東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

そろばんで学力アップ? いえいえ、学力アップの決め手は

2016-04-30 19:32:22 | 日記
 暗算です。これはもう間違いありません。特に「珠算式暗算」。これに決まりです。

 珠算式暗算とは、「そろばん」を脳内にイメージし(写像といいます)、そのイメージしたそろばんを動かしながら計算を行うことを言います。

 脳内でイメージを動かす際に圧倒的に使用されるのは「右脳」です。この右脳は芸術領域を担当する部分で、通常の学習では鍛えることが難しいとされています。脳の働きを調べる実験的手続きから、右脳は主に楽器の演奏や歌唱、描画といった行動をしているときに活発に働くことが分かっています。

 一方左脳は言語領域を担当しますので、通常の学習ではこちらが鍛えられています。

 で、脳の研究によって、脳全体のうち、日常的に使用される部分はせいぜい1%程度であると言われています。ものすごく乱暴に言えば、普段の勉強ではその1%の半分、0.5%程度しか(こんなに単純ではないですよ)使用していないということが分かります。

 そろばんの学習、特に暗算の学習をきちんとこなせるようになるということは、右脳も左脳と同程度の訓練ができるようになるとも言えます。つまり、日常的に使用できる脳の領域が単純に倍近くになるわけなんです。

 で、この能力は私の経験則からいえば、だいたい暗算3級くらいから見えてきます。1級合格に限らないで、教え子のその後を見ていると、国公立・関関同立といった名門大学への合格者は多分に漏れず全員が「暗算3級以上」です。この中にはひとりだけ、そろばんは3級を合格していない生徒も含まれています。でも暗算は2級の練習まですすみました。

 先日、私が尊敬する先生と、こんなお話になりました。その先生は1級合格者のその後を追跡されているのですが、私の経験則をお話しすると「そやな、暗算の級にも注目して追跡せなあかんな」と仰ってくださいました。

 たくさんの実際のデータがたくさん集まれば、この経験則は裏打ちされると確信しています。というわけで、もし暗算指導をしていないそろばん教室がありましたら、能力の伸びは限定的になると断言できますので、今一度情報をしっかりと集められることをおすすめします。
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ごーるでんうぃーく

2016-04-30 19:21:45 | 日記
 ですね。何が黄金なのかさっぱりわかりませんが…。

 そろばんは、カレンダーのとおりお休みとなります。5月4日は瓢箪山・石切両教場とも希望者参加の特別練習会を実施します。5月2日の授業終了まで申し込みを受け付け中です。

 塾指導は3・4・5の3日間は完全休校です。夜の自習開放もありません。それなりに課題を出していますのでしっかり頑張ってくださいね。

 一方教室は、お勉強の会議用机が、かなりガタガタいうので、出入りの業者さんのおすすめ机に取り換えました。定価で買えば4台で17万円…。もちろんかなりお安くはしてもらいましたが…。
 でもなかなかしっかりした机で、ほとんど揺れません。さすが値段だけのことはありますね。

 さて、ゴールデンウィークではありますが、私は、会議に教室のイベントで、ほぼお休みはありません。5月5日だけがお休みです。たまにはのんびりしようと思います。自戒更新はたぶんゴールデンウィークが明けるまでないと思います。それではごきげんよう♪
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最近

2016-04-24 03:59:40 | 日記
 お迎えに来ていただいた保護者の皆様と軽くお話をするなかで、「せんせいのブログ、あついですね~」とか「教室のお手紙にも載せればいいのに」などのご意見を頂戴することが増えてきました。

 お手紙では、紙面に限りがあるので載せるのは難しいといった側面がありますから、ここで書いていることをすべて載せるのは難しいですよね。

 それから、このブログに書いていることは、教室お子様を通わせていただいていない方にも、少しでも伝わればと考えながら書いている側面もあります。(生徒募集なんてその最たるものです。はい) 生徒募集はこのブログのもっとも気合いの入る部分でもあります。

 では、どうして生徒募集をそんなに気合い入れるのか。それは「生徒の指導に集中したいから」なんですよね。募集に力を入れてしまうと、お問い合わせの対応はもちろん、体験授業の受け入れもありますし、どうしても今いる生徒たちに対して、手薄な部分が出てしまいます(なるべくないように努力はしていますが、絶対にないとは言い切れません)
 そのため、体験授業は1日1組に限定していますし、検定試験や競技大会直前は希望日時を変更していただくようにしています。塾指導については、一切の外部募集をしないことで、その労力を省いています(私の指導方針に染め直す必要がないので、そろばんの生徒限定にすれば、指導に集中できるからなんですよね)

 このブログでは、そんな私の考え方を包み隠さず披露しております。私も年を重ね、だんだんと無理がきかなくなってきました。だからこそ、私の能力は子供たちを伸ばすことに集中したいわけです。

 そんなわけで、


 そろばん<瓢箪山教場>では小学2・3年生の生徒を大募集中でございます。特に現2年生は大大大募集です。ちなみに1年生は現在通学中の生徒様と、夏からのご予約をいただいた方々で、完全に定員オーバーになってしまいました。今年度の1年生は現在新入学生の受け入れを停止しております。すいません。
 現1年生の学年は、2年生になる春に再募集の予定です。

 <石切教場>では、1~3年生の生徒をあと2名募集中です!。このままですと、夏までには今年度の募集を終了するかもしれません。


 どちらの教室も、入学をご希望の場合はぜひともお早目にお問い合わせくださいね!
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YDK(やればできる子)を潰さないで! ~その後~ のその後

2016-04-22 14:29:44 | 学習・塾に関する中身
 しつこいですか?

 最低だと思う塾さんに、心無い言葉をかけられたり、辞めろと言われたり、質問を無視されたり…。ありえない対応をされた生徒の中で、私の下で塾指導を受けた教え子・元教え子が、この春の卒業生までで、合計5名になりました。その5名は全員、その塾にいたころよりも成績をあげ(1名は行ってないですが、塾指導スタート後、受験直前で偏差値は9上昇しましたよ)、今は高校生活・大学生活を楽しんでいます。

 大切なところです。このうち3名は、成績が悪いと判断され、辞めるようにもっていかれたわけです。この3名は一番短い生徒で、3年生の12月から、一番長い生徒で、3年生になる前の春休みから預かりなおしました。そして受験時までに全員成績が上がっているんです。

そろばんの先生が、限定だらけでやっている個人の塾で、たったの1年で成績を伸ばせるんですよ。あの塾、何を教えてるんでしょうか?

 そして、私が信頼し、信用している塾の先生の元を、一人の教え子が去ります。まだ完全に鍛えきれていないがゆえに、生徒にとっては先生との間に壁ができたように感じてしまったようでした。悩みに悩みぬいた結果、移る判断をしたようです。
 私は、その生徒を小さいころから預かっていました。自己否定の塊で、しんどいことからは逃げることが当たり前、勉強なんてする奴がバカじゃん!なんて感じの生徒でした。でもお世辞にも成績はいいとはいえませんが、私の元を離れた中学入学時と比べれば、どれほどたくましく成長したことか。

 信頼している先生もまた、悩みに悩んでおられました。その真意が伝わらなかった自分の指導を、本当に悔いておられました。でもね、どちらも真剣に相手のことを考えたからこそ、どちらもが本気だったからこそ、生徒は私の元へ相談に来たわけです。だってその生徒は、信頼できる先生と私が仲良くしていることを知っているわけですからね。

これが信頼関係だと思うんです。


 私が最低だと思う塾さんから帰ってきた5名は全員「あの塾を辞めたい」と決めてから、私の元へとお話に来ました。今回の生徒は「できれば辞めない方がいいのは分かってる。先生もちゃんと教えてくれてる。でも私には、先生の求めるレベルへの届き方が分からない」と悩んでいるようでした。だからこそ、両方を把握している私に相談し、最良の方法を知りたかったんでしょう。

 私が信頼している先生はYDKを伸ばしましたが、

本人が伸びたことに気づいていませんでいた…


最低な塾さんは、YDKを完全に潰してくれました…


 この違い、本当に大きいと思います。YDKを伸ばすことは大変なんですが、今回の一件で


自分が伸びたことに自分で気づけるように鍛えることは
本当に難しいんだと気づかされました。



 それでも、私たち指導者の真意が伝わるまで本気で向き合っていく姿勢に、私も、私が信頼する先生も、なんら変えないことはお互いに確認しました。YDKを潰さないために、伸ばしていくために、これからも「いつも本気で全力で」頑張ります!
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限界

2016-04-21 15:24:48 | 学習・塾に関する中身
 を超えて抱え込みたくなるもんなんですよね。子供たちにはみんな伸びてほしい。そしてできるだけこちらの想いを伝えたい。でも、一人でできることなんてほんの少ししかないのに、やりたいことは自分自身の能力を超えてしまうんですよね。

 だから、子供たちには自分でできるはずのことは、自分でできるようになってほしいんです。だからそのために必要なことを指示してしまいます。そしてその中身は、鍛えきれていない生徒にとっては少しばかり重荷になってしまいます。分かってはいるんだけど、伸びるためには乗り越えなきゃいけないし、あいつなら乗り越えてくれるはず…。

 でも、その想いが伝わりきっていない時があります。悔しい瞬間です。自分一人でできることには限界があるんです。そしてこれ以上抱え込んでも悪循環が始まってしまうかもということも気づいているのに、立ち止まれないんですよ。

 だから私は、子供たちに自分が思っていることを包み隠さず伝えるようにしています。その時は「先生と生徒」という立場を忘れて「人間対人間」としてお話をしているのかもしれません。

 これからも、「妥協」はする気はないけれど、「抱え込み」すぎないように。いつでも相談できると生徒たちに思ってもらえる先生でいるように。正直に、まっすぐに子供たちに接していこうと思います。

 そうした矜持は曲げる必要はないし、曲げるつもりもないんですが、それでもちょっと書きたくなりました。分かる人には分かる中身ですが、大半の皆様には「なんのこっちゃ」というブログになりました。すいません…

 いつの日か、いつの日か、関わった生徒たちに指導する側の想いが伝わることを信じて、今日も明日もその先もがんばります! 頑張りましょう!
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