東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

もうすぐ大阪府私立入試ですね

2022-02-09 13:15:20 | 学習・塾に関する中身
 明日の木曜日は大阪府の私立高校入試が行われます。当教場の塾からももちろん受験するわけですが、この数か月の伸び方はやはりさすがだなと思うものがあります。本人たちは伸び悩みを感じているようですが(これは毎年みんな同じ道を通るのです。「完璧!」なんて受験はありませんから)。
 弱点への向き合い方やアドバイスを聞き入れる・実行に移すまでの早さはもちろんのこと、過去問に取り組んだ後の質問や部分点の判断など、こちらへの頼り方の質が圧倒的によくなっています。入試という人生初の経験に向き合うことでいい成長をしてくれていると感じます。

 私の教室は民家がベースですので、教室に明確な仕切りはありません。中3の取り組む様子は筒抜けです。その様子を見て感化される生徒も下級生に出てきます。そんな相乗効果があるのもまたこじんまりとした個人塾の良さだと思っています。

 一方で、そうした環境に一切心が動かない強者もまたいるわけです。手を変え品を変えいろいろなアプローチをするのですが、なかなか変化が起こらない生徒もまたいます。とはいえ、今の中3にも去年は同じことを感じていたなあとふと思い出すこともあります。毎年生徒たちは、個性はそれぞれに持っているけれどもよく似た道を歩んでいるなあと思うわけです。

 私は生徒の性格や個性を叩き潰してまで変えたいとは思っていません。治療に例えると「先生のやり方は漢方のようですね。自分の力を引き出すために時間をかけていますね」と懇談でお言葉をいただいたことがあります。うまいこと仰るなあと思いました。まさに数年かけてじっくりと向き合ってきたからこそ、今このタイミングでそれぞれの個性に合わせて花が開くのかな?そんなことを感じています。

 入試というものは生徒をもちろん変えてくれるのですが、同時に私のような指導者の立場にあるものも変えてくれます。たくさんの教え子たちにたくさんのことを教えてもらいました。そしてその教え子がチューターとして今の生徒の前に座ってくれます。その姿が、そのチューターとなった教え子との会話が、今の私の背中を押してくれます。少なくとも変なことはしていないと。とてもありがたいことですし、そうした環境に私も生徒もいることが幸せなんだなあと思うこともあります。

 入試直前はピリピリとするもの。そうあるべきなのかもしれませんが、私の教室ではいつもとかわらない普通の(笑いの多い)時間が流れています。私はこれでいいと思っていますし、これからもこの空気感を大切にしたいと思っています。

 さあ、みなさん。いよいよ明日。人生初の入試に挑みますね。どれだけ準備したとしても悔いは残ります。受験とはそういうものです。でも「今の自分」が全力を出せればそれでいいんです。これまであなたたちがやってきたことは誇れることです。その想いを精一杯答案用紙にぶつけてくればいいんです。

 それでは元気に、いってらっしゃい!
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