陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

さみし系の短詩作家に惹かれる

2012-02-06 06:01:05 | Weblog
川柳会仲間のよっぱらい会話にはジャンルを超えて好きな句、歌、詩などが出てくる。
ほとんど指を575と数えて作り始めた私には、そういう知識素養がない。
はじめて聞くものばかりで、その時に聞いては覚える。

作句のはじめはまず観賞であるなどと話も盛り上がった頃
ネットでばったり出会って忘れがたかた短歌をたまたまケータイメモに入れていた
ちょっとこの連中に聞いて貰いたくなった。

  ぬばたままの夢だったのか
  凍える私を抱いた
  君の手の熱は


凡庸な美しい言葉の羅列かとおもいきや最後の
『君の手の熱』でなまなましい現実と、今は失った深い悲しみが読み取れる。
即座に作者名が仲間から返ってきた。 河野裕子
(間違いでした。作者は『老婆は一日にして成らず』のたそがればぁさんでした。
  まったく充てにならない酔っぱらいたそがれさん 申し訳ありません)

  
近年、乳がんで亡くなったとのこと。
そして

  たとへば君 
  ガサッと落葉すくふやうに
  私をさらつて行つてはくれぬか


彼女の句が続けて披露された。
いそいでケータイメモに入れておいた。
これが歌集の『たとへば君』題名になっている。まで出てくる。
すごい記憶力。私より数歳年上、負けている。
よっぱらいの博学に感心する。

彼は尾崎放哉が好きだという。
  
  咳をしても一人

  淋しいからだから爪がのび出す

  こんなよい月を一人で見て寝る


ここで同じ自由律俳句の山頭火との比較など出てくる。

  寝床まで月を入れ寝るとする
 
  月へひとりの戸はあけとく

  月が酒が私ひとりの秋かよ


おなじ月を見て、誰かを恋うる放哉
ひとり月を楽しめる山頭火。
放哉の方が深い等々、仲間うちでは放哉にグンパイがあがる。
まぁ~
最終的には飲んべ。

   いれものがない両手でうける(放哉)

これは何度も聞かされて私も覚えた。
これが気にいっているだけの話かも^^;
私的にはこっちか?

   淋しい寝る本がない(放哉)

川柳はユーモアや洒脱を好む句も楽しいけれど、
詩情をかきたてる句もまた詠んでみたいと密かに思ったりしているもの。
大騒ぎしている連中の心寂しさに共感などして、また宴席がここちよかった。

句を覚えていなので、ほぼ聞き役。
知識のさることながら
もう少し句や歌を味わってみたくなりAmazonで悩んで2冊購入。

届くのが待ちどうしい。

河野裕子歌集
クリエーター情報なし
砂子屋書房


尾崎放哉全句集 (ちくま文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房







昨日は13キロウォーキング。
この程度はホントに疲れなくなった。
帰りに立ちより湯によって、筋肉をほぐしておいた。

20キロコースの他協会など主催の大会紹介のパンフをもらった。
月1回例会では物足らなくなってきている。
カレンダーを見ながら予定をとりあえず書き込んでおく。
歩くと不思議とマイナス思考が消える。

ウォーキングの事はまたアップしよう。
さぁこれから~今日も出勤前ウォークしてこよう~♪
川柳の締め切りも近い。歩きながら句が浮かぶことも多い。
いざいざ~





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