陽だまりのねごと

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がまんのオーバーフロー退職

2008-08-16 05:03:33 | Weblog
我慢がオーバーフローした。

『ミーティングをします。』
と聞いたとたん不吉な予感がした。
何にも言わないで頭の上を言葉が通り過ぎるのを待つのも苦痛だが
ミーティングと言うのは話合いのことだろう。
オーナーに逆らわずにお上手を言って過ごす時間はもっと苦痛。
しかも牛のよだれ式の話しか出来ないオーナーがセッティングした時間が5時。
終業30分前。
黙って聞いていても定時に帰られる公算は低い。

ケアマネ2人とオーナーといつも同じ部屋に居るのだ。
わざわざ時間を作らなくても話ならいつでも出来るだろうに
しかも事務室から応接室に席を移して行うと言う。
大嫌いな形式男。

定刻に始まったミーティングはオーナーの勝手な要求ばかりがずらずら並ぶ。
相変わらずみんなで話し合って結論を出すと言う本来の主旨からは逸れている。

 『ふたり仕事はいけない。』
 『黙って仕事をして会話の時間は別に設けなさい。』

アホではないのか?
ケアマネは生きた人を扱っている。
常に状態が変わる人への臨機応変な素早い対応が求められる。
新人に向いてなおも言う。

 『なんでも聞けば良いと言うものではない。自分で調べてこそ身に付く。』

ふたり居るのなら話をしながら考えると言う方法でどこの事務所もやっている。
資格を取ったら最初から何でもひとりで出来ると言う仕事ではない。
ぶち当たっては調べて、可能なサービスやら方法やらを利用者に提示して
そこでまた利用者と一緒に考える。
仕事をしながら自分も育つ仕事だと思ってきた。
一人で考えて独りよがりではないかと
お互いに聞いてもらって確認する事も大事だろう。

  『PCを打っている時はしゃべるな』

いつか二人でインターネットにつながっているPC画面で情報収集している時
何度もオーナーの咳ばらいが聞こえた。
ちゃんと口で言えば、ちゃんと何をしているか話せるが
もっとも何でも話して分かろうとする相手ではなかった。
この人はインターネットもPC打ち込み仕事も
区別がつかない老テクな人なんだと確信した。

なんでも自分の命令一過で動かないと腹を立てる。
またやってしまった。

  『お言葉ですが・・・』

人の意見を聞く耳をもたないから、

  『まだ話が途中だ。最後まで聞いて言いなさい。』

なにやらノートにメモって要るのを
全部一方的に言うのがミーティングと思っていたらしい。
また腹立つような命令が続いたから、口を挟んだら

  『止めなさい!』

口下手オーナーが怒りの大声で言った。
おもわず

  『辞めます!』

席を立って荷物まとめて会社を出る支度をしていたら
新人が
 
  『辞めなさいでなく、話を止めなさいですって。』

と言いに来た。
私の頭の中にはいつもいつ辞めるかしかなかった。
オーナーの口から『やめなさい』は渡りに舟だった。
前にも職員満座の席で
  『辞めたいのなら考えなさい。』
と言われていたし何度も何度も
  『居宅なくてもやってきた。』
と嫌味を言われ続けてきた。
なくても良い仕事なら過去にもあった事務所閉鎖をすればいい。
どうせ辞める気だったのだ。一旦口に出した『辞めます』はひっこめない。
荷物まとめてとっとと会社を出た。

押さえつけられて従わされたガマンの分だけ自分の行動歯止めが利かない。

家に帰って冷静になって、
翌日からのスケジュールが入っていた事に気が付いた。
いかにも無責任だ。

とりあえず残ったケアマネに連絡をとろうにも自宅の電話番号を知らない。
会社にはもうかけたくない。
パートのナースが子供の事で相談してきた時に
自宅電話番号交換をしていたのを思い出した。

事情を話して新人ケアマネに自宅へ電話するように連絡してもらおうとしたら
今までのケアマネは大抵、そうやってプッツンで辞めていったと言う。
きちんと引き継いで辞めたのは私の前任だけ。
彼女も在籍2年には満たなかった。

なぁんだ閉鎖には慣れているんだと思ったら急に気持ちが萎えた。
新人ケアマネのケイタイを知っていて教えてくれた。

取りあえずここ数日の代理を頼んで
このまま末長くそこでする気があるのなら
1か月は引き継ぎ業務に出る旨を伝えた。

もっと冷静になって考えたら
オーナーのあれは議会答弁形式なのだ。
なんでも自分の意見を言ってから市の部署の人が答弁をするあれなのだ。

『止めなさい』は息子とおんなじ。
自分が決めた話のルール無視される混乱してしまう人だったのだ。
大いなる勘違いで『辞めてしまった』自分がおかしい。

「自分のどこがいけなかったか?」
と、新人さんに私が去った後聞いたそうだ。
相変わらず相手の話をさえぎってはの一方的な話展開に1時間付き合わされたと。
どこがいけないって聞いても分かるパーツを持っていないだろうに。
1時間も聞ける彼女ならオーナーと一緒にやれるかもしれない。

彼ほど介護保険に無知で
人の話を聞いて考えることをしない人間の下で
介護保険の仕事をする気はもうない。

こうポロポロ辞めてしまう会社不適合人間のレッテルが貼られた事だろう。
この狭い田舎の業界でこの仕事はもう出来ない。
円満退社で事務所開設の予定もポシャった。当分、何にも考えない。



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2 コメント

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資格あるなら独立してみては (Hbar)
2008-08-16 11:51:36
独立すれば、大きな施設の下請けも出来るでしょうし、現在の介護者不足の時代です。ご自身の理想とする所を実現されたら如何でしょう。色々坊ちゃんにも手伝って貰える事があるかも知れません。只、人件費を食う雇用はビジネスモデルがきちんと立案され、何度も検証されてからやらないと、倒産に繋がりかねません。開業1年は雇わずにやる方ができる事は少なくても良いですよ。頑張って下さい。
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しばらく白紙 (みかん)
2008-08-16 19:14:19
儲からない職種なんです。
しっかり本だけ買ってますから
暇になったら研究してみます。
ありがとうございます。
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