孤舟 | |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
図書館で順番待ちして借りたと妹が持っていた。
まだ返却期限までに10日以上あるが、後17人待っていると言うことで
急いで読む約束で持って帰って帰った。
買ってまで読む気はしないけれど、あれば読みたい話題作。
だいたい予測はつくストーリーだろうと思ったら果たしてそうだった。
世間一般よりちょっとリッチな定年後のおじさまが主人公。
おきまりの若い娘にときめくが、どことなし昔ほどのパワーがない。
この小説は、専業主婦である妻が、24時間365日家に居て世話を強いる夫にうんざりし
夫の方はどうしてこう働かなくなったら疎まれ馬鹿にされるのかと憤懣やるかたない構図であるが、
私の周りにはずっと働いてきて、ここしか知らない、生きられそうもない女性も結構いる。
辞めてから後の自分が想像できないらしい。
あるサークルでのこと。
定年退職後も役職にあった時の癖が抜けない男性陣にうんざりして辞めたという女性を知っている。
さもありなん。
結構、指南が好き、指導的立場好きが昔のお偉いさん経験者に多い。
肩書きに会社だから頭を下げるし、ご意見に頷く。
お辞めになったら関係ないでしょ?
あなた自身を崇めた奉っていたワケではないもの。
介護保険の利用者さんにもこの手の方がないこともない。
自分は人よりも特別扱いされて当たり前というタイプ。
物語はめでたし、めでたし、
新しい自分で生きようと言う決意であっさり終わっているけれど、どうかな?
人間、なかなか変われない。
妹は定年後の手持無沙汰と世話のかかりようにわが夫を重ねて読んだっぽい。
ウチは定年待たずに天国へ旅立ったので、もし生きていたら?
私は今みたいにフルタイムで働いてはいなかっただろうし、どうだったのかな?
相変わらず、サクサク読めたけど、ありきたり?
さほど心に残らない?
さぁ~約束どおり
明日の出勤前に図書館の返却ポストに反しておこうっと~
にほんブログ村
来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=