東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

明日、だれもいない…。となると思います。

2014-01-24 09:32:13 | 日記
 みなさんご存知のとおり、某ドラマが大変なことになっています。「ポスト」でお分かりいただけると思います。

 さて、子供たちに「先生はどう思う?」と聞かれました。私の答えをいかに書きます。

 「基本的には、人を傷つけたらダメ。もし、あんな言い方をするのであれば、たとえば二時間ドラマとか、スペシャルドラマで、その日のうちに何がいいたいのかがわかるようになっていれば、大人はみんなに説明できるよね。でも今のドラマだと、何が言いたいのかわかるまでに二か月とか、かかります。そうするとその間嫌な思いをずっとする人もいるし、意地悪をしてしまう人もいると思います。だから、先生は今の放送の仕方は反対です。」

 という感じで答えました。もちろん差別表現のまま最後まで放送しきることはないと思います。そんなことは大人なら大抵わかります。しかしながら社会に対するフィルターの弱い子供たちが、このドラマをみればいろいろと問題が起こること、偏見が助長されかねないこと。ちょっと考えればわかることです。

 たくさんの人を傷つけることになる。そんな簡単なことがわからない人々は残念でなりません。私が教える子供たちにはそんな大人にはなってほしくないな。と思い、こんなお話を付け加えました。

 「ひとを傷つけないことができる人は、人からも傷つけられることが少ないよ。○○さんみたいになりたいな。と思われる人になろう。そのためには、きちんと人のお話を聞くこと。できないことをできないままにしておかないこと。真剣に遊ぶこと。けんかしたら仲直りすること。そしてしっかりとお勉強すること。今やらなきゃいけないことができるようになれば、先生の言っていることはできるようになると思うよ」

 全員が真剣に聞いてくれていたことは本当にうれしい限りです。教え子が大人になったとき、その周りにいる人たちが一人でも多く笑顔であること、それが今の私の目標です。そのために必要なスキルをひとつでも多くそろばんを通して身に付けてもらえる。

 そんなそろばん教室であり、そんあ先生でありたいと思います。

 そうでなく、自分の保身と視聴率に走っていれば、気が付いて振り向いたとき、ママではなくて「誰も」いないという事実に向き合わねばならないかもしれません。そうなって初めて、人と人の支えあいの大切さ、ひとの気持ちを考えることの大切さに気付くんでしょうね。

 このドラマの制作にかかわった方々に「傲慢」と言う言葉を贈ります。

 そういえば「傲慢」という言葉を送りたくなる人は「自分の保身」しか考えていないような気がしますね。
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スピード

2014-01-11 00:58:20 | 日記
 よく「○才からの△△」などといううたい文句のチラシをみます。

 たいていは「□□式」といわれる学習やお稽古ごとのものです。「今のうちから始める学習」とか「先取り学習でライバルに差をつけろ」とか煽っているいるチラシもよく見かけます。
 わがそろばんの業界でも「○年生で△級に合格!」なんて文句を見るようになりました。

 ところで、学習ってそんなに学ぶためにスピードが必要なのでしょうか?。たとえば先取り学習をしたときに、消化不良をしていなければ別に構いませんが、本当に100%理解して先に進んでいるのでしょうか?。そしてよしんば理解をしているとしても、その中身は本当に身についているのでしょうか?

 過去に何人か(特に私立小学校に通学する生徒)が、同時に始めたお友達より進みが遅いことを理由にして辞めていったことを思い出しました。何か悲しくなるんです。私はスピードも大事だと思いますが、子供たちが確実に学び、できたことに自信を持って前に進むこと。これこそが大切なことだと思うんです。他人よりも早く進み、早くできるようになること。これって大人のエゴの部分が大きい気がしてならないんです。そりゃいろんな事柄の理解が早いに越したことはないんです。
 でもね、苦労して何度もつまずき、時には辞めたくなってそれでもがんばって、やっと乗り越えた小さな山。そのときの子供の「できた」気持ちに寄り添える先生でいたいんです。子供同士を競わせて記録だけを追い求める。そして(言い方はすごく悪いですが)宣伝の材料にする。そんな先生にはなりたくないんです。
 でもゴールには向かってほしいんです。自分で設定したゴールには。それが「3級」でも「1級」でも「先生を超える」でもいいんです。そしてその目標の達成に何年かかってもいいんです。その過程で自分自身が気づいてくれればいいんです。自分の学びのスピードが足りなければ自分で補える。そんな大人に育ってほしいんです。
 だから、当教室の学習イベントは「自分との闘い」になっています。何年生であっても関係ないんです。設定された課題をクリアすれば褒められる・認められる。そんな教室であるし、そんな先生でありたいと思います。

 そして保護者の皆様にお願いです。あまり他人と比べてあげないでください。ちょっと違うかな「比べすぎないでください」。うん、これがしっくりきます。もちろんライバルは必要です。でも他所のこどもさんと必要以上に比較すること。それはお子様の純粋な気持ちに傷をつけるばかりか、伸びる可能性を摘み取る場合だってあるんです。

 お子様が課題をクリアした時はどうか、自分自身のお子様だけをまっすぐに見て、全力で褒めてあげてください。そうすれば、お子様はその褒められたことをエネルギーにしてまた前に進んでいきますから。

 スピードは、その子その子に適したスピードがあるはずです。スピードの出しすぎは大事故につながります。だから快適な運転をすること=子供たちの学習環境が快適であることではないでしょうか?。

 とお正月休みにチラシを見たり、ネットサーフィンをしていろいろ見た結果に考えたことです。とはいえ、進む生徒にブレーキはかけません。あくまで「一人一人にあったスピードを心掛ける」という意味ですので!
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明けましておめでとうございます

2014-01-02 23:15:15 | 日記
 元日・二日とのんびりしていて、三日ぶりにパソコンをたちあげてみました。

 昨年の12月1日で瓢箪山教場を開設して満13年になりました。1級合格者は20名を超えました。先輩の先生方にきけば1年に一人以上合格者がでれば指導者としては一人前だとか…。一応一人前のようです。

 今年も今まで以上に、生徒たちを引っ張っていけるように精進いたします。このブログともどもよろしくお願いいたします!
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