いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

ボウタイもビスポークで

2011-09-18 04:53:23 | タイ
夏の終わりにボウタイが出来上がりました。
そう、晩夏に相応しい
クラシックマドラスのボウタイ。

素材はコットン&リネン
このさらっとした感じが
何とも気持ちいい。

ビスポークということは
当然ネックサイズに合わせて作ってあるので
サイズ調整のアジャスターはありません。

にも拘らず
完璧な柄合わせ、、、



これは効率を優先した
既製品ではあり得ない裁断。
結んでしまえばわからないことなのに
こういったところにも
ビスポークならではの愛情を感じます。

銀座のパーソナルテーラーは
更なる変貌と深化を続けていて
おおよそ、作れない物はないのではないか?
という世界に突入しています。

靴、スーツ、ドレスシャツ
ブレイシーズ
帽子、タイ、ロングホーズ
鞄から、小銭入れまで、、、

ヴィンテージなスペシャルな素材
そして、今では入手困難な革類
挙げ句は、シルクは小石丸から
織っていくという、、、

これはこれで、そういった環境があることは
とても幸福なことだと思います。
恐らくそんなパーソナルテーラーは
経済至上主義の現代には存在しないはず。

反面、全てをビスポークで
済ませようとすると
これまた、経済的にも
STYLEを構築する上でも
相応の覚悟が必要になってきます。

ここは、既製品というプロダクトとの
組み合わせを
どう折り合いをつけるかかが
重要になってきます。

(既製品は不要との
 総帥からの声が聞こえる、、、幻聴?)

恐らくそれはセンスというもの、、、

そう、まだまだ修行は続きます

しかしそれは人生を愉しみながらです。