するって難しいですね。
例えばお弁当や飲食店などは、個人の味の好みや雰囲気の善し悪しに対する受け取り方が違うために、私がいいと思っていても他の方から見れば「どこがいいの?」となってしまうことが少なくありません。
塾もそうなんですよね。私のやり方が絶対良いとは思いませんし、他のところが全てダメだとは思わないです。
例えば個別指導。私は10年くらい前までは、お月謝は高い・指導は8割以上がバイト・教室長も新卒さんなんてところをたくさん見てしまったので、ご相談を受けるといの一番に選択肢から外していたんです。ところが、フランチャイズの個別指導をされている先生と仲良くさせていただく機会があってから、その先生の熱い想いやそうした想いを持つ方も決して少なくないと知りました。このことから、普段の考え通り結局「どこの塾か?」ではなくて「誰の塾か?」という部分がとても大きいと改めて考えるようになりました。
とはいえ、「誰の塾か?」を大切にしていても、齟齬が生じることがあります。生徒数が想定以上に減ったり、ご自分の指導がうまく実を結ばなかったり。そういうことが積み重なって迷走をしてしまうことがないわけではないんですね。そうなると「昔は良かったんですけどね〜…」と言われるようになってしまいます。そんなお話を保護者の皆様からお聞きする機会がここ数年で増えた気がします。
私の教室は悪い意味でも良い意味でもほぼ変わりません。卒業生が遊びに来るたびに「せんせ〜かわらんな〜」と言ってくれています。先日、教え子が大きなお腹で訪ねてくれまして、「自分の子供も先生に預けてくれる?」って聞いたところ、「引っ越ししてでも預けたいよ〜」と言ってもらえました。心の中はジャンピング大喜びでしたね。
そんなわけで(どんなわけで?)、オススメしてもらえる存在でありたいな〜と。そして、オススメしたい方々と繋がれている今は幸せだな〜と改めて思う昼下りのひとときです。