の宿題としてお渡ししています


これが、記録用のノート



これが、ノートの中身です。


この学習イベントには、「ただわりざんが上手になる」以外に、複数の大事な意味があります。<次回に続きます>
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て・に・を・は

2013-10-29 23:39:33 | 日記
今日、テレビで100秒アカデミーという番組を見ました。

 「算数の苦手な子供は国語を勉強しなさい」

 いつも私が生徒に行っていることと全く同じことが並びます。

「鉛筆を正しく持つ」。「て・に・を・は」をきちんと使う。「文章題の文は、読点ごとに区切りながら音読する」…。

 普段から私が生徒に伝えていることがでてきます。子供たちを指導していて、できている子とできていないこの差はここにあるといって過言ではありません。つまり「当たり前」のことが「当たり前のように」できているか否か。ということなんです。

 きちんと言葉の力が育っていれば、「何が分からないのか」を「教えてもらう人」に訴えることができますが、言葉の力が育っていなければそれすらできません。だからそろばん教室なのに、漢字指導をしています。(火・木コースの方は時間的に漢字指導ができません。ゴメンナサイ。そのぶん、都道府県チャレンジや暗誦など、国語分野のおまけは月・水・金コース同様に実施しています!)

 ○○式と言われるやり方は、一見その当たり前のことができているようで、できていないことが多くあります。それは「かけてダメなら割ればいけるやろ」という考え方のやり直しを排除できない(見抜けないと言ったほうがより的確かもしれません)ということです。つまり、物事の本質が見えていないにもかかわらずできてしまう(できたということになってしまう)ということです。

 その子にちょうどのレベルから始めても、子供たちのやり方にまであわせることはできない!。だから私は「プリント」に頼らず「直接」教えること、そして「お話」することにこだわります。

そうです

「て・に・を・は」


に気を付けて!

 「せんせ~、今日マクド食べてん!」⇒マクドは食べることはできません。ガッちゃんか!
 ◎正解はコチラ⇒「今日、マクドでハンバーガーを食べてん!」or「今日、マクドのハンバーガーを食べてん」

 「せんせ~、明日私遠足やねん!」⇒あなたの名前は「遠足」ではありません。名前変えましたか!
 ◎正解はコチラ⇒「明日、私は遠足に行くねん!」or「明日、学校行事の遠足があるねん」

 「めんどくさい先生やな~」と思ったそこのあなた!。正解です。教育とは至極めんどくさいものなんです!

 そして明日もその「めんどくさい」ことが「当たり前」になるように、頑張っていきます!

 (この話にオチをつけるシリーズ。頑張りますが、息切れすれば自然にフェードアウトします。暖かい目でみてやってください)
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発奮

2013-10-29 00:43:37 | 日記
 瓢箪山の教室と石切の教室の間にとある塾があります。

 まだ開設されて間もない塾です。大手の進学塾ではありません。

 その先生のことはかなり前から知っていました(詳しく知っていたわけではないですが)。

 私がそろばんで教えた生徒の中でものすごく伸びた生徒がいました。その生徒に「さらに上を目指すならふさわしい塾に行くべきですよ」というお話を懇談会でさせていただきました。
 そこで、その生徒たちを受け持った先生です。(当時は中堅進学塾の先生でした)

 そしてその生徒たちは無事に公立上位高校に合格。今年大学進学を決めました。

 その先生が、自分の想いを引っ提げて塾を開設されたんです。そして縁あって先日お話をしてきました。「そろばん」と「学習塾」。子供たちに切り込む角度に違いはあれど「子供たちを伸ばしたい!」という想いは同じようです。

 そしてその先生の考え方に「自分の甘さ・温さ」をつきつけられた気がしました。というよりはつきつけられました。

 「伸ばす」といいながら「伸ばしたつもり」になってはいないだろうか。

 そろばん教室を初めてもうすぐ丸13年が経とうとしています。そしてその中でたくさんの1級合格者が生まれ、たくさんの卒業生が自分の夢に向かって走っています。中には夢かなえた生徒もいます。そしてその生徒たちは「共に走った」という気持ちがありますが、今の生徒たちと「全力で走っているだろうか?」と自問自答するわたしがいます。

 もちろん手を抜いているつもりはまったくありません。でも「今までの経験を当てはめていないだろうか?」という想いが自分に出てきました。一人一人の状態は毎日違う。ゴールの設定は13年前と変わらなくても、子供たちと一緒に通る道のりは、毎日違っていいじゃないか!
と気づきました。

 そう!。やはり毎日悩むことは大事なことなんだ。そして自分の軸を見失うことさえ気を付けておけば、毎日が挑戦でもいいんだ!。と心を新たにできました。

 今は、上級の生徒たちをさらにのばすための問題作りに着手したところです。子供たちに教えてもらったことを生かしながら、これからも走り続けよう! そう
「発奮」

しました。え~と今から
「八分」

前に。
説得力なくなるかなあ…。おやすみなさい。
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