東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

信頼

2015-11-29 23:37:08 | 日記
 最近更新頻度が落ちています。まあ気にしないでください。

 さて、そろばんを指導していると「○○さん(くん)はあんなに進んでいるのに、うちの子はちっとも進んでいませんね」というお話になることがよくあります。まあ、よくできる子以外の保護者の皆様はほぼこのような思いになるのだと思います。

 私は、基本的に全員の進み具合、得手不得手はある程度把握していますので、お話をいただくと大体は答えることができます(当たり前ですが)。で、ほとんどの場合は、よくできる子が元々出来るのではなくて、努力をしているからできる子になっているということに納得していただけます。よくできる子になるためには、よく頑張るしかありませんとお伝えします。

 でも、全員が良くできる子になる必要もないと思っています。子供たち一人一人の個性に合わせて「今日の自分よりも明日の自分が成長すること」を念頭に置いて指導しています。だから、「全員が過去の自分よりも成長するように」指導していると言えると思います。

 一番になってほしいならば、はっきりいってそろばんづけにならないと無理です。毎日最低3時間。土日は合計15時間は練習してほしいですね。でもそんなことは私は望みません。ご家族での行事・友達と遊ぶ・スポーツ系の習い事…。そろばん以外に経験しておいた方がいいことはたくさんあります。

 私は常々「そろばんしかできない人にはなってほしくない」と言っています。このブログでも、教室のお手紙でも時折書いています。でも、やはり不満に思われる保護者の方がtもいらっしゃいます。

 私は、お子様を伸ばすためには「保護者の皆様と私」の間に、「生徒と私」の間に、そして「保護者の皆様とお子様に」それぞれ信頼関係が必要だと思っています。

 だから私は、個人懇談も実施しますし、できる限り入れ替えの時間に外へ出て、お迎えに来ていただいた保護者の皆様とお話させていただく時間を持つようにしています。信頼していただけるのであれば、どんどんご相談ください。

 というわけで、お勉強を教えることにおいても想いは同じです。子供たちの個性をできる限り把握して、そして納得いくまで話し合いをする。このことを重要視しています。

 だから、少しでもこちらのことをわかっていただくために、私の教室を初めて訪ねていただく場合は、必ず体験授業を受けていただくようにお願いしています。訪ねていただく皆様に私のことを少しでもわかっていただきたいことはもちろん、私の教室をお訪ねいただく皆様のことも分かりたいからです

 さて、そろそろ冬休み。特に6年生のお子様をお持ちの皆様は塾に関して悩み始められる頃でしょう。そろばんの先生から、オススメを書いておきます

① 体験授業を実施していない塾は論外(つまり、見せられないということです)
② 体験授業の講師と、同じ講師が本授業を担当しない塾は論外(なんのための体験かということです)
③ 授業見学を断る塾は考え物(見せられないということです)
 ※ ただし、定期試験1週間前・中学3年生の冬以降の授業はふつう断ります。
④ 国語をオプションにしている塾(国語軽視は全教科の成績低下につながります)
⑤ 最初から賢い生徒だけを集めてしまう塾(これ、最低です。塾が優秀なのではなく、経営が優秀なだけですから)
 
 私は、お子様をお預けいただく皆様から信頼をいただくために、精進あるのみです。が、せっかくお預けいただいたお子様を、お子様がつぶれるだけの塾に行かせるのは、やはり見ていてつらいので、そんな場合はお声をかけるかもしれません。
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ちびっこそろばん競技大会終わる

2015-11-24 09:36:32 | そろばんに関する中身
 昨日23日は「東大阪学年別ちびっこそろばん競技大会」の当日でした。

 私どもの教室からは2年生・3年生がそれぞれ2名ずつ参加しました。2年生のMちゃんは、前日に38度の高熱を出しながら「どうしても行く!」と言って聞かなかったらしく、座薬でお熱を下げての出場でした。

 また3年生のKくんは、昨年のくやしさをバネにたくさんの練習をして臨みました。

 2年生のJくんは、初出場に興味津々。でも普段見たことがないくらいの緊張でした。

 3年生のYさんは、去年の不本意な成績を悔しがり、今年こそはと参戦しました。

 4名がそれぞれの想いで挑戦した結果は、また教室のお手紙でご報告いたします。

 さて、私は昨年のちびっこ大会以来、9月の選抜競技大会に続いて、3大会連続で競技委員(MC)を担当しました。今大会では1・2年生の部を担当したのですが、やはりそろばんを頑張る子供たちのレベルの高さに圧倒されました。
 
 算数の教科書では3年生でそろばんが登場することもあって、3年生のそろばん出前授業で小学校に行くのですが、1回で指示が通ることはなかなかありません。中には学級崩壊寸前の状態のクラスも経験したことがあります。とにかく基本的なことができていません。「まっすぐ座る」「人の話を聞く」「集中する」など。学習に向かう根幹の部分が全くできていない3年生の多さに、悔しい想いになることが多々あります。

 ところが、昨日私が担当した子供たちのレベルの高いこと! 指示はほぼ1回で通りますし、なにより、そろばんをはじき始めたときの集中力が桁外れに違います。なるほどこれがそろばんの力か! と、改めて感じました。

 表彰までの待ち時間。微妙に時間が空いたので、ちょっとした読み上げ算をしました。数字の合間に動物の名前を挟み込み、答えと読み上げた動物をすべてこたえてもらうというものです。1.2年生には少し難しいかな? と思いましたが、参加者の7割くらいが手を挙げて答えてくれました。

 後ろで観覧されていた保護者の皆様も、感心されていたご様子でした。そろばん学習をしている1・2年生の全員がこのレベルに達するのは難しいかもしれませんが、頑張って続けていけば、誰もがワンランク以上上の能力を手に入れることができると感じました。

 私を知る保護者の皆様には意外かもしれませんが、私は表舞台に立つのが好きではありません。むしろ嫌いと言っていいくらいです。それでも、回を重ねるごとに、新しい発見があり、子供たちには感服させられるばかりで、やって良かったと思います。

 来年度は役員が改選されることもあり、次回以降をMCを担当するかはわかりませんが、この経験を子供たちに還元できるようにさらに精進してきた…(ちょっと固いな♪)、

まっ、頑張ります!
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お勉強

2015-11-18 00:42:33 | 学習・塾に関する中身
 15日の日曜日は、そろばんの講習会に。16日の月曜日・午前中は、教材会社のセミナーに参加してきました。

 そろばんの講習会は、雑用係となってしまいあまりきちんと聴講はできませんでした。しかしながら、先輩の先生方の指導内容には「う~ん」とうなるものがありました。特に、私の尊敬する先生の「子供に火をつけるノウハウ」は感服しました。できる限り教室のイベントに生かしていきたいと思います

 16日のセミナーは、変わりゆく大阪府公立高校入試に対してのものでした。教材会社さんは、戦略を明確に・ポイントを的確についていて、まさにプロの仕事だとこれまた感服しました。

 両方のお話に共通しているのは、「自分の立ち位置を明確に」したうえで、「自分にできることはなにか」を徹底的に分析し、「そこから得られた最大限を尽くす」ことでした。

 さて、自分を振り返ると「まだまだ」だと感じます。とにかく今必要だと思うことを終わらせなければいけません。年度末までにと想っていましたが、年内終了を目指してスピードアップします。

 やはり、刺激は大切ですね。これからも「井の中の蛙大海を知らず」とならないように精進したいと思います。
 
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漢字の本を改定中!

2015-11-13 14:33:23 | 日記
 当そろばん教室では(火・木コースは授業回数の兼ね合いで対象外ですが)漢字の指導を授業の中に取り入れています。これは学力の基礎基本が「読み・書き・そろばん(計算)」であるという信念に基づいています。

 さて、この漢字指導の本は今まではパソコンからダイレクトに印刷できなかったこと。チラシ用のソフトで無理やり漢字の本を作成していたこともあって、なかなか出来上がりがきれいではありませんでした。

 4月に一念発起して、何にもわからないまま思い切って「イラストレーター」を導入しました。ようやくチラシや教材を作れるようになってきたので、現在順次漢字の本を改定しています。

 その理由は「書き順をきちんと覚えてほしいから」 これにつきます。一応各学年配当漢字でレベル分けをして作成しています。5年生以上では、部首も覚えてもらいますし、難しい言葉は意味を調べてもらったり、説明してもらったりもします。

 とはいえ、全部で33冊あるので、なかなか終わりません。現在ようやく3分の1をクリアしました。作成料が増えるにつれ、作るスピードも上がってきました。「やればやるほど上手になる」と、普段子供たちに言い続けていることを、今更ながら実感しています。

 漢字が終われば、そろばんの本や入学のご案内、チラシなどやりたいことが山積みです。少しずつ前に進めてきたいと思います。普段子供たちに「後回しにするな!」と言っているのに、自分が間に合わずに後回しにしていること、反省です。でも時間がタリナイ…。私だけ、一日30時間くらいにならないかなあ(たぶん増えた6時間は寝るよね…)
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結局同じところに辿り着くものなんですね

2015-11-06 14:10:45 | 学習・塾に関する中身
 最近、いろいろな方が書かれたブログをよく見ます。一番多いのはやはり教育関係の方が書かれるブログです。

 大手さんの○○校という方が書かれるブログは、当たり障りのないものや、お知らせが多いので面白くないのですが、個人で学習塾やお稽古ごとの先生を営んでおられる方のブログは結構面白いものです。

 怒りや悲しみ、情けなさなど、人間味あふれる表現が多いと感じます。

 で、こういう方々のブログからは「子供たちを伸ばしていきたい」という内なる想いがあふれてくることを本当によく感じます。もちろん私もそう考える一人です。

 そして、そうした方々の意見として共通するのが

 ○約束(時間)をきちんと守ること(締め切りの期日を守る。遅刻をしない。宣言したことは実行する)
 ○身の回りが整理整頓されていること(置き勉をしない。指示されたものがすぐ出てくる。探すことに時間を使わない)
 ○あいさつができること(周りに気を配ることができる。目上、目下、同輩が瞬時に判断できる)

 こうしたことがきちんとできている生徒に学力の低い生徒はあまりいないということです。そしてもうひとつ、最大の問題点が

 めんどくさいと思わない(妥協しない)ということです。


 どこまでやるかと言ってもいいですね。今週の頭くらいから、私は生徒たちにこんなお話をしています。

 「みんなが見てもダメやなあと思うお友達がいると思う。そしてすごいと思うお友達もいると思う。その違いはね、『当たり前のことを、そんあめんどくさいこと、ようすんなあ』って言うか言わないかだよ」
 「たとえば、漢字のテストの前の日に、間違えた漢字を繰り返し練習して、全部書けるようになるまで頑張ること。これを『当たり前』と思うお友達は賢いんだよ。それにこうすることは当たり前だよね。できるまでやることを『そんなめんどくさいこと、ようするよなあ」って言うお友達は、だめだっってことだよ。当たり前のことができないんだからね」

 こうした中身は、個人で指導されている方の多くが(私が見ている限り全員の方が)書いておられます。結局みなさん同じところに辿り着くんだと思ったと同時に、

こんな当たり前のことができない子供たちが
日本全国いたるところにいるんだ
という事実に改めて衝撃を受けた次第です


 私はこれからも、子供たちに当たり前のことを言い続けるうるさい先生でありつづけますよ。ハイ!
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