goo blog サービス終了のお知らせ 

雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

恐山徒然

2017-11-06 00:10:04 | 凄い...パワスポ寺社
漫画「のんのんばあとオレ」。
名作「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みの「水木しげる」さんが、
自らの幼少時代のお話をそのまま漫画にした作品です。
この漫画を読むと、
水木さんは子供の頃から霊感があった人だったのだなぁ......と。
それで、ゲゲゲの鬼太郎は生まれたのかぁ......と。
そんなことを思わされる興味深いお話が沢山描かれています。

「そうか、水木さんの子供の頃のあだ名はゲゲ!だったのか」
「それでゲゲゲの鬼太郎だったのか」

とか。僕は勿論、このブログの常連さん達ですと......

「鬼太郎って、やっぱり!本当にいたんだな。
ま、実際、ツカヘイさんもいるしな......

なんて。そんなポンチキなことも改めて良くわかってしまう!?
ような漫画なのです(^^)。
中に収められているお話は、
ちょっと冷静に眺めると実は悲しい話なのに、何故か?
全然暗くならなかったり。
とても静かな話のハズなのに、心が熱くなって涙が止まらなくなったりと。
そんな話がいっぱいで。
最初は人によってはカナリ入り込みにくい絵かもしれませんが、
もし肌に合わなくてもソレを乗り越えて読み進めていくと、
中盤あたりからはどんな人でも

「じわーーん......」

と、心が暖かくなっていくのがわかるのではないかな?とも思います。
とても素敵な作品だと思います(^ν^)
個人的に印象的だった部分を幾つか記すと、少年時代の水木しげるさんは、
地元では「しげーさん」と呼ばれていた、という事だったり。
しげーさんは既に幼い頃から妖怪に興味を持っていたのだ!
という事だったり。絵が好きで、
いつも趣味で妖怪のイラストや漫画を描いていたということだったり。
そんな妖怪の中でもとりわけ

「会ってみたい!」

と思っていた妖怪が「小豆はかり(アズキハカリ)」だった、
ということだったり。
でも、見たことがない妖怪なので、
その姿がもう一つイメージ出来なくて、とても困っていたとか。
そんな時にシゲーさんの街にお化け屋敷の巡業が来たので、

「絵の参考になれば!」

という気持ちで出掛けていった、ということとか。
行ってみたけど普通のお化け屋敷で、結局なんの参考にもならなくて。
その後打つ手もなく、とにかく色々な絵を描きながら一人、
部屋で悶々と思い悩んでいた、とか。
とても面白いです。(^_^)



そして更に面白いのが、
その妖怪「小豆はかり」と念願の遭遇を果たした時の話。



ある夜。
シゲーさんが悩みながら「小豆はかり」の絵を書いていると、
どこからともなく、
その「小豆はかり」の声がしげーさんに聞こえて来て———————



「うーーーん。ちょっと違うなぁ」

「大いに違う」

「?」

「不愉快である」

「だ、誰だ!?もしかして小豆はかりか!?」

「そうだ。俺はそんな低俗な姿をしていない」

「ほんなら、どげん姿だ?」

「言葉にできるほど単純ではない。
私は有って無い存在。
無くて有る存在」

「そげんもったいぶらんで、ちょっとだけ姿を見せてもらえんか」

「いいだろう。
普段の妖怪に対する心掛けに免じて少しだけ姿を見せてやろう。
次の稲妻とともに現れ、その姿の稲妻と共に消える」

「......」

ピカ!どでん!ザザーーーーッ!

「ムフフ......」

「けっこう単純じゃないか」

「これは基本の姿だ。変幻自在。どんな姿にもなる」

「小豆のまき方見せて」

......パラパラパラ......

「動にして静。静にして動」

「なんで小豆なんてまくの?」

「それは俺にもわからん。そういう存在なのだ」

「人をおどかして面白いの?」

「別に面白くはない。そうすべく定められている。
お前はなぜ村木家に生まれたか」

「えっ?」

「なぜ頼まれもしない絵物語を描いているのか......それと同じことだ。
すべてのものが運命に定められた存在なのだ。
さぁ、そろそろ次の稲妻が来る」

「ま、待って。せめて次の稲妻まで」

「長い時が理解を深めるとは限らない。
一瞬は永遠であり、永遠は一瞬である」

ピカッ!ポァーーーー。。。。

「......」



—————————スゲー面白いっす(^^)
そして、この本でトテモ良く分かったのがシゲーさんのお父さんのこと。
なんだか飛び抜けて「おおらかな人柄」で描かれているのです。
本の中盤に、
シゲーさんのお兄さんの正さん(マサさん)がヒドイ失恋をしてしまい、
ヤケになって首を吊って死んでしまおうと、家の中で騒ぎを起こした......
という話があるのですが、
お兄さんの首吊りを必死になって止めようとする母親と、
それに抵抗するお兄さんとの修羅場的状況が描かれています。
そこへお父さんがプラリと入ってきて—————————————



「お父さん止めて!正が首を吊るなんて!正やめて!」

「やらしてみたらいいのに」

「な、なにをバカなことを......」

「わしは息子達にやりたいことをやらせる主義だけん」

「それとこれとは話が違うでしょ!」

「しょうがないだろう。
やりたいというもんは......まぁ、後の始末が大変だが」

「始末?」

「うむ。わしは一度首吊りを見たことがあるが、
そりゃあもう無残なものだった。
眼は飛び出す、舌はダラ......糞小便の垂れ流し......
ああ、思い出すのも嫌だ嫌だ」



————————この母と父の会話を聞いていた正(まさ)さんは、
首にかけていたロープを外し、床に泣き崩れました———————————



「......」



————————その様子をしばらく見ていた父は、
正(まさ)さんがちょっと落ち着いた頃合いを見計らって、
こんな話を始めます—————————————————————



「どうしても死ぬなら死んだってええ。
けど、まぁ、死なんほうがええだろうな。
肝心なことは、こんなことで恋愛に消極的になったりしないことだ。
男にとって女は教師だよ。
学校なんかじゃ教われない、いろんなことを教えてくれる。
学校なんかやめてもええが、女に恋することをやめたらあかん。
それがわしの別れの言葉だ」



————————さて。今回、突然、
水木しげるさんのこんな素敵な漫画の話をし出したのには、
ちょっとした理由がありまして。
それは、少し前のある日に。
また唐突に。
僕さんは青森県の恐山(おそれざん)に行きたくなってしまいまして。
毎度毎度の!?ワケあって!?強く呼ばれているよーな感じで。
故に、行きたい、というより行かないといけない......
というニュアンスの方が正確でして。
すると、また。そのタイミングで。
例によって、例のごとし。
プリリンねーさんの方にも神様から不可思議な言葉が降りていた様なのです。
ねーさんの正確な記述でもってその時の言葉を記すと......



「恐山にはのんのんばあがいる」



と。



「は !?......また。そんな。ワケのわからんことを......」

「◯◯◯◯の神が言うのよ」

「ふーーーーむ。。。
ちょーど、青森に行く予定があるんだよな。近く......」

来てくれ!だって

「ふーーーーーむむむ......」



「恐山徒然」話のスタートです。つづく(^^)


にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ

コメント (16)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ブレードランナー | トップ | 恐山徒然 2 »
最新の画像もっと見る

16 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
先生のお土産 (早智子)
2017-11-06 01:18:01
とある深夜放送を視ていて。
就学前位の年齢の男の子がその深夜放送の番組宛にてがみを出して。番組はその男の子の願いを解決しに伺う、という内容でしたが。
男の子の番組への相談とは、「大好きなゲゲゲの鬼太郎について話合える友達が欲しい❗」との事でした。
番組はTVの捜査網を使い同じ願いの少年を探しだし見事相談者の元へ引き合わせお話はメデタシ🎵メデタシと相成る予定だったのでしょうが。そこへ水木先生御逝去の一報が。
二人の少年に辛いながらも話をし、共に💧涙を流し時を惜しんでいましたがその一部始終をTVという画像で視ていて鳥肌が立ちました。
この世界を発たれた事は辛いけれども先生、最後の最後に「やるなぁ〰先生」と。
大好きな鬼太郎を話さたくとも同い年の子とは分かち合えない、まだネットも使える歳でもなかった男の子に先生が二人の少年の背中を押した様な気がしたのでした。
有り難い温かい一場面に遭遇出来て真夜中でしたが幸せでした。
妖怪 水木先生大好きです。
外国妖怪の図鑑は舐めるように学校の図書室で読んでいました。
返信する
早智子さんへ。 (amenouzmet)
2017-11-06 01:43:07
本当に、偉大な仕事をなされた方だと思います。
ツカヘイさんも敬愛していた方でした。
「のんのんばあ」はそんな水木さんのルーツがよくわかるとても良い漫画だと思います(^^)
返信する
記事拝見致しました (73)
2017-11-07 14:24:57
昨年の9月に十和田湖においでになられたみたいですね。
私は東北の出身です。父は大湯ストーンサークルの近くが実家になります。主人の実家は伊勢堂たい遺跡の近くです。
内在神への道
という本の後ろのページにユーミンや松井秀喜さん、他の方の過去生が載っています。
たくさんの記事から伊勢さんのブログで以前読んだ記事とリンクしたり、新しい情報を得られたりとても興味深いです。
2011.3/1の記事からしばらく読んでみてください。福島には太古からの遺伝子とかD系統Y遺伝子、福島は文字通り福の島になるとも確かかかれてました。
あと2007年の12月の記事。
恐竜の絶滅 ブログ名なども。
芝丸山古墳は初めてしりましたし、田村麻呂の日本中央のことも初耳でした。
天津甕星は息栖神社でしたか?
とにかく頭がごちゃ混ぜですが、

に感謝することを最善と思い過ごしております。
ご縁があれば記事や本をご覧いただき、審神者してください、ら
返信する
73さんへ。 (amenouzmet)
2017-11-08 01:21:00
過去記事をかなり読んで頂いた様で、とても恐縮です。感謝です。
天津甕星さんの記事はまだ記していなかったと思いますが、ミカボシさんと一番関わりが深い場所は息栖神社より大甕倭文神社と思われます。
いつか記せればと思いますが、個人的にもとても印象深い出来事や、思いを刻んだ地でもあります。
ミカボシさんはとても崇高、且つ壮絶な歴史を持っている神様で、畏怖も強く、僕としては迂闊に語ったり、言葉として用いたりも出来ないくらいです。
オススメの本?は今度チェックしてみます。ありがとうございます(^^)
返信する
のんのんばあとオレ (アンネン)
2017-11-08 15:57:57
小豆はかりが気になり、図書館で借りて読んでみました。
筑摩書房の文章版だったので、内容が若干違うようで、小豆はかりやお兄さんの失恋話は載っていませんでしたが、読む程にしげる少年の魅力に引き込まれる一冊でした(^^)気になる小豆はかりの姿はネット検索でみれました(笑)
返信する
アンネンさんへ。 (amenouzmet)
2017-11-08 16:45:28
テキスト版もあるのですね。知らなかったです。
漫画はしげーさんのお父さんがとにかく印象的だったりします(^ω^)
返信する
鏡の世界 (73)
2017-11-09 19:44:20
を読ませて頂きました!
あのぉ〜、私、言葉にならないくらい嬉しいです。
神社好きの理由
あっかんべーをしたおじさん
物理を含めた説明

あのぉー、伊勢白山道ブログを初期の記事から全て読まれてみてください。
私には難しいのですが岡潔さんや宇宙のこと、リサランドール、著名人、皇室、地震、そして、記紀神話について数多くの記事があります。
森羅万象
宇宙万象
釈尊の言葉
老子の言葉
本もたくさん出てます。
菊理姫が仲裁に入ってイザナギに耳打ちした言葉なども書かれてますし、太祝詞についても書かれてます。知らないよりは知っている方が得なことばかりではないかなと考えます。
ブログ名 南方熊楠
ブログ名 織田信長
とか是非(*^^*)。
先日、念願の平泉寺白山神社にいきました。
劔神社と気比神宮、金崎宮、敦賀の晴明神社にも行ってまいりました。これもカンナガラかなーと有難いことであります。
これから
白山徒然 の記事拝見しまーす。
返信する
73さんへ。 (amenouzmet)
2017-11-09 22:17:08
はーい(^ω^)
返信する
岩木山徒然 (73)
2017-11-10 18:49:27
北枕
他の記事も拝見しました!
釈尊が北枕にしたのは体が楽になるからと先のブログ記事にありました。
岩木山にロープウェイで登り山頂を目指そうとしたら雲がかかってきてやめたことがあります。
意思があるように感じ少し怖い山だと思いました。上賀茂神社のご祭神が賀茂別雷神で父は天にいるといなくなってしまったとのこと。
先のブログでは質問も可能なので何年かぶりにアクセスしたところ、父はスサノオとお返事を頂きました。
2008年からの読者で審神者しながらの約10年、本物なのではと今は思ってます。ソクラテスの記事にもありましたが、そのブログでも自分を愚かと思っている人はそうではない、思ってない人が愚かなのだという記事もありました。
宇宙の成り立ち、物理などきっとご納得の記事があるのではないかと思ってます。
まだまだ興味深い記事があります、ゆっくり拝見いたします(*^^*)
返信する
73さんへ。 (amenouzmet)
2017-11-11 11:17:07
北枕の話は「僕は」全方角で実際に寝てみた実体験と、
地球の磁力線と自転遠心力の物理的要因で記していたと思います。
釈尊がどうなのかは?は僕は知りません。

岩木山は元は「巌鬼山」であり、鬼の山であることも書いたと思います。
巌鬼山神社も訪れていて、鬼ではないとも書いてあると思います。
ちなみに僕個人としては怖くないです。優しい、沢山の恵みをもたらす山だと思っています。
僕にとっては全国津々浦々回って、ご祈祷で上がり込んだたった5カ所の神社の内の一つです。
鬼はいわゆる鬼とは思っていなくて、それもどこかに書いてあると思います。

上賀茂神社の父母は下鴨神社にいます。が、凡人の僕には天?というのはよくわかりません。
上賀茂、下鴨を更に辿た僕の旅では、その先は奈良、葛城、そして、実は関東のトアル地に行きつきます。
この件はマダ全てを記してはいませんが、
よく読んでくれている方は既にその答えはちゃんと解っていると思います。

ソクラテスの話は有名で、誰でも知っている事だと思います。
僕は「マトリックス」という映画のモチーフに出てくるという話の中で記していたと思います。

さて、先のブログは......73さんに言われたので実近の記事だけですが、サラッと見てみましたが......
なんだか常に見る人の不安喚起とソノ煽り、その後訪れる安堵と優しさを見せる繰り返しの様に見えました。
肝心な所はなぜか?いつもボヤかされているという印象も。

悪い気はしませんでしたのでそこは誤解なくです。

ただ、毎回、地震やら戦争やら、何かと「人が怖く思う系」の予言じみたことを書いていて、外しています。
が、外れたら「皆が意識すると未来が変わる」と毎度毎度書かれている様な所は、
ちょっと災害保険屋さんみたいで、この部分を感じられていないのだとしたら......
普通の感覚ではちょっと不気味に思う方もいるのではないでしょうか。わかりませんが。

予言→恐怖→安心→予言→恐怖→安心→いつしか、信頼。

このサイクルを毎回織り交ぜているのですが、
これは典型的なマインドコントロール手法と同じ論法で......
アフェリエイトもトテモ沢山仕込まれてましたが......

ちなみに僕のこのブログは「ただの」日記です。
サブタイトルにある通りです。
自分が実際に体験したこと、勉強、見聞して回ったこと。それで初めて解った事。
毎日働いて、生活する中で、思い、悩み、苦闘し、その生活において身近な、愛する人に記し残しておきたいな、と思えたことを、
ココにストレージとして置いているだけのもになります。
なので万人に向けた高尚で頼れる霊能者さん?占い師さん?みたいな方々とは全く違いますので、
そこは、どうかお許し下さいね。何卒。すいません。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。