東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

懇談期間に、保護者の皆様からよく聞かれたこと②~塾はいつごろから必要か~

2015-03-31 14:52:22 | 学習・塾に関する中身
 本当に上記の質問をよく聞かれます。その時に私がお聞きするのは

 「塾へ行く目的はなんですか?。大雑把でもいいので、大学入試までのビジョンはありますか?」ということです。
 これは、これから先、お子様の将来設計を描くうえで時報に大事なことです。

 高校は普通科? 専門科?。その先は就職?それとも進学?。 進学ならば短大それとも四年制の大学?。あるいは専門学校にいって資格や技術を取得しますか?。 その際の学費に対する備えは? 下宿することになっても大丈夫ですか? 自宅から通える範囲にしますか?

 ざっと考えただけでもこれくらいのことは中学入学時までに、大雑把でいいので考えておくべきだと思います。そのうえで、お子様に「学習すること」が必要だとお考えであるならば、ライバルに負けない力を身に付ける必要性があるでしょう。

 たとえば、スポーツ選手を目指す。家が先祖代々と受け継いできた職種である。など、一般的な考え方が適用できないこともあるでしょう。だから「どんな目的で塾に行くのか」はとても重要だと思います。

 そして、今現在のお子様がどのようなレベルであるのかを知ること。これがとても重要だと思います。腹を割って話せる指導者と、腹を割って話すこと。そして客観的に判断することが大切だと思います。

 それから、塾に行くということは、普通に考えて「現状よりも成績を上げるため、勉強に対する正しい向き合い方を身に付ける」ことを求めるということだと考えます。
 そのためには、「適度な目の届く人数を」、「適度な授業時間で」、「適度な宿題を与えながら」、「個人個人の能力を指導者がしっかりと把握し」、「生徒一人一人に応じた対応を心掛けながら」、「現状よりもひとつでも上のステージに導く」ことができる塾に大切なお子様を預けるべきです。

 たとえば、私には考えられない塾がいくつかあります。

 成績が下がると辞めさせる塾→えっ!、職務放棄ですか? お預かりした生徒は生徒の側から辞めない限り、責任持って見なさいよ!
 理科や社会を丸暗記させる塾→えっ! 理科や社会は丸暗記でしか教えられないと公言する!。じゃあ指導するのはやめてください。
 宿題をほっとんど出さない塾→えっ! どうやって指導した内容を習熟させるんですか? 生徒たちが自分たちで進んでやるとでも?
 宿題をとにかく出しすぎる塾→えっ! 自分の指導に自信がないんですか? 学校の提出物する時間がなくなりますよ。
                   それとも生徒が結果を出せなかったときの「アリバイ証明」ですか?
 進路指導がないorほぼない塾→えっ! 生徒の希望と状態を把握しているはずですよね? どうして進路指導をしないのですか?
 合格実績を前面に押し出す塾→えっ! 生徒の頑張りで合格したのに、塾のおかげですか?
                   じゃあもちろん不合格も塾のおかげですよね。
                   不合格の実績・実数もまた正確に掲げてくださいね!(合格率でもいいですよ)

 というのが私の考えです。そして、そろばんというものは、努力に正直に結果が出ます。サボればサボったなりの、頑張れば頑張ったなりの結果が待っています。
 私は、その過程にしっかりと寄り添い、サボった時はたとえ結果が良くても欠点を指摘し、よりよい学習習慣の確立に努めること。頑張った時は、たとえ結果が悪くても良い点を指摘すること。さらなる改善点をきちんと指摘し、次へつなげること。これを「そろばん」を通して行っています。だから、「そろばん」を通してきちんと学習習慣を確立できたと感じる生徒は、毎年きちんと結果を出してくれています。
 そして、上記の「えっ!」と思うことがない塾にお世話になっている生徒は、更なる伸びを見せ、報告に来てくれます。
 気になる方はいつでも懇談をお申し出ください。日程を調整して必ず懇談させていただきますので、よろしくお願いいたします。
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ただいま~ ②

2015-03-31 10:05:26 | 日記


 月曜日は、そろばんの春の遠足でした。



 行ってきたのは鈴鹿サーキット。絶好の行楽日和で、園内はすごい人手でした。開園前のチケットブースは見たことないくらいの長蛇の列!お目当ての乗り物に乗るのは一苦労のようでした。みんなごめんね…。

 それでもみんなが「楽しかったよ!」と言ってくれたのは救いでした!。帰りに少し事故渋滞に巻き込まれましたが、概ね何事もなく無事に終了しました。お迎えに来てくださった保護者の皆様、お待たせしましてすいませんでした。
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4月5日に新聞広告を入れますので、体験授業を実施します。

2015-03-30 23:55:26 | そろばんに関する中身
 最近、このブログの閲覧数が倍増中です。しばらく更新をサボっていた(というか、3年生の入試直前・日商検定・競技大会とフル回転で、更新する気力がありませんでした。しかし、日商検定は、年間1級10名合格!。競技大会は団体・個人ともに優勝続出!。3年生は第一志望全員合格!。と、私自身が調子に乗ってしまいそうなくらい、自慢の生徒たちが結果を出してくれまして、ここ3か月ほぼ休みなしの疲れもどこかへいってしまいました)

 さて、石切教場はすでに定員となっています。これからは入学予約をお受けいたしますが、入学時期のお約束はできません。申し訳ございません。

 瓢箪山教場の募集人数は次の通りです。
   月・水・金コース:新1・2年生はどちらも3名。新3年生は若干名。新4年生以上は定員となりました。
     火・木コース:新2年生は5名。新3年生は若干名。新4年生以上は定員となりました。(火・木コースは1年生はお受けしていません)

 そして、特別体験授業を実施します。通常の授業時間帯とは別に、個別に対応したします。通常の授業の中で、現在そろばん学習中生徒の様子もご覧いただきながらの体験授業は、6日(月)以降、水曜日を除き随時実施いたします。

 特別体験授業は、以下の日程を誤用いたします。このブログだけでの告知ですので、希望者がおられない場合は、教室が開いていない場合がございます。特別体験授業をご希望の方は、前日までにご予約をお願いいたします。この特別体験授業は1枠1組さま限定です。(ただし、お友達同士で同時の体験をご希望の場合は、その旨お伝えください。そのように対応させていただきます)

 4月1日(水)は、10時~・11時~
 4月2日(木)は、16時~・17時~
 4月5日(日)は、10時~・11時~・14時~・15時~・16時~
 4月6日(月)は、14時~
 4月7日(火)は、14時~・15時~

 それぞれ、体験授業をしていただけます。体験授業は30~40分程度です。保護者の皆様のご同伴が必要です。お子様の様子をみながらお話をさせていただき、より良い指導を考えてまいります。

 指導についての考え方は、当ブログの過去ログをご参照ください。PC/タブレットから閲覧の皆様は右側カテゴリーの「そろばん学習で得るものは」と「夏休みチャレンジについて」をご覧ください。

 よろしくお願いいたします。
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そろばん(or塾)学習を始めるのは早ければ早いほどいいのか?

2015-03-30 06:56:26 | 学習・塾に関する中身
 春は新しいことを始めるのに最適のシーズンです。広告やホームページ上では「今がチャンス! お急ぎください」という文字が踊ります。本当に早ければ早いほどいいのか?

 一般的な考え方で言えば、「早ければ早い方がいい」が正解です。

が、必ずしもそうとは言い切れません。

 まずそろばんから。

 私の教室では、年長さんの保護者の方から、1月ごろに「先に始めておいた方が、小学校入学時に躓かないと思うんですけど?」というご相談をよくお受けします。私はこう答えます。
 「現状が、ひらがなで書かれた自分のお名前が判断できない。数字が読めない。5分間ですら座ることができない。という状態でしたら、小学校の授業を受けることすら難しいので、少し先にそろばん学習を始めましょう。上記ができているならば、小学校に行ったときの新鮮な驚きを重視してほしいのです。「そんなん知ってるもん」とならないためにも、先回りしないでおきましょう。ゴールデンウィークが明けるころから始めてはいかがですか?」と。

 1年生のゴールデンウィークが過ぎた後であれば、学習開始は早ければ早いほど伸びがいいことは断言できます。特に珠算式暗算その傾向が強く表れます。お勉強の伸びも相乗効果が期待できます。

 さて、塾ですね。

 塾は「学習開始は早ければ早いほどいい」ことは間違いのない事実です。しかしながら中学1年生になるときに「いきなり塾に行かなくても…」とお考えになるのは自然なことだと思います。実は私も本音ではそうなんです。私自身が塾に通わなかったのでできるはずだと思ってしまいます。
 でも実際に子供たちを指導させていただいて感じることは「正しい学習フォームが身についていない」こと。これにつきます。そろばんを通して正しい学習フォームをつけた生徒は、例外なく成績は学年平均を上回ります。これは間違いありません。

要は「自分で学習できる力」が「正しく」ついているかどうかになります。

 私のそろばん教室は、そろばんだけではなくその正しい学習姿勢の確立もまた指導の要と考えています。そういう視点でお考えいただきたいと思います。学習塾を選ぶときは「正しい学習姿勢を身に付けることを主眼に」置いている塾さんをご検討くださればいいと思います。

 そうそう「Sakura塾」で検索してみてください。そしてそのホームページからブログへ飛んでみてください。若干営業色がありますが(笑)、子供たちの指導に真剣に向き合うお気持ちを、真剣に書いておられます。

 春からそろばん(ゴールデンウィーク明けも春に含みます!)。よろしくお願いいたします。
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懇談期間に、保護者の皆様からよく聞かれたこと~そろばんを学ぶメリットは?~

2015-03-28 10:24:32 | そろばんに関する中身
 私の教室は「そろばん」のみならず、パソコンを利用した指導もああったり、筆算型の計算の指導もあったり、漢字の指導もあったり、おまけの暗誦や都道府県チャレンジがあったりと、普通の「そろばんだけを指導する教室」ではありません。
 預けていただく保護者の皆様は、このことを理解していただいているのですが、純粋に「そろばんを学習することのメリットはなんですか?」とよく聞かれます。つまり、裏を返せば、こうした中身を指導する学習塾に特化してもいいんじゃないの? ということなのかもしれません。

 しかし私は声を大に(いや特大に←やかましいわ!)して言います。それは

そろばんを学習するから、おまけが生きてくる
 

と。では順を追ってご説明いたしましょう。

 私の教室では、最終的に重視するのは「珠算式暗算の完成」です。「珠算式暗算」とは、頭の中にそろばんを思い浮かべて、そのそろばんを使って計算するやり方です。
 ものすごくざっくりと表現すると「頭の中でそろばんの動画(ユーチューブ)を見ているようなもの」です。これは、頭の中にイメージ(写像)を作る能力が必要になります。
 この能力はそろばんを学習することで身に付きます。同様の能力は習字(頭の中に完成した字をイメージしますよね)、ピアノ(暗譜:楽譜を頭の中でめくるんですから、珠算式暗算と同じ作業だと思います)、お茶・お花などの「道」(やはり頭の中で完成形をイメージしますよね)などでも身に付くと思います。そろばんはこの能力の伸びがずば抜けているんです。鍛えれば鍛えるほど、桁数が大きく、そして作業が早くなります。

 そして、この頭の中に何かを浮かべる能力が学習に役立つわけです。たとえば、授業の板書をイメージできます。地図がまるごとイメージで入ってきます。(私の場合は、読み上げ算:読み上げられた数字を計算していく、そろばん独特のものです:が得意だったのもあって、イメージと、その時の説明が一緒に思い浮かびました。まさにユーチューブですね)

 たとえば、漢字や英単語を覚えたり、地図上の地名を覚えたり、理科の図表を名称とともに覚えたりといった能力がずば抜けてきます。そして私がそろばんの授業で行っている各種学習イベントは、この「珠算式暗算の能力」を前提にしています。ただやみくもにやっているわけではありません。

 だから、そろばん学習のメリットは「学校の授業では絶対に身につかない、脳内イメージを強くする能力が身に付くこと」がまず挙げられます。

 そしてもう一つ。経験則でデータがあるわけではないですが、特に丸暗記でわかった気になってしまう勉強法(○文式・○○メソッド・詰め込み授業の進学塾)を続けてきた生徒と、そろばんをはじめとする「習い事」(そろばん・習字・楽器・茶道・華道・柔道・剣道などの各種「道」など)を最低でも中学2年生くらいまで続けていた生徒では、こんな違いがありました。

 私は、奈良教育大学修士課程修了ということもあって、数年間「野外実習」授業のお手伝いをしていました。野外実習とは、実際に山に入り、地面が何でできているかを調べていく授業です。つまり、目の前に「答え」があります。その答えがいまここにどうしてあるのか?。その「説明」を考える、自然科学の素晴らしい授業です。
 ここで、丸暗記生徒の質問の仕方は「先生、これなんですか?」 それに対して、習い事を長くつづけた生徒は例外なく「先生、これ○○だと思うんですが、違いますか?」とか、「先生、これ○○か△△で迷っているんですけど、判断の決め手ってどこを見ればいいんですか?」
 前者は「結果を丸暗記する」姿勢がみごとについています。後者は「まず自分で考えて答えを出してから、正解を確認する」という姿勢がみごとについています。前者は点数は取ります。が、「無から有を生み出す」ことはかなり難しいだろうなと思います。後者は、間違いが多いかもしれないけれども、自分で修正をかけていける生徒が多かったです。

 社会に出れば「自分の力で」判断すること、「無から有を生み出す」ことが求められると思います。そろばん学習者は荒削りかもしれないけれど、こうした能力が身に付きやすいことは、自信を持って断言できます。
 
 だから、そろばん学習のもうひとつのメリットは「お勉強をしていただけでは身に付きにくい、本物の学習姿勢が身に付く」です。


 そして私の指導における矜持は、「そろばんを通して、その後に人生で通用する力を一つでも身に付けてもらうこと」です。そのためなら鬼にも蛇にもなって、こどもたちの前に壁になって立ちはだかります。

 私は常にそういう先生でありたいと考えています。そしてその壁を一緒に乗り越えてくれた生徒には、逆に甘くなってしまうんですよね…。昨日は甘やかしすぎて、ワタシノコヅカイナクナリマシタ…。
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