 | いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)松谷 みよ子童心社このアイテムの詳細を見る |
いない ないい ばぁ
にゃあにゃが ほらほら
いない いない ・・・
ばぁ
これほど慈愛に満ちてシンプルな絵本はないような気がする。
初版発行昭和42年。
我が家にあるのが昭和49年の３０版。
息子誕生の６年前。
保育園の１，２歳児クラス担当の時に買ったものだろうと思う。
『絵本』という講義を受けたような？
階段教室で初めて見せてもらって、強烈な印象を受けた。
童話作家松谷みよ子さんの単純に見えてあきさせない言葉の運び。
瀬川康男さんのえのめくると出てくる「ばぁ」の愛らしいこと。
今日、初孫が生まれた友達に会う。
手土産にこの絵本しか頭に浮かばなくて本屋へ向かった。
いつもは立ち寄らない絵本コーナー。
あるある昔懐かしい息子、娘が好きだった絵本たちが新刊に混じって並んでいる。
バーバーパパ ノンタン ぐりとぐら etc
思わず嬉しくなって立ち読み。
しかし「いないいないばぁ」が見つからない。
店員さんに聞こうかと思ってふと横みると「あかちゃん絵本コーナー」。
ブルーナーのうさこちゃんシリーズ いやだいやだ しろくまちゃんのほっとけーき…
目指すいないいないばぁが見つかった時、思わずにんまりしてしまった。
３０年では効かない４０年も前に作られた絵本が堂々と本屋さんに並んでいる。
最後に登場するのんちゃんのヘヤーカットがたらちゃんカットであるあたりに時代を感じるけど、
ずっと愛されてまだここに売られている絵本だと思うとうれしくてしかたがない。
久々の晴れ。
大きな物の洗濯を済ませて、絵本を忘れず持って出かけよう。
ここ数年
同世代の友だちはどんどんおばぁちゃんになってゆく。
家族が増えるって、うれしいこととわずらわしいこととどっちが多いんだろ？
あかちゃんだけは文句なしにうれしいだろうけど
だって、新しい赤ちゃんの物を買うだけでこんなに嬉しい。