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ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

かかとは浮かさない?

2006-01-26 22:31:32 | ナンバ・古武術・動き
今月号の卓球雑誌『卓球王国』に、甲野先生が鳥取で卓球指導された時の記者取材記が掲載されている。

甲野先生の武術の動きで基本となっている「ひねらない・うねらない・タメない」を紹介し、引き続き具体的な動き方を説明。
その中に「踵は浮かさない」とあるのを読み、ん??

(記者の文章引用)
卓球に限らず多くのスポーツで、踵を上げ、前傾姿勢で構えることは常識になっている。
しかし甲野氏は、踵は浮かしてはいけないと提唱する。その理由は「遊び」が生まれるからだ。
遊びがあると、動きは遅くなる。動き始めてから、各部の遊びがとれてつながるまでに時間がかかるからである。
……踵を地につけることで遊びをなくすというのが氏の考えである。
だが勘違いしてはいけないのが、踵に体重を乗せるわけではないということ。体重は足指のつけ根付近に乗せ、その状態で踵を地につけておくのである。
この遊びをつくらないとは、つまり体全体の筋肉の適度な緊張を意味している。よく「リラックス」や「脱力」という言葉を耳にするが、力を抜きすぎると遊びが生まれるのでよくない。適度な緊張が重要だ。
遊びをなくすことのメリットは他にもある。脱力した状態で運動した場合、関節に局所的に負担がかかるので、故障の原因になりやすい。遊びがとれ、筋肉が緊張していると、体全体に負荷がかかるので故障しにくくなるという。


うーん……よくわからない。とくに、かかとを浮かすとアソビが生じるというのが、どうもわからない。
ここ半年近く、日常動作のかなりの部分を「つま先」だけでやってきただけに、どう考えたらいいのか。
「縮めるストレッチ」ショックに続いて、正直なところ、いささか途方に暮れている心境のオヤジである。


朝11km (つま先4km) 1:02・36、心拍156。
夜プール。中級水泳教室の第2回、けのびから呼吸まで。
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ふわっと着地

2006-01-21 20:49:07 | ナンバ・古武術・動き
午後、新宿・朝日カルチャーセンターで3時間の「ナンバ集中講座」に参加。
25名ほどの参加者で、先日の水泳教室同様、圧倒的に中高年・女性が多い。
「ナンバの講習を受けるのは全く初めての方は?」にほとんどの方が挙手。

前半は主として矢野先生が、例によって独特の導入語りから骨体操12種の練習とポイント解説。
後半は長谷川先生による体幹部を器用に動かす練習、その発展としてナンバ歩きまでを。
最後の30分は、各人の希望で「スポーツ組」と「日常生活組」に分かれて、それぞれに質疑応答で。ワシは長谷川先生担当のスポーツ組へ。

クロスカントリーの長距離スキーを長年やってこられたベテラン女性が、右ひざの故障について、その原因と対策を質問。

長谷川先生「フォームを見せてください」
スキー女性「これが平地のとき……これが坂道上ぼりのときですけど」

(坂道のフォームを見てすぐに) 「そこですね。もう1度やってみてください」
(自分でも思い当たる感じで) 「右と左で、だいぶ違いますね」

ワシの目にも左右の着地のしかたが異なっているのはわかった。(どう違うのかは説明できないが)
その女性は右ひざの故障に悩んでいる。ご本人は、右のほうがしっかり着地できていた、と思っていたそうだが。

「それは、右のほうがガツーンと接地していたからですよ。左はふわっと、やわらかく着地してるんです。そのアンバランスが故障につながってるんですよ」

ということで、ガツーン接地を改善する方法の説明に入る。
「今、右足の甲と足首、右ひざ、右腰にバネをつけました。これで、ゆっくり走ってみてください」

もちろん、実際にバネをつけたわけではない。が、今度は両側ともふんわり、ふわっと着地ができている。うーむ、なるほど。ワシもマネして試してみる。

そうか、「ふわっと着地」か。
で、新宿駅まで、ふわっと着地のナンバ歩きで帰路についたオヤジであった。


午前、小3息子と日本棋院へ。いつもの皇居走は雪でとりやめ、ナンバ体操など。
あすの千葉マリンマラソン(ハーフにエントリー) の路面が懸念される……。
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ストレッチは伸ばさない?

2006-01-05 19:00:47 | ナンバ・古武術・動き
日経新聞夕刊の、ワシが愛読しているコラム「からだのお話」。
きのうの同欄に「ストレッチは伸ばさない  反対側の筋肉 緩める意識を」という見出しで、興味深い記事が出ていた。


「そもそもストレッチ(伸ばす) という言葉がおかしい」と、カイロ・ドクターの加瀬建造氏は言う。
筋肉本来の役割は、伸びることではなく、縮むこと。体を動かすのも、筋肉を伸ばすのではなく、収縮させることで可能になる。
ストレッチでは筋肉を伸ばそうと一生懸命になるが、筋肉はゴムチューブとは違うから、やりすぎると故障にもつながってしまう。
筋肉をゆっくりと縮める意識を持つことで、反対側の筋肉を無理なくゆるめることができる。けっして伸ばすのではない。
「大切なのは筋肉が自由自在に収縮できる状態を作ることです」と加瀬氏。


ということで、ムリに伸ばそうと頑張るのはやめて、反対側の筋肉を縮めるほうに意識をおいて、伸びる側の筋肉をゆるませるところにポイントがあるようだ。ワシも、つい頑張って目いっぱい伸ばしたがるほうなので、意識を改めて留意することにしよう。


朝10km(つま先4km) 1:06・29,心拍138。
 
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息子の剣道に学ぶ

2005-12-15 19:00:20 | ナンバ・古武術・動き
先日紹介させていただいた小林信也氏の『古伝空手の発想』の中に、「頭脳による動き」と「身体脳による動き」の違いを体感できるいくつかの実践メソッドが出ている。

早速、ウチの中3息子(剣道二段)と組んで試してみた。
アタマで意識した時の動きと、そうでない時の(自然な・本能的な)動きの違いに、お互いに「狐につままれたよう」な不可解なオドロキ。

ただ、息子は小学1年生から9年間、剣道を続けてきただけにピンとくるものがあったようだ。

「スキがあったと思ってから打ち込んだら、間に合わないんだよね、遅くて。勝手に動いたみたいな時は全然力んでなくて、ピタッと入るんだよ」

「ふむふむ、見て動くのは頭脳命令だから遅いわけだな。身体脳だと、力を入れなくても力が湧いて速いってことか」

「先生との稽古だと、こっちは全速で行ってるつもりなのに軽くかわされちゃって、逆にかるーくポンと入れられちゃう。速いつもりなのに遅くて、ゆっくりなのに速いんだ」

「なるほど、なるほど」

「たぶん先生からは、オレらの動きがスローモーションみたいに丸見えなんだと思う。チビちゃんたちの相手をするとオレらにも見え見えだから、きっともっと丸見えで簡単なんだろな」

「遅い動きを速い動きで制すればいいんだから、ラクラクなわけか」

「それで、元気なうちはどうしても力んで、力で打とうとしちゃうんだけど、面打ち3分・切り返し3分・掛かり稽古3分続けてやると疲れちゃって、力を入れたくても力が入んなくなる。その状態で打つと、スパーンと決まる。力は全然使わないで、重力で落とすだけ、みたいな感じで」

「ほほう、そういうもんか。さすがに9年やってる人の言うことは説得力あるなあ」

ということで、息子の教えを受けながら、『古伝空手の発想』を再読中のオヤジであった。


朝13km(つま先5km) 1:24・46、心拍146。

夜、胴体力トレーニング全3回の最終回受講予定だったが、やはり体幹部を強烈にねじる動きに対し心身ともに抵抗・懸念あり不参加。
ステップ運動60分、心拍87。
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ナンバビクス3回目

2005-12-01 23:30:19 | ナンバ・古武術・動き
ナンバ講座(新宿・朝日CC)から帰ってきたところ。

このところ、日経新聞や女性誌にナンバが続けて特集されたこともあり、
30名近い参加者で盛況。初めて参加の女性が多かった。

矢野先生の冒頭総論(体の声を聞く)に続いて、長谷川先生によるナンバ式骨体操12種の基本解説と試行、練習。(気持ちのよいほうへ動く、気持ちのよくない動きをムリにしたりしない)

その後、ナンバビクス洋風と和風それぞれのコーチの指導でマネして動き練習。
風呂上りのように体がほかほか心地よい。

終了後、長谷川先生に挨拶に行ったところ、マラソンの成果はあったか訊かれたので、「意外とあっさり30分縮まって3時間半まで来ました」と報告。

「走った後、とくに何か気になる部位がありましたか?」
「んー、股関節まわりがなんだか筋肉痛みたいな感じがしました」
「事前に股関節に関する本とか読んだんじゃないの?]
「はい、何冊も読んで、走ってる間ずっと意識してました」
「それはよくないね。あんまり1カ所に集中させてしまうとバランスが崩れる。
あくまでも全身で走るんだってことを押さえておかないと」

なるほど。股関節の筋肉痛は、ちゃんとしっかりそこが使えている証拠と思い、
良いことのように考えていたが、ナンバの身体操法から見るとバランス失調なのかと納得。

近い将来、「ナンバ走り」集中講座のような、ランニングとナンバに特化した
指導セミナーをぜひ実施いただきたいとお願い申し上げて辞去したオヤジであった。

そういえば、先週の大田原マラソン(フル)の記録証が、きょう届いた。

 正式タイムは、3:28・27。(369位/668人)

10km毎ラップ 50・04-51・54ー46・21ー48・57-11・11
         (前半1:47・13 後半1:41・14)

通過順位を見ると、10km地点で647位、20km656位と、ほとんどビリに近い
 (全然自覚しとらんかったが)。中間点で少し上げ636位。
 30km500位、40km387位、ゴール369位と、20km以降で300人近く抜いたらしい。

タイムを狙うなら、ある程度前半飛ばして後半粘る展開のほうが記録は出やすいが、レースとしては後半上げていくほうが面白いし充実感もある。
今後のレースでまた、いろいろ試してみることにしよう。


朝13km(つま先4km) 1:22・41、心拍155。
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『スポーツ選手なら知っておきたい「からだ」のこと』

2005-11-18 21:59:48 | ナンバ・古武術・動き
もっと早く読んでおきたかったと痛感した、非常に有益な本。
(小田伸午著 大修館書店刊)

ようやく1回通読したばかりだが、マーカーと付箋だらけで、
あちこち持ち歩いたのでもうヨレヨレになってしまった。

著者は1954年生まれ、京大教授。ナンバの動きを独自にとらえた
「常足」(なみあし)の提唱者のお一人。詳細はHP「常足秘宝館」
 ⇒ http://www.namiashi.com/hihoukan/

第1章の「骨格と筋肉と関節」で、いかに自分が自分の身体のことを
わかっていなかったか、知ってるつもりで誤解していたかを思い知らされた。
なんせ、いちばん身近な(?)腹筋がどんなふうについているのか、
股関節ってどこにあるのか、恥ずかしながら全然わかってなかったのだ。
白図に自分で回答を書き込む設問付きなので、自分の無知ぶりがいやでも
明白になってしまう。

とくに、股関節というと前側の股の部分を意識していたのが、実は
「お尻のえくぼ」の奥にあるのだと教えられ、意識する部分を思い違い
していたと気づかされたのはかなりショック……。

そうした思い違いを指摘したうえで、本書では、重力をいかに有効利用
するか、脳と神経、軸感覚について具体的に展開し、より効果的な動きを
追究し、ナンバ(常足)の動きを明らかにしていく。

著者によれば、「なんばとは、空中に浮いた足が前に出るときに同じ側の
手も同時に前に出る歩き方といわれますが、これも誤解です。
研究を進めるうちに、体重がかかっている足と同じ側の手がいっしょに前に
出る動きが、なんばであることがわかってきました」と。

ヒザを抜くことの重要性 / 意識をはずす / 力を抜くと速くなる /
などなど重要な気づきを本書から与えられたが、なかでもポイントは、
「押す」動作およびアウトエッジ感覚が最重要であること。
そのトレーニングとして「四股踏み」がきわめて有益であること。

今までも、ちょっと気恥ずかしい気持ちで続けてきたシコを、より正しい
やり方でしっかりやっていこうと思う。

今後とも、トレーニングの「座右の書」としてお世話になりそうな名著。


なお、「体育やスポーツは、理科や他の教科とからだを通じてつながっています。
体躯やスポーツの実践を通じて、机の上で習った学問の知識を、生きていく知恵
に変えていくことができます」
という著者の信念あふれる言葉は、小学校以来「体育1」でかけっこビリ、心底から体育嫌いだったワシにとっては、もっと早く出会いたかった名言である。


朝、ステップ運動20分、心拍105。
夜の東京体育館練習会は、フルマラソン前の調整日程のため休む。
 久しぶりでボウリング、3G360(Ave120)。

あ、そうだ。元ウォーカーさん、ウィットに富む励ましありがとうございます。
潜在意識のキーボードにRUNと入力すると、おぼろげに哲学が変換されそうです。「仙台」の鮮明な大活字に比べると、まだ小さく薄いので読みづらいのですが。 (当事者同士だけに通じる話で、まことにすまん)
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たけだ式 「移胴ビクス」!

2005-11-09 20:30:47 | ナンバ・古武術・動き
きのうは、オヤジのダイエット話だったので、きょうは
「年齢別 日本一美しいウェストライン」(本人談) を誇る、
当ブログ準常任コメンテイター・たけださんのダイエット法。

たけださんは、わが妻の中高校(女子校)の後輩にあたり、ウチの中3息子より1つ上の娘さんがいる40代女性だが、ミニスカはもちろん、へそ出しルックもバッチリ決まるナイス・バディーの持ち主。その秘密をこっそり聞くと……。

鏡の前で、好みの音楽を聴きながらの独自のエアロビクス。
その様子は、かのタイ国の民族舞踊で、上半身(だけ)が水平移動する独特の動きによく似ている。
名づけて「移胴ビクス」。

腰やお尻を振るのでなく、胴体全体をごっそり横に水平移動させるのがポイント。
脚は肩幅よりも若干広めに、力を抜いて自然に立つ。
膝の力も抜くので、わずかに曲がる感じ。

彼女は空手もかなりやっとるのだが、武術で言うところの「股関節で地面をとらえる」状態の下半身のかまえ。
このリラックスした土台の上に、ポンと上半身が乗る。

そんで、上半分だけを両横にリズミカルに水平移動。肩も力を抜く。
始めは、けっこうむずかしい。
重心は丹田(へその下)に置き、動かそうと意識するのは胸郭だけにして動いてみると、感じがつかめてくる。

これを1曲、約3分も続けると全身がホカホカしてくる。動かしているのは上半分だけで、力もいれてないのに、かなりの全身運動になっているのだ。腹筋も効いている。

そういえば、この動き、どこかで最近見たと思ったら、ナンバ講座で矢野先生が、
「小学生には、この動きを見せるとウケる」と実演して見せた身体操法のひとつ。
「へー、このおじさん、けっこうスゴイ」と注目をひきつけるのに有効なんだそう。

たけだ式「移胴ビクス」は、全身を器用にコントロールしてバランスをとるナンバの動き方に、相通ずるものがあったのだ。
いや~、実にいろんな方向からナンバへの道がつながってるもんだ。


朝16km(つま先5km)1:44・00、心拍158。
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『オヤジ達に贈る サムライ・ダイエット』

2005-11-08 20:00:52 | ナンバ・古武術・動き
1年以上前に出た旧刊本だが、たまたま書店で目について読んでみた。
(吉岡正行著、文芸社刊)

意外なほど、おもしろい本だったのだ。
著者が独自に開発した、カネとヒマをかけないダイエット法が、
「ナンバ」の動きを知らず知らず身につけることになったというのだから。

著者は1963年、大阪生まれで商社営業課長のサラリーマン。ジム通いやサプリメントなどに頼らないダイエットの方法を偶然のきっかけから「発見」。2001年11月から実践を続け、体重84kg⇒65kg、ウェスト91cm⇒76cmで筋肉質の引き締まった体型を手に入れる。
(かなりのナルシストらしく、著者自身のセミヌード写真も掲載されている。たしかに、なかなかのものだが、ワシもそう負けとらんな、なんちゃって)

そのダイエットのハシラは食事と運動。まさにダイエットの王道ながら、内容が
いささか異色。食事のほうは、とにかくカネをかけない和食風。運動は通勤途中のつま先歩き。これだけを続けて1~2週間で成果を出し、現在まで至る。

食の内容は本を見てもらうことにして、つま先歩きについて。たまたまカカトが痛くて、やむなくつま先で1週間歩いたら、階段の1段飛ばしがラクラクできて、アレッと驚き、続けてみたら腰回りが急速にスッキリ。これで効果を確信したと。

つま先(トウ)でのウォーキング、ということで著者は「トウキング」と呼んでいる。つま先で歩くことで、1歩に9種類(腹筋・背筋・スクワット・ヒップアップ・カーフレイズなど)ものエクササイズ効果があるという。
 
 「いやおうなしに一日の中でもっとも多く行なう動作=歩行に、
エクササイズを組み込んでしまう。
  東京の平均的なサラリーマンは毎日4000~5000歩を歩いているといわれる。
  トウキングによって、9種類のエクササイズ効果に毎日5000回接するなら、
  結果が出ないはずがない。どんなに真面目に腹筋運動を毎日50回やっても
  比べ物にならない。余分な時間・費用・気合も不要」

というわけだ。

吉岡氏のトウキングは段階を経て、より高度なものになっていくのだが、ある日、
ベストセラーになっていた『ナンバ走り』(光文社新書)を読んで驚いた。

 「私のトウキングによる動きとの共通点が多く見つけられた。
  まず、膝抜き。……次に、すり足。……さらに、井桁崩しも完成されていた。
  胴体を平行四辺形に崩して、幅を狭くする動きだ。
駅の階段で周りの人の2倍のスピードの私は、
ひとごみの隙間をぶつからずに抜けるようになっていた」

こうしてトウキングでナンバの動きを知らないうちに身につけていた。
もともとナンバは、明治以前の人々が日常の中で自然にしていた動きなのだから、吉岡氏の習得方法もまたごく当然で普遍的なのかも。

ワシも、『クリール』誌編集長のブログで知った「つま先ジョグ」を続けて3カ月余りがすぎたが、去年の時点では鈍足オヤジには不可能と思えた「高島平20km」
制限時間90分を今回クリアできたのも、あるいはその効果か。編集長に感謝。
(つま先ジョギングだから、トウギング? なんだかキングギドラみたいだな)


朝11km(つま先4km) 1:13・42、心拍170。
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講座『古武術をスポーツに生かす』

2005-10-30 21:00:10 | ナンバ・古武術・動き
いやあ、おもしろかった!
不思議、フシギの連続で、「え~っ、なんで?」とずっと叫んでしまった。
なま身の体を使った「人体マジック」のようだった。
帰宅してすぐ息子たち相手に再現したら、一同ビックリ。
妻も「え~っ、なんで?]と叫んでいた。

たとえば。2人対面で座り、手を自然に太ももの上に置く。
この手を持ち上げようとするのを、相方は上から押さえて妨げる。
普通にやると力比べの筋肉勝負になり、なかなか上がらない。
ところが、今度は、持ち上げようとは思わずに、
指先が熱いヤカンにさわっちゃった、アチー!とイメージして
指を耳に持っていく。
あら、ふしぎ。押さえようとする相手の手をいとも簡単に振り払って
上げられちゃう。
え~、なんで?

午後、朝日カルチャーセンター・湘南(藤沢)での講座に参加。
つくば身体操法研究会代表・高橋佳三氏による2時間の実技・指導。
20名ほどの受講生は、それぞれサッカー、バスケット、野球、陸上
(短距離・長距離)など目当ての種目があり、ワシもハーフマラソンの
タイム短縮(1時間半切り)へのヒントがほしくて。

期待以上の成果あり。「ナンバ式骨体操」で多少感覚的につかめた気
がしていた、骨格を動かす、ということが数段実感として深まった。
意識のしかた、体の動かし方(筋肉に頼らない)を変えるだけで、
劇的な変化が起きる。それを、目のあたりに見て、自分でやってみて、
2人組で試してみて、こういうことがあるのかと驚くばかり。

講座に向かう電車中で読み進めた甲野先生の『古(いにしえ)の武術に学ぶ』
のサブタイトル <身体は工夫次第で生まれ変わる> の言葉が、生々しい現実
として具体化してくる。(超初心者のレベルなりに)

まだいささか、興奮状態が続いているオヤジである。


午前、月例川崎マラソン。3kmはジョグ。5kmで20・19の自己新。
(初めて21分を切った!)

ラスト種目の10kmは、月例の友・Uさんと楽しくおしゃべりジョグ。
8月の北海道マラソンでの完走はお見事。珍しく、吐きそうなほど
苦しかったそう。それでも、しっかりゴールする根性は見上げたもの。
いまだフルは4時間やっとのオヤジとしては見習わねばならぬ。

高島平と岡山の連チャンレースの話をすると「へ~、スゴイじゃん」
と感心してくれる。Uさん、ありがとね。
「でも、ハーフでそーゆうタイムのヒトがなんで、フル4時間なの?」

そ、それは聞かねえでくだせえ、お代官さま。
きっとナンバを深めて、生まれ変わった身体で新たな地平に立ってみせますから。
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講座「スポーツの身体を科学する」

2005-10-29 17:30:55 | ナンバ・古武術・動き
今月号の『ランナーズ』の記事でも紹介されている「股関節ドリル」
の深代千之先生(東大大学院情報学環助教授)による90分講座。

身体運動のメカニズムを科学の目で検証、ナンバ走りにも触れる
とのことなので関心を持ち参加した。(新宿・朝日カルセン)

参加8名で、こぢんまりとゼミのような雰囲気。
深代先生が用意してこられた全26問の「スポーツ科学クイズ」に
解答用紙でYes,Noの2択で答えていく。

江戸時代の人々は、手足を同側同時に出して歩いていた。⇒Yes No

といった問題が、陸上・野球・動物との比較など26問。

ワシは21問正解で、トップ! イェイ、うれしいな。

不正解だった5問とは……

●マイケル・ジョーダンはシュート時の滞空時間が長く、
 「2秒空中に浮いている」といわれたが、実際に2秒浮いていられた?

●100m競走でヒトは約100年かかって1秒タイムを縮めたが、
 このように運動能力を向上できるのは人間だけ?

●基本運動6種(走・跳・泳・投・打・蹴)のうち、ヒトが動物にまさるのは「投」だけ?

●ボールの遠投と、テニスのサーブは同じ動作か?

●長距離走練習すると、筋繊維中の遅筋(赤)が発達して太くなる?

とくに、このラストの赤筋問題は絶対Yesと思ったのだが、意外にもNo。
赤筋が太くなるのではなく、速筋(白)が細くなって、相対的に赤筋の比率が増すのだそう。はあ、なるほど。

自分にとってはハードなレースが2本続き、いささかくたびれていたので、良い癒しとなった。
ミーハーついでに、ご著書『運動会で1番になる方法』にサインと握手もしていただき、意気揚々と会場を後にしたオヤジであった。


けさの東京の日の出は6時ちょうど。
また、真っ暗な中を走る季節がやってきたが、けさは走休。

昼、講座の後、近くの新宿中央公園で1時間ほどゆっくりジョグ。
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