東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

視野と度量

2016-08-15 00:41:16 | 学習・塾に関する中身
 「視野が広い」っていいですよね。眼鏡がなくてもいろんなものが見えますもんね…

 って、私が書きたいのはその視野ではなくて、物事を考えるうえでの視野です。(久しぶりにノリツッコミしてみましたよ。今はお盆休みで心も体もちょっとお休み解放モードですからね。キリッ☆)

 私は、珠算教室を開く前に正社員として勤務した経験はありません。非常勤講師を公立中学で。塾講師・郵便局配達・パチンコ屋さん(時給が良かったですから、なんたってバブル時代に大学生ですからね・大学の指導助手及び実地指導員などを経験しました。

 私が今この仕事をするにあたって、経験が役立っているのはパチンコ屋さんのアルバイトだと思います。なんてったって人生の縮図がそこにはありましたからね。

 私は、教育に携わる者はできるだけ教育以外の仕事を経験しておいた方がいいと考えています。教育というのは「おしえはぐくむ」ことですから、指導する側にはたくさんの経験値が必要だと考えているからです。

 それでも、学校卒業後そのまま教育の世界へ飛び込んだきりの人でも、立派に尊敬できる方はたくさんいます。そしてそんなみなさんに共通することがあります。それは視野が広いということ。というよりは、視野を広く持つことを日々意識していることと言った方がいいかもしれません。

 自分の知識や経験は、それ以上の値打ちがないということを、骨の髄まで知っている人です。だから、私が尊敬する教育者は例外なく、聞く耳を持っています。そして自分の意見や考えを修正していく度量があります。たとえ自分の後輩であっても、もっていえば生徒であっても、自分自身にないものを伝えてくれた方には、感謝の意を表し、そして自分の中に落とし込んでいける。そんな方々が私の尊敬する方の中にはたくさんおられます。

 私自身は、人生経験はないよりあったほうがいいと考えますが、視野の広さ・度量の大きさは人生経験を凌駕することもあるということを、教える仕事をすることで出会った方々に、その背中で教えていただきました。

 自分が、そんな視野の広さや度量の大きさを持てる人間になることができる日は来るのかな? と日々悩みながら子供たちと向き合っています。私にもまだまだ物事を決めてかかってしまう時があるので、早く視野の広い大人になりたいな! と、

 とある教育者の方のブログを読みながら考えました。学校の先生は視野が狭いと断言する、自分の知り合いに視野の狭さを説教されるその方は、私の知る限り立つ鳥跡を濁しまくりな方なのですよ。やはり、視野の狭い方は、自分の知る世界こそが正しくてすべてと考えているんだなあと、妙に納得したというお話でした。

 視野の狭い先生に指導されると、確かにロクなことになりません。それは事実です。でも自分の視野が極端に狭いことを理解していない方ほど、自分の視野が広いと喧伝される傾向がありますから、ぜひともご注意くださいね!
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