東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

異常気象時のルールを変更いたします

2015-07-23 12:26:06 | 保護者の皆様へのお知らせ
お手紙でも随時お知らせしておりますように、異常気象時の対応を平成27年7月23日から以下のように変更いたします。

★授業開始2時間前で
 大雨・暴風・洪水などの各種警報が出ている場合は、原則として以降の解除に関わらず全日休校といたします。
★授業開始後、上記警報が発令された場合は、その時点で休校といたします。
★授業開始2時間前までに、「大型」・「強い」、いずれかの台風が接近しており、2時間後の予報円内に大阪が入っている場合は、警報の発令に関わらず休校といたします。

 としておりました。当教室は万が一を考え、在籍の生徒全員を対象に「生徒団体保険」に加入しています。しかしながら、この保険の対象となるのは、通常の登下校時、および授業中、当教室主催・加盟団体の行事中またはその往復に限定されます。

 つまり、「警報発令時」は「通常」の状態ではないため、登下校中の事故・被災に対しては保障の対象外となる場合もあり、当方としても責任を取れるものではないという考えのもと休校としておりました。しかしながら、このたびの台風(平成27年7月17日)において、全日警報発令中であったにも関わらず、少なくない生徒の皆さんが教室に来てそろばんをして帰った事実があります。

 これについて、「不公平である」というご指摘を受けました。ごもっともだと思います。これまではお子様の安全を第一に考え、来てしまった生徒を帰すのではなく「善意」の元、自由にやりたいことをしていいよというスタンスをとっていたことは事実です。

 きちんとご連絡をいただいた皆さんはお休みをし、警報発令中にも関わらず、教室に来た生徒は何かができるのはやはりおかしいと私どもも考えました。

 そこで、平成27年7月23日の授業から、異常気象時のルールを以下のように変更いたします。

※平成27年7月23日以降の異常気象時のルール※


◎すべてはお子様の安全を最優先にお考えいただき、安全を確保できた場合は以下のルールであるとお考えください◎

★ 警報発令に関わらず、当方は教室を開けます。ただし、警報発令中の登下校における事故・けがなどについて、当方は一切の責任を負いません。保護者の皆様においてご判断ください。教室に来られた場合は、通常通り授業を行い、通常通りに終了します。
 教室に来た後で、雨や風その他が強くなっても、通常通りです。こちらからご連絡はいたしません。

★ 特に石切教場の最終クラスは19時50分に教室を施錠しますので、それ以上お迎えを待つこともできません。教室に来られる場合はご了承ください。(ただし、避難準備以上が発令された場合は、もちろん最後の生徒が教室を出るまで待機します)

★ ただし、授業中に「エリアメール」などにより、避難準備・指示・命令地区に指定された地域に住んでる生徒は、発令時を持って休校とし、確認の上帰宅させます(もちろんお迎えに来られる場合はお待ちします)

★ 教室が上記避難準備・指示・命令地区に指定された場合(瓢箪山:昭和町、石切:東山町)は、その時点で授業を中止し、休校とします。来ている生徒については順次ご連絡をいたします。最後の生徒が教室を出るまで、教室に待機します。保護者様と連絡が取れない場合は、行政指示の避難場所へ一緒に行く場合もあります。
 この場合は、保護者様の登録番号にその旨メール連絡します。

★ エリアメールが受信できない携帯電話をお持ちの方、または普段携帯電話をお持ちでない方は、このような事態の時の連絡手段をご登録いただきます。ご登録のない場合は、入学願書に記載いただいた携帯電話番号・メールアドレスにて対応させていただきます
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子供たちと向き合うために

2015-07-20 09:45:22 | 日記
 岩手の事件について、様々な情報が出てきました。担任の姿勢を問うもの、校長の当事者意識のなさを問うもの、保護者はなぜ気づかなかったかと親にも責任を問うもの…。何か大切なことを忘れていませんか?。 一人の子供が自ら命を絶った。そこまでの苦しみを誰も理解することができなかった。担任も、周りの教師も、教頭も、校長も、同級生も、近所の人たちも、そして親御さんも。それが間違いのない事実です。

 担任はしっかりと関わっていた。とか、本当はそんないじめはなかった。とか、完全に事実から目を背けているとしか思えないんです。大切なことはなにか。「本人がいじめと感じていた」ことと、「いじめていた連中が、相手の気持ちを慮ることができていなかった」という二つの事実です。そしてその事実に(気づいていて見ないふりをしたのかまではわかりませんが)誰も理解を示そうとしなかったということです。

 でも、そこまで追い詰められた中学生に、相談をしてもらえるほどの信頼関係を築くのはとてもとても難しいことです。こちらがよかれと思ってした、すこしばかり厳しい指導のせいで「あの先生鬱陶しい」となり、信頼関係が壊れてしまうこともあります。
 本気で立ち向かえばウザく感じられるのは仕方のないことです。でも一貫して生徒と向き合うこと。それしか子供たちと信頼関係を築く方法はありません。
 自分の地位や名誉を守ること。教師としての安定した立場を守ること。めんどくさいことからは目を背けること。簡単です。でもそのことで、子供たちが大人を信じられなくなり、その子供の人生を無茶苦茶にしてしまうことなんてたくさんあるのです。

 今私が関わっている生徒の中には、心に大きな苦しみを抱えている生徒、学校の先生との信頼関係が築けなくて苦しんでいる生徒が数名います。そしてその生徒たちが関わる、その苦しみの原因となる先生に共通して言えること。それは「自分は優秀であり、自分は能力の高い人間である」と自分自身を肯定し、そして「周りの人の意見やアドバイス」を聞き入れず、「自分に間違いはない」と相手が悪いという観点しか持ち合わせていないということです。

 とても悲しいことです。本当は学校へ出向き、とことんまでやりあいたいのですが、「私塾」の先生と言う立場ではなかなか難しいものがあります。だから私は自分の周りの恩師や仲間を精いっぱい頼って、少しでも子供たちに寄り添える存在でありたいと思い続けます。

 私の関わった生徒から、こんな悲しい出来事が絶対に起こらないためにも。

 村松君は本当に苦しかったと思います。その苦しみを少しでも分かり合えなかったこと。大人として申し訳ないと思います。どうか安らかに。心からご冥福をお祈りします。
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いよいよ夏休みですね

2015-07-17 12:46:11 | 日記
 本日は台風により小学校・中学校は休校のようですね。生徒たちに聞くと、どうやら今日は休校になりそうだということで、一日前倒しで終業式的なことをしたそうです。

 さて、夏休み突入に当たって大事なことはなんだと思われますか?。お勉強をすること? 塾通いを検討される方も多いかもしれません。クラブ活動(習い事)をすること? 熱中症には気を付けてほしいですね。

 でも私は「生活のリズムを崩さないこと」が一番大事だと思います。

 たとえば平日は小学生低学年であれば毎日45分×5時間、高学年であれば、45分×6時間、中学生は50分×6時間の学習を学校で行っています。つまり、夏休み期間であっても(中学生はこのうち2時間分程度がクラブ活動に置き換わるでしょうが)この程度の時間は、きちんと何かに取り組まねばならない時間であると言えます。それが普段はできないこと(何かを作ったり、博物館へ行ったり、合宿へ行ったり)に使われるのならいいと思いますが、ただひたすらぐうたら過ごすことになるのはよくないと思います。

 そろばんでは「夏休みチャレンジ」を課題として与えます。2枚目まであります。これに対する私の考え方は「夏休みチャレンジ」のカテゴリーに記事として掲載していますのでよろしければご確認ください。

 中学生の「夏期講座」はそれほどたくさん実施しません。が、各自に「課題」を与えています。まず「夏期講座」で必要以上の時間数を行うことは、単純に「塾のボーナス」を確保しているだけだと思います。大事なことは「家庭」で学習できるようになることだと思います。そのためには、授業を行うことも大切ですが、「自分で」学習できるように指導していくこともまた大切だと思います。
 さらに、クラブ活動を途中で切り上げて(早退して)塾に行くのもどうかな? とも思っています。以上のことから、それほどの時間数を実施しません。普段の授業時間の2倍程度しかしません。その分費用も抑えています(笑)。

 「夏休み」だからといって、特別なことをする必要はないと思います。「普段通り」の生活を崩すことなく行えばいいと思います。

 ただし、普段の生活に問題がある場合はご相談ください。より良い方法を皆様と一緒に考えていきたいと思います。
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夏休みチャレンジ開始です

2015-07-17 09:42:08 | 夏休みチャレンジについて
 授業中に「夏休みチャレンジ」のプリントを配布しています。

 「夏休みチャレンジ」の意義などは、カテゴリーの「夏休みチャレンジ」に記事を掲載していますので、ぜひご覧ください。

 なお、「夏休みチャレンジ」について、必要がないとお考えの場合は、その旨をご連絡ください。7月中にご連絡いただければ、夏休みチャレンジをしなくても結構です。
 ご連絡がない場合は、達成を必須とします。夏休みを過ぎてもクリアをしない場合は、毎回授業終了後に居残りをしてもらいますので、ご承知おきくださいませ。
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YDK(やればできる子)を潰さないで!~第4章~

2015-07-11 23:41:06 | 学習・塾に関する中身
 たとえば「成績保障」をする塾さんがあります。たとえば「○○中学定期試験対策講座」と銘打って、試験前の1週間に講座を開講する塾さんがあります。そして最低の塾さんもこうした塾さんたちと同じことをします。

試験前に過去問(予想問題)を繰り返し解かせます。



 こうした塾さんのすべてに共通すること。それは「実力にならない」ことです。与えられたことを暗記するだけ。今やるべきこと、しなければいけないことを自分から考えようともしない生徒を続々と生み出しているのです。
 さらに言えば
入試問題の予想問題ってあるんですか?
高校進学後も定期試験の予想問題を提供するんですか?


 そしてこうした塾さんに共通すること。それは「各高校への合格率が公表されない」ということです。

 たとえば、公立上位高校への合格者数が50名!と書いてあっても、その塾から50名受験して50名の合格ならばすごいことです。が200名が受験して50名の合格なら、合格率はたったの25%でしかないわけです。
 つまり、生徒数の多い塾さんであれば、高校の競争倍率よりも塾生の競争倍率の方が低い場合(先の場合でいえば4倍となりますね)もあるわけです。これが数字のマジックです。母数(受験する生徒の人数)が多ければ多いほど、合格率は悪くとも合格者の絶対数は増えるわけです。
 だから、たとえば10名受験して、10名合格なら「合格者10名」となりますが、200名受験して50名合格なら「合格者50名」となるわけです。つまり「合格者数」が多いからと言って、すごい塾とは限らないわけです。下手な鉄砲も数撃ちゃあたるというわけです。
 大事なことは、お子様が通う塾で指導されることによって

お子様がきちんと学習に対する姿勢が正しく伸びているか?

 ということに尽きるのです。

 私は清水谷高校卒業ですが、有名進学塾出身の同級生は「関関同立」や「阪大・神戸大」といった、大学の名前にこだわり、学部を片っ端から受験するという「何のために大学に行くの?」という受験をする者が何名かいました。その後目的を見失って退学するという同級生を複数見てきました。勉強は「偏差値」や「大学の名前(学歴)」のためにするのではなく、「自分の将来をより確かなものにするため」に行くわけです。本来は。

 だから私は、「私塾」と言う存在は、「生徒の伸びたいという気持ちに応じて、その生徒の能力をできる限り伸ばすこと」にその意義があると思っています。お勉強が嫌いで学力の伸びない生徒が、1年・2年と時間をかけて伸びたときに、この上ないうれしさと、頑張ってくれてありがとう!という感謝の気持ちにあふれるのです。

 もちろん私の教室に対して①「会う子には合うけど、合わない子には本当に合わないよ」とか、②「手のかけ方の差が激しいよ」とか、③「そろばんだけ出来たって結局大して意味がないよ」とか、いろいろとうわさがあることも承知しています。

 ①には「はい、何度話しかけても、手を尽くしても、本人に当たり前のことを当たり前と思える気持ちがないなら、私の教室には絶対に合いません」
 ②には「子供の個性に応じて、たくさん手をかける子もいれば、ピンポイントで手を差し出す子もいます。個性をできる限り把握して、個性をできる限り尊重することを心掛けています」
 ③には「そろばん1級取得者の能力の伸び方は違うということを、教え子たちがきちんと証明しています」

 とお答えします。そろばんの指導を小学生の間に行うことで、できる限り正しい物事への取り組み方を指導したいのです。だから、好きなことを陰で言う方々には、頑張ることを決めた私の教え子たちが、その頑張りで黙らせてくれるんだと思います。
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