暗算です。これはもう間違いありません。特に「珠算式暗算」。これに決まりです。
珠算式暗算とは、「そろばん」を脳内にイメージし(写像といいます)、そのイメージしたそろばんを動かしながら計算を行うことを言います。
脳内でイメージを動かす際に圧倒的に使用されるのは「右脳」です。この右脳は芸術領域を担当する部分で、通常の学習では鍛えることが難しいとされています。脳の働きを調べる実験的手続きから、右脳は主に楽器の演奏や歌唱、描画といった行動をしているときに活発に働くことが分かっています。
一方左脳は言語領域を担当しますので、通常の学習ではこちらが鍛えられています。
で、脳の研究によって、脳全体のうち、日常的に使用される部分はせいぜい1%程度であると言われています。ものすごく乱暴に言えば、普段の勉強ではその1%の半分、0.5%程度しか(こんなに単純ではないですよ)使用していないということが分かります。
そろばんの学習、特に暗算の学習をきちんとこなせるようになるということは、右脳も左脳と同程度の訓練ができるようになるとも言えます。つまり、日常的に使用できる脳の領域が単純に倍近くになるわけなんです。
で、この能力は私の経験則からいえば、だいたい暗算3級くらいから見えてきます。1級合格に限らないで、教え子のその後を見ていると、国公立・関関同立といった名門大学への合格者は多分に漏れず全員が「暗算3級以上」です。この中にはひとりだけ、そろばんは3級を合格していない生徒も含まれています。でも暗算は2級の練習まですすみました。
先日、私が尊敬する先生と、こんなお話になりました。その先生は1級合格者のその後を追跡されているのですが、私の経験則をお話しすると「そやな、暗算の級にも注目して追跡せなあかんな」と仰ってくださいました。
たくさんの実際のデータがたくさん集まれば、この経験則は裏打ちされると確信しています。というわけで、もし暗算指導をしていないそろばん教室がありましたら、能力の伸びは限定的になると断言できますので、今一度情報をしっかりと集められることをおすすめします。
珠算式暗算とは、「そろばん」を脳内にイメージし(写像といいます)、そのイメージしたそろばんを動かしながら計算を行うことを言います。
脳内でイメージを動かす際に圧倒的に使用されるのは「右脳」です。この右脳は芸術領域を担当する部分で、通常の学習では鍛えることが難しいとされています。脳の働きを調べる実験的手続きから、右脳は主に楽器の演奏や歌唱、描画といった行動をしているときに活発に働くことが分かっています。
一方左脳は言語領域を担当しますので、通常の学習ではこちらが鍛えられています。
で、脳の研究によって、脳全体のうち、日常的に使用される部分はせいぜい1%程度であると言われています。ものすごく乱暴に言えば、普段の勉強ではその1%の半分、0.5%程度しか(こんなに単純ではないですよ)使用していないということが分かります。
そろばんの学習、特に暗算の学習をきちんとこなせるようになるということは、右脳も左脳と同程度の訓練ができるようになるとも言えます。つまり、日常的に使用できる脳の領域が単純に倍近くになるわけなんです。
で、この能力は私の経験則からいえば、だいたい暗算3級くらいから見えてきます。1級合格に限らないで、教え子のその後を見ていると、国公立・関関同立といった名門大学への合格者は多分に漏れず全員が「暗算3級以上」です。この中にはひとりだけ、そろばんは3級を合格していない生徒も含まれています。でも暗算は2級の練習まですすみました。
先日、私が尊敬する先生と、こんなお話になりました。その先生は1級合格者のその後を追跡されているのですが、私の経験則をお話しすると「そやな、暗算の級にも注目して追跡せなあかんな」と仰ってくださいました。
たくさんの実際のデータがたくさん集まれば、この経験則は裏打ちされると確信しています。というわけで、もし暗算指導をしていないそろばん教室がありましたら、能力の伸びは限定的になると断言できますので、今一度情報をしっかりと集められることをおすすめします。