雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

恐山徒然 5

2017-11-22 00:02:42 | 凄い...パワスポ寺社
—————見た瞬間、

二人して確信をしてしまった、例の、

「背の高い岩」

......が、

ありました。

アレに間違い無いだろう、と。

僕らは本殿から、その岩へと向かいました。

いよいよ、ここからが本番だと。

そういう気持ちで向かいました。

「5」へと続くー(^^)




恐山のガイドマップによると、
その岩は「大王石」と呼ばれているらしく。
神体山の懐にどん!と、まさに王のようにして在りました。
その岩の横、上方には、不動明王さんがいらしゃったので、
先ずはそちらへ登拝。



「のんのん婆」と同様に、
不動さんにも諸事のご挨拶を済ませて、イザ!
大王石へと......
神様の言う「背の高い岩」へと......
向かいました。
傍に近づいてみると岩の前方は参拝道にもなっていて。
間断なく人がカナリ多く通ります。
人目の付き具合からは祝詞やらお酒やら、ましてや!
リンゴを置いてかじりつく!
なんてとてもおハズかちくなる感じで......と、その時。



「リンゴじゃない!?」



と、見事に指摘してくれた朝の一件以来、
今日1日で急激にポンチキ力に磨きをかけてきた!?
KIKOさんがこんな事を言うのです。



「この岩の後ろに行けるわよ。きっと。
さっきの不動さんのところから回り込めばいいのよ」



凄いぞ!KIKOさん!(*゚▽゚*)
言う通りでございやす!
やんややんや!
そうするでやんす!

......で、岩の後ろに回り込むと、
大岩の陰ゆえに参道を歩く人の目にもつかなく。
しかも岩越しに恐山の全域と綺麗な湖......
宇曽利湖(うそりこ)も見て取れます。
それと、それら全てを取り囲む美しき山々も見渡せます。
これが恐山の大王が見る景色なの......か......と。

僕らは岩の後ろで、
神様から言われた通りに岩の上にリンゴと、それと、
ここの神様が大好きな「濁り酒」もセット。
そんなこんなの動きも
大岩のおかげで見えないどころか音までも遮られ、
参拝道の方には僕等の話し声もあまり聞こえていない感じ。
KIKOさんには、祝詞をあげることのお許しと、
柏手や礼のお付き合いなども合わせてお願いをしました。

「ユーわ本日!巫女さんなのです!何卒!」

と。

「そんなイメージでお願い致します!」

と、そして僕らは並んで礼と祝詞を捧げ。
柏手を響かせ、お酒を注ぎ。
神様にお願いされていた事後の
「リンゴのヒトかじり」
をしようか......と.......



「き、KIKOち、ちゃ、んんん、、、」

「......そうね」

「り、リンゴさんが......ひ、光ってるおぉぉ、、、」



全部違う写真なのですが、
何度撮っても供えたリンゴの上に光の輪が入ってくるのです。
KIKOさんと肉眼で見ている光景としては、
林檎さんが眩く光り輝く感じなのですが......



そして、
そんなリンゴを包む光の元を追って上を見上げてみると......



絶句......
写真の通り、境内と湖と山全体をも覆う巨大な日輪が......
突然......



この時は、二人して、もう、グウの音も出ませんでした。
境内の時空が......この時からしばらく、
なんだかズレズレ......で!?



「届いた!約束を果たせたよ!(T . T)ぶぇ......」

僕は神様からの熱い気持ちも感じ、
思わず涙ぐんでしまいました......

「たしかに、感動するわね......凄い......」



僕らは暫しその場に佇み。
異様な光を感じ。
最後に、光り輝くリンゴさんをひとかじり......
KIKOさんも、どーぞ、と。
恐山の全ての神様に、
御霊の皆様に、
届けておくんなさいましーー......と、
かじったリンゴを日輪に掲げて......



最後に、飛び交うカラスさん達にも

恐山の神様や御霊の皆様に君らが食べて届けて下さいましーー、、

と。

「どーぞ、どーぞ、、」

と。



そうして僕等は感動の余韻を引きずりながら、
次なる約束である「大きな岩」探しへとスイッチしました。
その岩も境内に入った瞬間からなんとなくわかっていたのですが......
コチラです。



流れ的には、やはりマップに載っている岩の
「みたま石」ではないのだろうか?
とも考えましたが、近づいてみると、どうも違う感じで。
こちらの名も無き岩の方がシックリ来るわけなのです。
岩の下には誰が置いたのか?他の岩とは違い、
幾つかのお地蔵さん達も置かれていました......



そして、さっきの岩での教訓通り、
ここでも裏に回ってお酒とリンゴを取り出しました。
すると、驚くことに、
この岩の裏には明らかに祭壇的に使われていた様な跡が残っていて、
その跡の所にはリンゴやお酒が置ける台のような
平らな部分までシッカリとありました。
こちらにもリンゴと濁り酒をセットして......



この岩では僕らはリンゴはかじらず、
お酒を注ぎ、
そのままカラスさん達にどーぞ、どーぞと。

続いて!ラスト!

賽の河原!

神様の言う石はどこかなぁ......って、
石だらけやん!
わかるんかいっ!?(; ̄◇ ̄)





「あっ!KIKOちゃん!
コレじゃね!?コレ!ね?
正面の宇曽利湖の山と重なるんだよ。全てが。ね?」

「そうね。コレね」



もはや、
スッカリ僕の審神者(サニワ)と化したKIKO様にお伺いを立てつつ、
こちらに決定。
神様ご所望の「お水」と、
そして、神様には言われなかったけど、
ちょうど3つ買っていたので、こちらにもリンゴさんを一つ。
水と一緒に捧げさせていただきました。



この時、
すぐ右横の山から沢山の鳥達が一斉に飛び出して来て。
様々な鳴き声をあげながら大群で河原の上空を横切、
そのまま湖の向こうの、
日輪のかかる太陽の方へと飛び去って行きました。
鳥さん達には、この地で迷い、燻っていた御霊さん達が沢山......
乗っていたようにもミエていました。
この沢山の鳥達が一斉に飛び交う様子には、
観光でいらしていた沢山の皆さんも流石に圧倒されて、
鳥達を見上げたり指を差したりしていました。

「神様との約束は、一応、果たせたのかな......
◯◯◯姫さんは動けるようになったかな......」

そんな「賽の河原」から見上げた空。



水のかかったリンゴさん越しに見上げた空。。
(T . T)ぶぇ......アゲイン。



帰りに寄った、恐山山系の最高峰、
釜伏山の頂上にある自衛隊レーダーのところでも......





恐山(おそれざん)とは、
その名前や様々な伝承などから少々怖い所とも思われがちですが、
その実は、高野山比叡山と並ぶ、由緒正しき日本の三大霊場の1つ。
開祖はあの、比叡山の円仁さん。
関東から東北にかけての世界遺産級の多くの寺院は全て、
この方によって開かれています。
空海さん、最澄さんと並ぶ、偉大な方だと思います。
そんな寺院が「タダ怖い」わけはありません。
むしろ、
偉大なる円仁さんが感得した「何か」が在るであろう地......と。
何か、ワケがあって開いたのであろうと。
そんな見方が合っているように僕は思います。







「この地は元々神社であったのだ。
東北の重要な地なのだ......」







今回導いてくれた神様はそんなことを言います。
恐山の語源は元々は上にも書いてある湖の名前から生まれています。

「宇曽利湖=うそりこ」

宇曽利湖山、うそりこやま、うぉそりざん、おそりざん......おそれざん。

そういう事です。

活火山として今もあちこちから地熱や噴気が吹き上がるこの地は
カルデラであるゆえに周囲の外輪山からの水も流れ込み、溜まり、
良質な温泉もあちこちから湧き出でていて。
マサに火と水が交わる場所。
火水=かみ=神」が混じり合う聖地。
陰陽混じり合う聖地。
お寺が創建される遥か昔から東北の民の御霊が寄り集まる癒しの地。
円仁さんはそれを一目で見抜いたのでしょう。



恐山。いや、宇曽利山。
決して恐いようなことはありません。
帰り道。
境内には「のんのん婆」の御技を!?
今に引き継ぐイタコさん達が境内の特設小屋で
多くの人の相談にのっていました。
人がズラリと並んでいます。



イタコの口寄せ......
訪れる方々に要望されているであろう「占い」と共に、
水木しげるさんの漫画の「のんのん婆」のような、
紛れなき愛の言葉がそこに添えられるのであれば......
のんのん婆も喜ぶのだろーか......と。
そんなことも思います。



次回は5話続いた「恐山徒然」のオマケ!?的記事として、
恐山のほど近く、下北半島の絶景の名所
仏ヶ浦」の徒然スマホ写真とプチ不思議話なんぞを
備忘録としてココに置いておこうかと思っています(^^)



「仏ヶ浦も行こうよ。ね。
飛行機は諦めて、青森からは新幹線で帰れるから。
ダイジョーブ」



流石!タレント・マネージャーさん!という感じのKIKOさんが
女性とは思えないレーシング・ドライブ・テクニック!?
で恐山からひとっ飛びしちゃってくれまして。ええ。
下北半島の隅っこからキッチリと、
僕の帰りの新幹線に間に合わせちゃうところなども
プロのマネージャーさんらしいのです(・・;)ウムモイエズシタガッチャウワケデ......


☆シリーズ過去記事☆
恐山徒然
恐山徒然 2
恐山徒然 3
恐山徒然 4


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4 コメント

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リンゴと虹 (プリリンねーさん)
2017-11-22 07:32:22
お話には聞いていましたが、リンゴと虹、そして日輪は、感動ものでした。

私は、いつものことですが、行ったことのない場所に伝えられた岩があることに、やっぱり驚いてしまいます。

今回は、リンゴがキーでしたね。

◯◯◯姫も助かったようなので、喜びもひとしおです。

サポートしていただいたkikoさんにも感謝です。
ありがとうございます。
返信する
プリリンねーさんへ。 (amenouzmet)
2017-11-22 09:37:23
KIKOさんには伝えときますねー(´∀`)
返信する
お姉様と筆者様へ (KIKO)
2017-11-22 10:45:01
この度は、大変貴重な経験をたくさんさせて頂きました。
お礼をさせて頂きたいのは私の方です。
不思議がいっぱい魅力がいっぱいの青森へ、是非またお越しください。
安全運転心がけます。
返信する
KIKOさんへ。 (amenouzmet)
2017-11-22 10:54:48
Σ( ̄。 ̄ノ)ノわっ!!
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