雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

ヌナカワヒメ

2021-09-30 21:50:23 | 面白い...パワスポ寺社
「レイライン」や「フォッサマグナ=糸魚川・静岡構造線」
に関連した前回記事で、「loveさん」から
糸魚川の近くにお住まいだというコメントを頂きまして。

「......そーいえば、糸魚川(いといがわ)の
奴奈川姫さんのお話は書いてなかったのかなぁ......」

と、過去記事を探ってみたりしたのですが、
ゼンゼン無かった!ので、今回、
チロリと記しておくことにしました。
少々マニア向け!?なモノともなりますので、
そこはあしからずなのでございます。(^^)



奴奈川姫(ぬなかわひめ、沼河比売)さんといえば、
フォッサマグナが生み出す貴重な翡翠(ヒスイ)の産地である、
現在の新潟県、糸魚川市一帯を納めていた女王様。
以前は「沼川郷」とも呼ばれていた地の女王。
日本神話には「ヒスイの女王」として記されています。
古代においてヒスイは貴重な宝石であり、
現代のダイヤモンドの様なもの。
特に糸魚川産のヒスイは遠く大陸でも珍重され、
その発掘や流通を仕切っていた御方ともなると......
どれだけの力を持っていたのか。
すごい女王様です。
もっといえば、
歴代の卑弥呼(ひみこ)の一人。
この国の基礎を創った偉大な女王様の一柱だと思われます。
今ではフォッサマグナの西端を守護してくれている感じでしょうか。
そして、神話によれば、
大国主さんとの間に子供をもうけていて、その子こそが、
後に諏訪の王ともなるタケミナカタ(建御名方神)さん。



糸魚川市に入ると迎えてくれる奴奈川姫さんの像。(@^-^)
駅前のものでなく海沿いにある方なのですが、
幼少時代のタケミナカタさんと一緒のデザインで、
僕さんはコチラの方が好きなのです。
像の前には「虹の展望台」なるものがあって、
ヒスイ海岸や日本海も綺麗に見渡せます。



後ろには黒姫山(青海黒姫山)を中心とする糸魚川市。



ここからちろっと海に歩いて、
ヒスイ海岸で天然の翡翠(ひすい)探しとか。







まったく見つからない!のですけど。
見つけた人はラッキーこの上ない凄いことのようでして。
ええ。(^^)
そして、そんな地に佇む神社といえば
「天津神社(あまつじんじゃ)」さん。
越後国一宮を称しています。
越後国一宮は他にも二つほどありますが、
奴奈川姫さんに関してはコチラが本拠となる様に感じています。















現在の本殿に祀られているのは
天津彦々火瓊々杵尊(あまつひこひこほににぎのみこと)と、
天児屋根命(あめのこやねのみこと)と、
太玉命(ふとだまのみこと)さんですが、
なんと言っても、その左隣には......



奴奈川姫さんと大国主さん(八千矛命、やちほこのみこと)
ご夫婦が控えています。
その名も「奴奈川神社」
やべーっす。
泣けちゃうんす。ここ。ええ。
レイアウト的にもニニギノミコトさんや、
アメノコヤネさんや、フトダマさんより古く、
元となる神様だということも察せられます。

して、
そんな女神様の旦那様である大国主神(オオクニヌシノカミ)......
さんに関しては、以前も「美保徒然 2」などで記していた通り、
その土地土地を治めていた王のことでもあり、
今の世で言う県知事みたいなもの。
役職名として使われていたこともあり、全国に沢山います。
しかし、奴奈川姫さんというのは最初に記した様に格が違います。
ヒスイの女王。
宝石王。
その旦那様となると......

大王、スサノオさんです。
素戔嗚命。須佐之男命。
建速須佐之男命(はやたけすさのおのみこと)

諏訪の王であるタケミナカタさんとは......
スサノオさんの息子さん......
となるわけでございます。
そう定義すると、
記紀神話に記されている様々なことが、
その意味も含めて紐解けていくのでございます。
タケミナカタさんは糸魚川の地で生まれた後、
スサノオさんの命を受け北九州、宗像(むなかた)の地に赴任。
そこでタケムナカタノカミ!(建宗像神)となり。
大陸との国境でもある重要地で、
この国に及び来る様々なものに対処し、
警護や守護もしていた偉大なる王。

タケミナカタは、元はタケムナカタ。
宗像三女神のお兄さん。

神話に書かれている「出雲の国譲り」の後は、
諏訪に移動し、そこで隠居をした王。
その辺のお話はコチラで記していたでしょうか。ね。
その時に書き切れていなかったことも、
今回の記事と併せて完成!と言う感じでしょうか。(^^)

諏訪徒然
諏訪徒然 2
諏訪徒然 3

スサノオさんは時に政略婚もしてこの国をまとめて行った方。
奥方も幾人かいます。
今の世とは常識も違う世界。
正妻はクシナダヒメ(櫛名田比売)さんで間違いありませんが、
奴奈川姫さんも、また、大切にされていた奥さん。姫神。
そんな感じ。
そんなすごい神々を祀る天津神社の境内には、
知る人ぞ知る超貴重な舞楽(ぶがく)の舞台がドン!
と設えられています。





「天津神社舞楽」「稚児の舞」とも呼ばれる貴重な伝承の舞。
重要無形民俗文化財。
いつか、一度見てみたいのです......(●´▽`)
境内を出たところにも朽ち果てそうな社(やしろ)があるのですが......
清崎神社さん。
コチラもなんだか......外せません。



僕さん、この地には幾度か足を運んでいるのですが、
一番最初に行った時は、とにかく、
この地の翡翠(ひすい)で作られた勾玉(まがたま)が欲しくて。
奴奈川姫さんの勾玉。
良いものがないかなぁ、と、探しに探してました。
実際、糸魚川産のものは値段がとても高く。
先に記した天津神社さんにしても、
お守り的に売られているものなどは外国産のヒスイばかり。
こなれた価格で質の良いものは市内を廻っても
なかなか見つかりませんでした。





そんな中、やっと見つけた、気に入ったヒスイの勾玉。
僕さんの宝物の一つとしてずっと大切にしております。(^^)



この石を手にした時、
奴奈川姫さんが治めていたであろう村々の面影が残る
「長者ケ原遺跡」にお礼に伺うことにしました。
まさにヒスイ長者!の村なんて感じでしょうか。



遺跡の隣にはフォッサマグナミュージアムも。















今も昔もフォッサマグナ!
なのですなぁ......(●´ω`●)mohu--nnnnn......



最後に、数年前にプリリンねーさんが降ろしてくれた
奴奈川姫さんの言葉を置いておこうかと思います。
かしこ。



==============================
糸魚川の翡翠(ヒスイ)は、
もうずいぶん無くなってしまいました。
掘ると出てきたのは、ずいぶん前のことですよ。
たーーーーまーーーーは、三種の神器ですから、
鏡と、剣と、一緒に置いてください。



罪穢れ(つみけがれ)を祓える祓戸四神(はらえどよんしん)が、
スサノオノミコトの大きな仕事でしたから。
私はオオナムチの愛神ではありませんよ。
嫌いではないですが。
私はスサノオノミコトのホツマツタエの時の、
魅惑の愛神ですよ。
(スサノオノミコトの)妻は沢山いましたからね。
妻は沢山いたので
「悪かったな。なかなか来れなくて」
と言っていました。
出雲の須佐神社にクシナダヒメ様と
「一緒にいることが、たまにはいい」
と言っていましたが、ほとんど一緒だったと思いますよ。
宝のようですね。
私の話を聞いてくれる人はいませんでした。
==============================


にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« わんわん! | トップ | 日本大陸 »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kukuriiwanaga)
2021-10-02 15:33:30
ヌナカワヒメ様の里へようこそ!!
そして、ありがとうございます!!
しかも『かつブロ』で消えてしまったところまで載せて下さって感激しております(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
とある地質学の先生の本には『ヒスイはプレートの滑りを良くしてくれているのです』と書かれています。
糸魚川は有史以来地震の記録は無いので、フォッサマグナの地であるにもかかわらず地震に見舞われないのはそのためなのか?と勝手に納得しています。
なので、ヒスイが糸魚川から減っているのは日本にとってもかなり厳しい状況であるのか?とも考えています。
uzmetさんが敢えてブログに挙げたのも『人間のせい』に繋がるのでしょうか?
『清崎神社』まで登場して、さすがuzmetさんです!☆
また糸魚川の地に来られる事がありましたら田伏に鎮座しておられるその名も『奴奈川姫神社⛩』へもお立ち寄り下さい。国道8号に鳥居が接地していますが、駐車場は線路向こうにあります。
返信する
kukuriiwanagaさんへ。 (amenouzmet)
2021-10-02 16:56:03
田伏の奴奈川姫神社は姫さんが隠居した場所ですね。きっと。(^ν^)
今度、また伺ってみますね。
清崎神社の名前が抜けていた様なので補修させてもらいました!
ありがとうございます!
返信する
Unknown (ゆり)
2022-11-20 18:15:17
Iさんへ
過去記事に失礼します。
奴柰川神社、とても温かく柔らかく心地の良いところで、ちょっと涙出そうでした。ヌナカワヒメ様のお人柄でしょうか。数年前からお風呂に姫川薬石を入れているのですが、ようやくお礼をお伝えすることができました。
翌朝ホテルを出ると、雨上がりの空に虹が!長者ケ原遺跡から上越の居多神社辺りまでずっと見えていて、なんだか見送ってもらっているようでとても嬉しかったです。

天津神社をおしえていただいたことで、とても良い経験がてきました。ありがとうございます。
返信する
ゆりさんへ。 (amenouzmet)
2022-11-20 19:16:38
伝わったみたいですねー。
良いですねー(^ν^)
返信する
Unknown (ゆり)
2022-11-20 20:10:06
Iさんへ
よかった~。頂いたコメントを見て、また涙でそうです。長時間出ていた虹にも驚きましたが、居多神社を去る時にふと目にとまった雲がみるみる形を変えて消えてなくなりました。こんな現象を目の当たりにできるとは…とても驚き、感動しました。これもIさんM子さんとのご縁のお陰様です。それを繋いでくださったアメノウズメ様にも感謝です。また三鷹の旗神社に行く機会がありましたら、お礼をお伝えください。
返信する
ゆりさんへ。 (amenouzmet)
2022-11-20 23:58:52
了解しました!(^ν^)
返信する
Unknown (あかりこ)
2023-05-07 20:10:45
タケミナカタ(タケムナカタ)さまのことを知りたくて、過去記事をめぐっています。
スサノオさまとヌナカワヒメさまの御子なんですね^^

タケミナカタさまは「八王子」ではないようですが、ニギハヤヒさまのお兄さん的な存在でしょうか?
ニギハヤヒさまやイソタケルさまとの関係も興味深いです🌸
返信する
あかりこさんへ。 (amenouzmet)
2023-05-07 20:21:58
そうですね。お母さんが違う兄弟です。
イワユル腹違い、、、ということでしょうか。
太古の昔は倫理観的にもよくあったことのようで、
国をまとめる大王ともなると子供さんも沢山いたのかもしれませんね。
返信する

コメントを投稿