東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

今年一年間の指導を通して感じたこと~学習編~

2014-12-31 09:27:19 | 学習・塾に関する中身
 中学生のお勉強を見てい思うことがあります。学力を決定づけるもの。それは「語彙力」です。

 語彙とは、自由自在に使える言葉の知識だと思っていただければ大丈夫です。そして私はこの意味に使っています。例えば6年生には、教科書は一切無視してこの「語彙力」を向上することに全力を注いでいます。
 辞書を引いた後、その意味を読み上げるのはだめなんです。自分の言葉に直してもらいます。つまり「調べた言葉は次から作文で使える」状態にすることが目標です。結構レベルが高いんですよ。求めている。

 そしてこの中身についてきてくれた中学生は例外なく高得点を出しています。少なくとも学年平均を下回ることはありません。定期試験でいただいてくる点数は、この「語彙力」と学力は深い相関関係があると経験則から言い切れます。

 だから私は「英語・数学」の2教科を指導しますという塾が心底信用できません。国語の指導をせずに、どうして学力が上がるのか教えていただきたいものです。

 ただ、語彙力の基礎は小学校入学前にあらかた完成しています。それは「言葉への興味」と換言できます。読書の量(絵本でいいですよ)がそのまま小学校入学時の語彙力を築いているんです。そしてもうひとつはご家庭で築かれる語彙力です。特に働かれているお母様にはなかなか難しいかもしれませんが、お子さんが言おうとしていることを先取りしていては、絶対に語彙力は伸びません。してほしいこと、言いたいことは時間がかかっても自分で言わせることです。これができているかいないかで、お子様の学力がある程度決定されると言っても過言ではないと思います。

 学力の根幹は国語、特に「語彙力」にあります。これは文系教科すべてに通じます。そして理系教科の語彙力は「数字を認識する力」にあります。「計算力」はここに含まれます。つまり、計算ミスをしていても、自分で気づくことのできる能力です。たとえば、「かけざんをしているのに答えが小さくなったらおかしい」というような気づきです。

 こうした「語彙力」や「数字を認識する力」をきちんと身に付けることで、上を目指していく素地は身に付きます。5教科400点オーバーもまずまずでています。今のところ、お勉強を教えている生徒の5教科平均の生徒平均は学校平均を上回っています(みんな、よく頑張ってくれてありがとう)

 中学校の関係で他塾に通う、上記の事柄がきちんとできている生徒2名に関しては、どうやら学年トップと2位でワンツーフィニッシュのようです(ってこれはあちらの先生の指導の力でしょうね、T先生!。でも基礎を鍛えた自負はありますよ)

 私の指導目標は「そろばんも、勉強も、クラブも、おちゃらけも、全部できる人間になること。自分の将来を自分で描ける(グランドデザインのできる)人間になること」そして、「人からありがとうと言われる人間になること」です。

 学力を伸ばしつつ、「鬱陶しい」と思われても、この矜持を胸に来年も頑張りたいと思います。


 本年も、当教場をそして私をご支援賜りましてありがとうございました。来年も本年以上にご支援、またご理解を賜りますようお願い申し上げます。
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今年一年間の指導を通して感じたこと~珠算編~

2014-12-27 09:11:36 | そろばんに関する中身
 当教場は、今年の12月1日で創立15周年を迎え16年目に突入しました。ご支持いただきました保護者の皆様、そして私の教室と私にご支持いただきましたすべての皆様に深く御礼申し上げます。
 
 さて、今年感じるところとしましては「こどもたちが努力を自分からしなくなった」に尽きると思います。残念ながら私が指導する小学生の生徒の中には、一部学級運営がうまくいっていないという環境下にあります。またその予備軍の学級もあるようです。
 ただ、先生方はほとんどの場合真剣に指導しておられます。ただ、子供たちの乱れていくスピードが、先生方の指導のスピードに追い付いていないように感じています。そこで、私は徹底的に子供たちと対話する方法を取りました。

 なぜ勉強するのか?。はもちろんのこと、おせちの由来、七草粥、節分、子供の日、夏祭り・お盆、彼岸、晦日・大晦日・月食…。あらゆる出来事・歳時記の折々に、その出来事についてお話をしました。

 たとえば最近だと「三が日と大晦日」は宿題をしなくてもいいよ!。というお話をしました。ところが、8割以上の生徒たちが「三が日」という言葉を知らなかったんです。「大晦日」という言葉の由来と合わせてお話しました。普段なかなか集中しない生徒でも、しっかり私を見てお話を聞いていてくれました。そして「へえ~」という言葉がたくさん聞こえました。

 最近はこういう光景が多くなってきたように思います。やっと「お話を聞く」というお勉強の前段階ができるようになってきたことを感じています。そしてやはり子供たちは「知るということに対して貪欲である」ということを改めて感じました。

 子供たちが自ら努力するように仕向けるためには、もっと知りたいと思えるように、そして先生を超えたいという想いを持たせるようにすることが一番だと思っています。子供たちの問いかけにはなんでもこたえることができる「ちっちゃいカリスマ(←これは大きく出ましたねえ!)」でありたいと思います。

 私との出会いをきっかけにして、ほんの少しでもいい。自分から努力をできる人間になってほしいと切に願います。そのために、来年も生徒たちとの対話は今まで以上に続けていきます。そして努力の方向がそろばんに向いてくれる生徒がたくさんあらわれることを願います。

 その成果が少しずつでてきているのか、なんと2月の日商検定の1級受験者が13名(内満点チャレンジが2名)となりました。年間1名の1級合格者がでればよい教室と言われるなかで、15年間で21名の1級合格者がでています。(初合格者が5年目であったことを考えると、実質10年で21名ですね)今回合格者が9名出れば年間2名ペースに!(ちょっと無謀ですね)
 そして暗算1級は30名を超えました。生徒たちが努力をきちんとしてくれれば、この結果はどんどん良くなっていくことでしょう。生徒たちがもっと努力をしたくなる環境を用意して、そしてちっちゃいカリスマであり続けて(←2回目!)、来年も頑張りたいと思います!

(学習篇へ続く)
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ただ今たこ焼きパーティー(クリスマス会)終了!!

2014-12-27 09:11:36 | そろばんに関する中身
 終了しました!。 トータル結果は

 たこ焼き粉 11kg  水 40ℓ  タコ 1.5kg  チーズ 3kg  キャベツ 大4玉  お餅 750g  コーン缶  5缶 2.3kg
 マヨネーズ 2.5kg  ソース  2.5ℓ  天かす 2kg  お茶  2ℓ×12本+500ml×10本  飲み水  2ℓ×5本

 以上+お菓子1万5千円(卸値)相当がなくなりました。それでも「おなかいっぱいにならんかった」と言われてしまいました。来年からは日にちとやり方を考えなければいけないと思いました。

 次回以降は「足らんかった」と言われないように工夫したいと思います。
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ただ今たこ焼きパーティー(クリスマス会)真っ最中!

2014-12-16 23:40:17 | そろばんに関する中身
 ただいま、クリスマス大大たこ焼きパーティー開催中ですが…。子供たちをなめきっていました!

 去年の総量を、二日目終了時に90%ほど食べつくされてしまいました…。4時間×2日間ほぼ焼きっぱなしです!。明日は三日間で一番人数が多くなりますので、この忙しい道が混みまくるこの時期に、買い出しに行かねばならなくなりました(トホホ…)。

 明日は最終日です。死力を尽くしてたこ焼きと戦う所存であります!。

 ちなみに途中経過です

 たこ焼き粉 7kg  水 26ℓ  タコ 1kg  チーズ 2kg  キャベツ 大3玉  お餅 500g  コーン缶  4缶 1.8kg
 マヨネーズ 2kg  ソース  2ℓ  天かす 1.5kg  お茶  2ℓ×6本+500ml×10本  飲み水  2ℓ×3本

 以上+お菓子1万円(卸値)相当が、すでに食べつくされてしまいました。長年のイベントが浸透してきて、「先生は心行くまで食べさせるし、どんなけ食べても基本的に叱らない」ということが子供たちに浸透してきた結果のように思います。それはそれは見事なまでの食べっぷりです。

 もちろん一人一人が食べた量は把握しています。普段食が細いとお聞きしている場合は、適当にブレーキをかけますし、事後報告もするようにしています。でもどうやら雰囲気に飲まれてついつい食べ過ぎてしまうようですね。味の方も概ね好評です。(食材は専門店に買いに行きます。少し値が張りますが、安心・安全を考えれば安いものです。ちなみに食材のほとんどはA-プライスというお店で調達しています。青果・卵・一部生鮮は近所のスーパー・八百屋さんを利用しています。)

 こんなイベントの日だけは、叱ることなく心行くまで楽しんでほしい。そして楽しい思い出を刻んでほしいと思っています。明日も「美味しくなる魔法=先生の愛情(←そこっ!気持ち悪いとか言わない!)」を食材たちにかけながら頑張りたいと思います。

 保護者の皆様、お迎えに来られた際に教室に入っていただいてもなんら差しさわりありません。ただ、たこ焼き焼きながら子供たちの相手をしていますので、保護者の皆様のご相手ができなかったらごめんなさい…。

 では、明日のために早めに眠ることにします。おやすみなさい!
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